生成AI(人工知能)や電気自動車(EV)の普及などで電力消費は今後も高い伸びが続く。今後も拡大する需要と取り込もうと、日本企業は風力や太陽光、次世代エネルギーとして期待される水素や地熱など関連技術の開発を進める。海に浮かぶ発電で日本再浮上中国や欧州勢に押されてきた洋上風力発電で、日本企業の間で国産比率を高めようと連携が進んでいる。国産比率6割となった発電所が北海道で稼働したほか、次世代型とさ
「洋上水素」は、洋上風力発電の電気を利用してグリーン水素を製造するという新しいアイデアだ。特徴はクリーンなグリーン水素を大規模に提供できるという点にある。AIブームを背景としてデータセンターが「ギガワット時代」に突入しようとしている文脈で、この特徴が今後、有利に働く可能性がある。 洋上での水素製造プロジェクトにはいくつかのアプローチがある。例えば、洋上風力発電所を海底ケーブルで陸上に接続し、陸上で水素を生成・貯蔵する方法や、淡水化した海水または直接海水電解を使用して水素を生成し、パイプラインを通じて陸上に輸送し、貯蔵・利用する方法だ。 生成された水素を洋上でアンモニアに変換し、貯蔵や輸送、もしくは直接利用する方法もある。船舶燃料としての使用が見込まれるアンモニア電力システムの開発やアンモニアサプライチェーン(供給網)の確立に伴い、この方法が注目されている。必要に応じて、アンモニアを再び水素
[動画あり]洋上風力で発電&水素製造、日本海側の供給拠点に!注目集める北海道石狩市の戦略 新潟港は「流通拠点の可能性」、広域連携に意欲 北海道の日本海側に、全国からの視察が絶えない都市がある。再生可能エネルギー風力や太陽光、水力、地熱など自然界に常に存在するエネルギー。石油や石炭などの有限な化石エネルギーと異なり枯渇しない。どこにでも存在するとともに発電などで利用する際には温室効果ガスである二酸化炭素を排出しないといった特徴があり、地球環境に対する負荷が少ない。を集積して地域でエネルギーを製造し、利活用する構想を描く石狩市だ。5月には水素社会推進法が成立。次世代エネルギーとして期待される水素の活用に向けた法整備が進む中、市が独自にまとめた水素戦略構想に基づき、日本海側の水素の製造・供給拠点形成を目指す。市内の工業団地では100%再生エネでの事業活動を希望する企業の誘致を進めている...
乗りものニュース ›› 船 ›› あまりに斬新ルックス!「水素をつくる船」の現在地 実証船が東京に登場 “チーム日本”始動か? 商船三井が開発する「水素生産船」、その最初の実証船であるヨットが東京に登場しました。すでに水素生産の一連のサイクルは成功済み。今後、東京湾を舞台に、より進んだ動きを見せていくようです。 「水素生産船」で実証してきた物質に世間が注目!? 商船三井が “水素生産船”と位置付ける「ウインドハンター」の開発を進めています。洋上風力を推進エネルギーにする帆の技術を活用し、航行しながら船内で水素を生産、そして船舶や陸上の消費地向けに水素燃料の供給を行うという構想の一翼を担う新しいコンセプトの船です。 SusHi Tech Tokyo2024で一般公開されたウインドハンターの模型(深水千翔撮影)。 同社は2026年から2027年を目途に中型水素生産船を建造し、大型商用船の経済性
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飛行機の翼のような帆を左右に傾け向い風でも前進する帆技術を開発海洋エネルギーの収穫へ、エネルギー問題で帆船技術に注目 大型膜面構造物(テント構造物)や土木・物流資材などを手がける太陽工業株式会社(東京本社:東京都世田谷区、大阪本社:大阪市淀川区、社長:能村 祐己、以下:太陽工業)は、一般財団法人日本海事協会(本部:東京都千代田区、会長:坂下広朗、以下:日本海事協会)に協力し、飛行機の翼(翼断面)のような帆を左右に傾けながら向い風でも前進する帆技術を開発しています。このほど、「帆走装置」として特許を申請し、2022年8月からはびわ湖にて実証実験を開始します。 ■帆船型風力発電を構想 日本海事協会は風を受けて進み、海水でプロペラを回して発電する船(帆船型風力発電船)を構想しています。これをOEHV(Ocean Energy Harvest Vessel/海洋エネルギー収穫船)と呼んでおり、20
石狩湾新港の大規模風力発電所で余った電力を使って水素の製造を目指す新たな調査事業が今月から始まることになりました。 この調査事業は北海道電力やグリーンパワーインベストメントなど6社が今月から再来年2月にかけて行います。 新エネルギー・産業技術総合開発機構が募集した事業に採択されました。 石狩湾新港の大規模な洋上風力発電所で余った電力を使って水を電気分解して水素を取り出し、札幌市をはじめとした周辺地域で自動車の燃料などとして利用するほか道内外に輸送することも検討するということです。 道内の沿岸は洋上風力発電に適している場所が多いものの近くでは電力の需要が少ないため有効に使えないことが普及の壁になっています。 ためられる上、輸送しやすい水素を製造することで、幅広い用途への活用が可能になります。 また再生可能エネルギーで生産された水素は「グリーン水素」と呼ばれ生産や消費で二酸化炭素を出さないこと
総予測2021 新型コロナウイルス感染拡大に、米国の大統領選挙、さらには歴史的な株高と2020年は大きく動いた年となった。では2021年はどうなるだろうか。国内外の専門家、編集部で業界を取材する記者・編集者100人超が総力を上げて予測する。 バックナンバー一覧 2021年は首都圏エリアで緊急事態宣言が発出されるという波乱の幕開けとなった。新型コロナウイルスの感染拡大により、世界の社会・経済・政治の秩序は激変した。地政学リスクの高まり、環境規制の厳格化、テクノロジーの破壊的革新――。「変数」が多く不透明な時代こそ、ビジネスマンにとって大胆な見立てと緻密な戦略は必須となる。その支えとなるべく、ダイヤモンド編集部の記者7人が「2021年の10大トピック」を解説する。特集「総予測2021」(全79回)の#57では、記者座談会の前編をお届けする。(ダイヤモンド編集部副編集長 浅島亮子)
