米Googleが8月13日(現地時間)に開催した「Made by Google」は、本来はハードウェア発表イベントだが、生成AIへの言及が多く、あたかもハードウェアはGoogle AIを搭載するためのものという印象だった。
オンラインメモサービス「Evernote」を手掛ける米Evernoteは7月8日(現地時間)、事業のほとんどを親会社であるスペインBending Spoonsの本拠地である欧州に移管するに当たり、米国とチリのほぼすべての従業員(具体的な人数は不明)を解雇したと発表した。 Bending Spoonsは昨年11月にEvernote買収を発表し、今年1月に取引を完了した。 発表当時、アプリ企業であるBending Spoonsのルカ・フェラーリCEOは、自社の独自技術をEvernoteに適用することで有用性を高め、リーチを強化すると語った。 大量解雇についてはEvernoteによる発表の前日、米メディアSFGateがフェラーリ氏の声明に基づいて報じた。フェラーリ氏は声明で、「Evernoteに対するわれわれの計画はこれまでと同様に野心的だ。今後は、ヨーロッパを拠点とする成長を続ける専任チームが
コロナ禍で一気に進んだデジタル化。そんな昨今でも特に請求書など、送ったデータを「紙でほしい」なんて言われることもあるかもしれない。わざわざ印刷して、封筒と切手を買って、ポストに投函して……と考えると、コスト以上に面倒臭すぎる。プリンタが家にない人にとっては、コンビニに駆け込んでプリントアウトするしかない(封筒と切手も買えるから一石三鳥かもしれないが……)。 そんな悩みを解決するサービスが最近Twitterで話題になった。日本郵便が提供している「Webレター」だ。簡単に説明すると、文面/宛名印刷、封筒詰め、切手貼り、発送を白黒なら1通99円からやってくれるというもの。ページ追加にも対応しており、1ページ当たり5円(最大8ページまで)。コンビニのネットプリントよりも安い。カラーは146円(同52円)。支払いはクレジットカードと料金後納に対応する。 初めにユーザー登録が必要だが、あとはWebレタ
スマートニュースのグローバルなプロダクト開発を支える「プロダクトマネージャーの役割」とは:アプリダウンロード数は日米で5000万超 アプリのダウンロード数は日米合算で5000万以上。月間のアクティブユーザーも日米で2000万人以上を誇るなど、日本だけでなく米国でも急成長を遂げているのが、スマートニュース(東京都渋谷区)が運営するニュースアプリ「SmartNews」だ。 「世界中の良質な情報を必要な人に送り届ける」ことをミッションに掲げる「SmartNews」は日本発のプロダクトで、当初から世界をターゲットにしてスタート。「One Product, One Team」を掲げ、日米中の6拠点のオフィスが協働して同一のプロダクトを開発。世界に展開している。 急成長するとともに組織が急拡大する中で、開発体制をリードしているのが、2018年9月から導入したプロダクトマネージャーを中心としたチームの存
米Alphabet傘下の英DeepMindが、遺伝子配列情報からタンパク質の立体構造を解析するAI「AlphaFold v2.0」(以下、AlphaFold2)をGitHub上で無償公開し、ネット上で注目を集めている。Twitterを利用する生物系の研究者からは「革命的な成果だ」「これからの研究の前提が変わっていく」など、AlphaFold2の予測精度に対して驚きの声が相次いだ。 なぜAlphaFold2はこれほどの驚きや賞賛をもって迎えられているのか。タンパク質構造解析の難しさをひも解く。 未知の部分が多いタンパク質の構造 タンパク質は数十種類のアミノ酸からできており、配列によってさまざまな性質に変化する。例えば筋肉、消化酵素、髪の毛はそれぞれ役割が異なるが、いずれもタンパク質で作られている。タンパク質の構造が分かれば、生体内の化学反応の理解が進む。アルツハイマー型認知症やパーキンソン病
