2012年の論点を読む 2012年は、世界中がまれにみる政治の季節を迎える。1月の台湾総統選に始まり、ロシア、フランス、アメリカ、韓国では大統領選、中国でも政権交代が行われる。金正日亡き後の北朝鮮情勢からも目が離せない。不透明感が高まるなか、国際関係はいかに変化するのか、ユーロ危機は終息するのか、中国は景気後退に陥らないのか。そして、震災復興需要をテコに日本景気は上向くのか。12年は昇龍の年となるか、臥龍で終わるのか、まさに剣が峰に立つ。課題山積する12年の論点を読み解く。 バックナンバー一覧 川島博之(かわしま・ひろゆき) 1983年東京大学大学院工学系研究科博士課程単位取得退学(工学博士)。東京大学生産技術研究所助手、農林水産省農業環境技術研究所主任研究官、ロンドン大学客員研究員を経て現職。著書に『「食糧危機」をあおってはいけない』(文芸春秋)『「作りすぎ」が日本の農業をダメにする』(
鹿や猪を狩っている猟師さんの仕事に同行することができたので、一体どのようにして捕まえて、さばき、食べているのか、その一部始終を見学してきました。一部に鹿を解体している画像などがありますので、血や生肉の写真が苦手な人は閲覧注意です。なお、ワナを使った鹿の捕獲に関しては狩猟免許が必要になるので、資格を持たない人はむやみに狩りをしないようにして下さい。 猟場は滋賀県の山の中です。山が深い場所に畑が隣接する場所では鹿などの野生動物が作物を荒らすので害獣駆除として狩猟が行われています。嘉田由紀子滋賀県知事によれば、「農作物被害や生態系への影響、地域社会の崩壊にもつながりかねない課題で、一層の対策強化が必要」という程に問題は深刻な様子。 雪でぬかるんだオフロードを進みます。今回、案内役を務めてくれた猟師さんの1人は78歳というご高齢で、道すがら後継者不足を嘆いていました。 軽トラックで雪道を走ったので
発達障害の当事者会、イイトコサガシのワークショップ。参加者からは「会話のコツのようなものをつかめる」との声が聞かれた(戸谷真美撮影)(写真:産経新聞) 注意欠陥多動性障害(ADHD)やアスペルガー症候群(AS)などの発達障害に苦しむ大人が増えている。障害のために仕事に支障をきたし、ひきこもってしまう人も少なくない。発達障害者支援法の成立から7年。行政の取り組みは遅れがちだが、障害を持つ人たちが自助努力で立ち向かう動きも出てきた。(戸谷真美) ●ミス重なり辞職 「イージーミスが多すぎる。君に営業はできない」。都内に住む20代の男性は昨年夏、上司にこう指摘され、しばらくして会社を辞めた。 旅行会社の営業マン。まじめで人当たりもいいが、段取りや整理が下手。細かい連絡を忘れてしまう。添乗員として随行した先で、用意する弁当の数が変更になったのに業者への連絡を忘れてしまい、トラブルになったことも
大阪市の橋下徹市長は10日、2月議会に提案する教育基本条例案に盛り込む予定の5段階の相対人事評価について、保護者が指導力不足の不適格教員を申し立てる制度を作れば、見直す考えを明らかにした。 教員全体の5%を相対的に最低ランクに振り分けるやり方には教育現場の反発が強く、代替案を示した形だ。 市役所で報道陣の取材に答えた。大阪維新の会がまとめた同条例案では、5段階の相対評価を明記し、2年連続最低ランクで改善の見込みがない教員は分限免職対象。橋下市長は「教委が不適格教員を判断する決定権を独占しているのが間違い。保護者サイドに調査権、申し立て権を与えるなら、最低ランクの5%は理由がなくなる」と述べた。
<第15回公開フォーラム> 「戦後補償・到達点と今後の課題2012」 ―2011年を振り返り、2012年の課題・展望を考え・語る― 外国籍の戦争被害者が日本政府と企業に戦後補償を求めて1990年代から日本 各地の裁判所に訴えて争われてきた戦後補償裁判は、被害事実を認定しながら、 訴えは退けられる形でその多くが終わりつつあり、その後の企業との直接交渉、 政府・国会を動かす政治解決に重点が移ってきています。 15回を数える戦後補償裁判の公開フォーラムも、裁判報告から法廷外の交渉 や政治解決を求める動きにテーマを移して、開催していきたいと思います。 8月30日に韓国の憲法裁判所が韓国政府に日本政府との外交交渉を命じた決 定が大きなインパクトを与えています。9月14日にはオランダ・ハーグ地裁が、 オランダ政府に1947年のインドネシア住民虐殺に対する賠償を命じ注目されまし た。内外の課題を多角的に
2012/1/1010:35 「障害者運動史」のなかに「文学」をいかに位置づけるか? 荒井裕樹 ■失われつつある「運動」の記憶 避けようのないひとつの物理的な時間切れを、ひりひりと肌を刺すような焦りと苛立ちのなかで感じている。戦後日本の障害者運動の現場で、文字通り体を張って「人間とは何か」という問いに立ち向かった人々の記憶と記録が、今まさに失われつつあるのである。 日本の障害者運動は1950年代にその萌芽があり、70年代に花開く、というのが通説である。もちろん、障害者運動(に類するもの)はそれ以前にも存在したし、また現在進行形で継続されてもいる。しかしながら70年代の運動は、ふたつの点で特異であったように思われる。ひとつは、たんに福祉制度の充実を求めるだけではなく、(学生運動の波とも相俟って)障害者差別に対する厳しい告発・糾弾へのエネルギーが異様な高まりを見せた点であり、もうひとつは、一見