フランスでは、次世代のエネルギーとされる水素を、風力発電を利用して二酸化炭素を排出せずに製造する工場が建設されることになり、エネルギーの脱炭素化を進めるプロジェクトとして期待されています。 工場は、近くの風力発電機から直接、電力の供給を受けて海水から水素を製造するため、製造過程で温暖化の原因となる二酸化炭素を排出しないということです。 企業によりますと、再生可能エネルギーだけを利用する水素の製造工場は、ヨーロッパで初めてだとしています。 工場は来年5月から稼働する予定で、1日に最大1トンの水素を製造し、周辺の地域で運行する水素バスなどに供給されるということです。 水素を燃料とする自動車や航空機は、二酸化炭素を排出しないことから世界各国で開発が進められていますが、ほとんどの場合、水素を製造する過程で温室効果ガスが排出されています。 製造過程でも二酸化炭素を排出しない今回の工場は、エネルギーの
April Dream Projectチャレナジー社、風力発電による海水からの水素生成事業を開始します。~ 島がクリーンなエネルギーの供給地に ~ このプレスリリースは、April Dreamプロジェクトに共感し、4月1日を夢があふれる日にしようとする事業者が、やがて叶えるために発信した夢です。 当社は、「April Dream 4 月 1 日は、夢の日。」に参加しています。 このプレスリリースは株式会社チャレナジーの April Dream です。 従来のプロペラ式風力発電機の弱点を克服した「垂直軸型マグナス式風力発電機」を開発する株式会社チャレナジー(本社:東京都墨田区、代表取締役:清水敦史、以下 当社)は、当社が開発した垂直軸型マグナス式風力発電機で生み出された電力を用いて、海水を電気分解し、発生する水素を貯蔵・利用する事業を開始します。 風と海水が豊富な島の環境を活かし、100%ク
トヨタ自動車の燃料電池を搭載し、太陽光や風力を利用して航海中に海水から水素を作り出すことで、世界でも初めてエネルギーの自給自足ができるようになった船が、フランス北西部から日本を目指すことになりました。 船はトヨタの燃料電池車「MIRAI」の燃料電池を搭載し、太陽光や風力を利用して航海中に海水から水素を作り出せるようになり、燃料電池を利用した船としては世界でも初めてエネルギーの自給自足ができるということです。 エナジー・オブザーバー号はサンマロを出港したあと大西洋と太平洋を横断して、ことし7月下旬の日本への到着を目指すことになっています。 この日はあいにくの天気で出港はできませんでしたが、船長を務めるビクトリアン・エルサール氏は「水素を利用した船で地球の反対側に行くことで水素技術の開発を加速させたい」と話し、地球温暖化対策につなげていきたい考えを示しました。 トヨタの技術担当者は「私たちの燃
ドイツを訪問中の内堀雅雄知事は7日、ハンブルク首相府でチェンチャー首相と会談し、再生可能エネルギー分野の連携強化の覚書を結んだ。ハンブルクが持つ風力発電の実績、福島県で進む水素研究の知見といった双方の強みを共有して民間企業を支援する。 ハンブルクは1990年ごろから風力発電の振興に取り組んできた世界有数の先進地で、風車製造から完成後の点検まで一連の産業が集積している。本県では現在、最大出力350メガワット級など複数の大型風力事業が進行しており、県は覚書締結を機に、現地の風車製造企業の県内進出に加え、県内企業の部品供給、メンテナンスへの参入を促し、風力を持続可能な産業に育てていく。 一方、ハンブルクでは風力の余剰電力の活用法が課題となっている。県内では再エネで水素を製造、貯蔵してエネルギー源として活用する構想などが進行しており、県はエネルギー貯蔵の知見をハンブルク側と共有していく考え。内堀知
風力で発電した電力を使い製造した水素とガスを混合し、ガスコンロや給湯器に供給する実証実験が秋田県能代市で始まった。環境省の事業に採択され、NTTデータ経営研究所(東京・千代田)などで構成する共同事業者が11日、実験設備の開所式を開いた。再生可能エネルギーを活用することで水素の製造・輸送過程での低炭素化や水素の実用化を狙う。大森建設(秋田県能代市)などが出資する風の松原自然エネルギー(同)が風力
フランスの重電大手、シュナイダーエレクトリックは10月20日、フランスの電力・ガス事業者であるENGIE社と共同で、シンガポールのセマカウ島において、東南アジア最大となる複合型の「再生可能エネルギー・マイクログリッド」の第1期分の構築を完了したと発表した。 南洋理工大学(NTU)のエネルギー研究所が、シンガポール経済開発庁(EDB)、シンガポール環境庁(NEA)と共同で立ち上げた「再生可能エネルギー・インテグレーション・デモンストレーター・シンガポール(REIDS)」の一環としている。 このマイクログリッドは、「Sustainable Powering of Off-Grid Regions(SPORE)」と呼び、対象地域の離島や村々に、再エネによる電力を供給する。 風力・太陽光発電、蓄電システム、燃料電池自動車(FCV)用の蓄電・補給用水素システムを備える。自動車用の蓄電・補給用水素シス
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