50代文系副社長、AI学んで1000時間 1人で作ったアプリが大手食品メーカー採用に至るまでの軌跡(1/3 ページ) 「もしかしたら、経営よりも研究やエンジニアの方が天職に近いのかもしれない」──そうはにかむのは、商品パッケージのリサーチとデザインを手掛けるプラグ(東京都千代田区)の坂元英樹副社長だ。50代の文系出身。もともとは市場調査会社の社長だったが、デザイン会社と合併して今に至る。 プラグは現在、パッケージのデザインを評価するAIサービス「パッケージデザインAI」を展開している。すでにカルビーやネスレ日本など、大手食品メーカーがパッケージデザインAIを活用した商品を販売中だ。 このAIサービスは、東京大学との共同研究ではあるもの、実は坂元さんが1人でプログラミングからAIの実装までこなしたという。 始める前は「Pythonも知らない状態だった」という坂元さん。そこからどうやってAIサ
米Appleは8月7日、YouTubeで「Apple ASMR」と題した4本の動画を公開した。ASMRはAutonomous Sensory Meridian Responseの略語。いずれもiPhoneで撮影、録音した作品でiPhoneのカメラ性能を訴求する「Shot on iPhone」キャンペーンの一環。 「ささやく」「けずる」「ふみしめる」「たたく」の4つのテーマで作られており、いずれも「ヘッドフォン推奨」だ。 「Apple ASMR ― Whispers from Ghost Forest ― Shot on iPhone」は映画監督のアンソン・フォーゲルさんによる作品。米オレゴンのゴーストフォレストをiPhone XSとiPhone XS Maxで撮影、録音している。女性のささやきによる解説付き。
米GoogleとWordPress.comを運営する米Automatticは1月14日(現地時間)、中小ニュースメディア向けオンライン出版プラットフォーム「Newspack」を発表した。立ち上げへの参加申し込みを2月からWordPressのWebページで受け付け、β版の提供を7月末に世界で開始する計画だ。 Newspackは、ジャーナリストがコンテンツ制作に専念できるよう、必要な技術的ツールを提供するプラットフォーム。WebサイトのデザインやCMSや商取引システムの設定などを簡単に行え、WordPressのプラグインを利用できる。2020年1月末までを予定している開発期間中は無料だが、正式版は月額1000~2000ドルになる見込みだ。 Googleはこのプロジェクトに120万ドル出資する他、Newspackの機能についてアドバイスし、Googleの各種サービスとの統合を技術的にサポートして
遊舎工房の実店舗は、末広町駅から歩いて5分程度の場所にある。向かいには電子パーツショップのaitendoがあり、自作キーボードなど電子工作好きにとってはおなじみ(?)の場所だ。 開店は同日の午前10時からで、記者が午前9時40分ごろに店舗前に向かった時点では前に6人の開店待機列ができていた。 開店すると、記者を含めて15~20人が店頭に詰めかけ、思い思いのパーツやキットを購入。記者はその後午後3時半まで店舗(工作スペース)に滞在していたが、客足は途切れることなく、混雑が続く状況だった。 同社代表取締役の倉内誠氏は、「開店日とはいえ、予想以上の反響だ」とうれしい悲鳴を上げる。 「これまで通販で販売していた感触や、『天キー』(自作キーボード好きが集まったイベント)での感触とも異なる。購入を検討するキーキャップやキースイッチを実際に見たり触ったりして吟味できることが店舗の強み。ここに潜在的な需要
米Amazon.comは11月26日(現地時間)、社内エンジニア向けに提供している機械学習講座を、AWSトレーニング経由で無償で一般公開すると発表した。 コースには開発者向け、データサイエンティスト向け、データプラットフォームエンジニア向け、ビジネスプロフェッショナル向けがあり、各コースに入門編と上級編がある。全部で30件以上、合計で45時間以上のコースで、「Amazon Polly」や「Amazon Recognition」などを含む、機械学習全般を学べる。 関連記事 Apple、女性起業家養成キャンプへの参加者募集開始 Appleが、アプリ開発で起業を目指す女性のための養成キャンプ「Apple Entrepreneur Camp」を立ち上げた。本社キャンパスのテクノロジーラボで2週間、エンジニアや幹部の指導を受けられる。 Alexaスキルで使える音声増やす「Amazon Polly」
「TikTok」を支える技術 TikTokは、中国Bytedanceが150カ国以上で提供している。同社は、欧米で人気だった動画アプリ「musical.ly」を2017年11月に買収し、その存在感をさらに高めている。 TikTokの特徴は「リップシンク」と呼ばれる口パク動画。音楽に合わせて口パクする様子を自撮りして15秒ほどのショートムービーを作成、投稿する。自撮りさえ恥ずかしいという人には衝撃的かもしれないが、これまで若者の間で人気を集めてきたVine、MixChannel、Snapchatでも同じような使い方が見られた。 日本では17年夏にローンチ。同年11月にはiOS無料アプリランキングで1位を獲得している(関連リンク)。今年8月に発表されたMMD研究所の調査では、TikTokの認知度は全体で38.2%だった(18歳~69歳の男女1738人が対象)が、年代別に見ると、10代の認知度は
旅館業界では“あり得ない”週休3日 それでも「陣屋」の売り上げが伸び続けるワケ:【特集】Transborder ~デジタル変革の旗手たち~(1/4 ページ) 旅館業界では珍しい週休3日を実現している、鶴巻温泉の老舗旅館「陣屋」だが、それでも売り上げも利益も伸び続けている。その裏にはAIやIoTを駆使した、最新の「おもてなし」があった。 神奈川県の鶴巻温泉にある老舗旅館「陣屋」。長年の不況とリーマンショックで抱えた10億円の負債を、“旅館素人”の夫婦がIT活用で乗り越えたユニークな事例として注目を集めている。 インタビュー前編はこちら→負債10億円、倒産まであと半年――創業100年の老舗旅館「陣屋」をたった3年でV字回復させた方法 経営に就任した2009年からの3年で黒字転換を実現し、業績は順風満帆だったものの、効率を追求したことで、女将の宮崎知子さんをはじめとするスタッフの消耗は限界に達し
釣り船予約サイト「釣割」(ちょうわり)を通じて釣り人から集めた約300万点の魚画像をデータベース化し、各画像の魚の種類を人力でタグ付け。そこから得られたデータや図鑑などの情報を活用した。 同社は、1つの魚種に対し、明るさや角度、対象物以外の写り込みといった条件の異なるさまざまな画像を学習させることで、判定の精度を高めたとしている。今後も判別できる魚を増やすという。 関連記事 ユーザーローカル、写真から年齢・性別を判定する「顔認識AI」を無償提供 ユーザーローカルが、写真から人の顔を自動検出し、年齢と性別を推定する「ユーザーローカル顔認識AI」を公開。開発者向けにはAPIを無償提供する。 GoogleはAIカメラに「心に残る瞬間」を教え込めたのか GoogleがAIで“いいシーン”を勝手に撮影する小型ハンズフリーカメラ「Google Clips」を米国で発売。プロの写真家も巻き込んで、3年が
Twitter Japanは12月5日、2017年に日本で最もRTされたツイートを、個人と企業に分けて発表した。個人編1位と2位はそれぞれ、今年炎上騒ぎがあったYouTuberによるプレゼント企画のツイートだった。 1位になったのは、YouTuberの「ヒカル」氏が今年8月、「『プレイステーション 4』30台プレゼントします! 応募方法はこのツイートをリツイートのみ!」などと投稿したプレゼント企画のツイートで、54万RT超え。 2位は、ヒカル氏と同じ事務所に所属していた4人組「禁断ボーイズ」が「『MacBook Pro』 1台プレゼントします 応募方法はこのツイートをリツイートのみ!」といった内容のツイートで、33万RTを超えた。 ヒカル氏と禁断ボーイズは今年8月、個人が資金調達できるサービス「VALU」で自らの模擬株式の価格をつり上げて売り抜け、ユーザーが不当に損失を与えたとして、ネット
海賊版ダウンロード「年2億冊」 「はるか夢の址」ついに逮捕 そのいかにも週プレ的な文体にもかかわらず、恐らく現時点でもっとも現場の実感に近いレポートだろう。何かといえば、先日9人の大量逮捕を生んだ“最大最悪の海賊版リーチサイト”「はるか夢の址(あと)」をめぐる、週刊プレイボーイ(週プレ)Web版の記事である。 運営母体の紅籍会と共に、長く海賊版界に君臨してきた「はるか夢の址」。同記事によれば、訪問者数は平均で月1300万人、そこを経由してダウンロードされた海賊版コミックは年に実に2億冊というすさまじい規模である。被害額は推計年730億円と報じられたが、これは計算根拠を含めて精査が必要だろう。だがとんでもない数には違いない。毎年、日本歴代2位のコミックス売上を誇る「ゴルゴ13」が50年間がかりで売り上げたのと、同じ冊数の海賊版がダウンロードされて来たというのだ。 ただし、「はるか」は自ら海賊
先日、米国のテクノロジー系メディア「Verge」で大変興味深い記事がありました。記事タイトルは「It's time to stop trusting Google search already」。Google検索を信頼することをやめるときが既に来ている、と大変センセーショナルなタイトルです。これは2017年11月5日にテキサス州の教会で発生した銃乱射事件において、誤った情報を含む記事がGoogle検索の上位に来たことをきっかけにした記事でした。 その中で記者は17年に行った米Edelmanの調査を引用し、既存の(伝統的な)メディアを信頼すると回答した人が全体の54%だったのに対し、Googleの結果を信頼している人は64%だったと述べています。そして「Wikipediaは信頼できないけど、Googleは信頼できると学生は聞いている」とも。 なるほど、確かにWikipediaの信頼性は最近に
スタートトゥデイは11月1日から、ECサイト「ZOZOTOWN」の商品送料を全ての注文で一律200円に変更する。 10月1日から、購入者が送料を決定できる「送料自由」の取り組みを試験的に実施。物流事情が社会問題になっている中で、利用者の送料についての考えや実態を把握するのが目的で、「送料0円」を選択したのは43%、平均送料は96円だったという。利用額や頻度が高いユーザーほど送料を有料にする傾向があったとしている。 スタートトゥデイの前澤友作社長は「送料体系について再考し、全注文で送料一律200円と決定した。『送料無料』はキャンペーンワードとして過度に周知されてしまい、一部のユーザーには『送料=無料』という誤認識を与えてしまった反省がある。送料は基本的に有料であり、無料で届くわけがないと社会的に認知してもらいたい。たくさん買っている方、長く買っている方には、別の形でインセンティブを与える仕組
アイティメディアが4月27日、分散型SNS「Mastodon」(マストドン)で、自社のインスタンス(サイト)「mstdn.itmedia.co.jp」をテスト的に立ち上げました。ITmedia NEWS編集部の公式アカウントは「@itmedia_news@mstdn.itmedia.co.jp」です。これまでの「@itmedianews@mstdn.jp」から乗り換える形になりますので、ぜひ@itmedia_news@mstdn.itmedia.co.jpをリモートフォローしてください。 マストドンは、Twitter風のSNSを構築・運用できるオープンソースソフトウェア。つぶやき(トゥート)、フォロー、リツイート風の「ブースト」などの機能はTwitterと似ていますが、一度に最大500字まで投稿できる、誰でも自前のサーバでインスタンスを作れる、そして、異なるインスタンス同士も「連合タイムラ
出版不況が続いている。2016年の日本出版市場は1兆6600億円(出版科学研究所調べ)。過去最高だった1996年の2兆6000億円から20年で、1兆円ほど縮小している。特に悪化しているのが雑誌の売り上げだ。 定期刊行される雑誌は、かつては新人作家を発掘し、育てる場として機能していた。しかし現在、数多くの雑誌が休刊・廃刊・電子移行し、紙の雑誌が育成の場や読者へのタッチポイントとして有効に機能しなくなってきている。 その一方で、新たに重要性が高まり、成長しているのが電子書籍市場だ。書籍に限ればまだまだ市場は小さいが、マンガは年間に30%以上の成長を続けている。紙のマンガ市場はやや下降したが、電子の増加分を含めると、昨年よりも増加したほどだ。 中でも伸びが期待できるのは、スマートフォンでのマンガ閲覧。LINEの17年の調査によると、スマホでマンガを閲覧するユーザーは、ここ2年で51%増加し、急速
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