◇「心のケア」など支援強化を 難民保護のあり方を定めた難民条約に日本が加入し、母国の政治的迫害などから逃れた難民を受け入れ始めて、約30年になる。だが日本に逃れた難民のその後を取材すると、心の病を患い、日本社会から孤立して暮らす多くの人々がいた。日本が“難民鎖国”との汚名を返上し、さらなる「開国」を軌道に乗せるには、難民の「心のケア」や社会適応策の充実を含めた支援体制の抜本的見直しが不可欠だと思う。 ◇3人の難民が心を病んで自殺 前橋市郊外の小高い丘を切り開いた共同生活施設「あかつきの村」。カトリック関連法人が運営する村には、居住棟や作業棟、倉庫などが並び、重い精神疾患を抱えたベトナム難民5人が日本人支援者らとともに暮らしている。 その1人、トゥアンさん(仮名、46歳)には極度の対人恐怖があり、6畳大のプレハブ建屋に1人で寝起きする。唯一心を許された女性職員が食事や散歩などの世話をする。ト
グアテマラの密教の神・サンシモン。きらびやかなネオンに照らされ、ネクタイを締め、サングラスにタバコをふかすその姿はまさに衝撃的。民間信仰とカトリックが融合して生まれたというサンシモンに会い行ってきた。 こんにちは。世界新聞社の松崎敦史です。世界一周中のわたくし、現在、グアテマラの古都・アンティグアにいます。今後はグアテマラから駆け足でパナマまで南下しようと思っています。 ピンクが現在地、青が経由地 より大きな地図で 現在地 を表示 今週はグアテマラ第二の都市・ケツアルテナンゴに滞在していた時に会いに行った密教の神様について。グアテマラ南西部の高地地方、特にアティトラン湖周辺の村々には「サンシモン」という像を祭る、マシモン信仰というのがあります。サンシモンは民間信仰とカトリックが融合して生まれたらしいのですが、とにかくこの像の「見た目のインパクトが尋常じゃない」という話を聞いて、急いで会いに
社説 評価書全文 アセスの名に値しない 非科学的記述の連続だ2012年1月9日 Tweet 科学を装いながら、およそこれほど非科学的な政府文書を目にしたことがない。米軍普天間飛行場の辺野古移設に向けた防衛省の環境影響評価(アセスメント)の評価書のことである。 まず建設するという結論が先にあり、その結論に合わせ、都合の良い記述を並べる。日本のアセスは「アワス(合わす)メント」とやゆされて久しいが、これほどその形容がふさわしい例も珍しい。 はぐらかし、すり替えを繰り返し、環境への影響をひた隠しにする文書はアセスの名に値しない。 ■近代以前 「はぐらかし」の最たる例はオスプレイ配備の件だろう。県はたびたび、代替施設にオスプレイを配備するのではないかと問い合わせてきたが、政府は「米側に照会したが、何ら具体的な予定はない」と繰り返していた。 だが1996年の段階で米側は配備を通告し、同年
◎ 天才的狂人総統と軍人現御神 ◎ 【 戦争指導者の面からみた第2次大戦日独比較論 】 ① 大澤武男『ヒトラーの側近たち』2011年11月 大澤武男『ヒトラーの側近たち』(筑摩書房,2011年11月)というこの本は,題名からして,けっして珍しい内容を論じているわけではなく,類書が何冊もある。とはいえ,論じている内容そのもののとりあげかたに新味があると評価したい著作である。本書はつぎのように解説されている。目次もつづけてかかげておく。 ヒトラーに共鳴・心酔し,あるいは打算で,ヒトラーの支配妄想を成就させようと画策したナチスドイツ。直観力に優れ弁は立つが,猜疑心が強く気分屋のヒトラーに,なぜ,ナチスの屋台骨である有能な側近たちが追随したのか。彼らにより強化され,エスカレートしていったヒトラーの支配妄想とはいかなるものだったのか。 ゲーリング,ヘス,ハイドリッヒ,アイヒマン,ヒムラー,ゲッベルス
内閣府で毎年発表している「子供・若者白書(旧青少年白書)」では、「ニート」に相当する属性として「若年無業者」を定義し、その推移と現状の分析を行っている。その「若年無業者」の算出に用いられる各値のベースとなる、総務省統計局による労働力調査(詳細集計)の年ベースでの最新値が2024年2月9日に発表された。今回はその値を用い、「若年無業者」の状況を確認していくことにする(【労働力調査(詳細集計)年平均(速報)結果発表ページ】)。 「ニート」の概念と昨今の動向 「ニート」は「NEET(Not in Employment、Education or Training)」の日本語読みをしたもの。そのまま直訳すると「就業、就学、職業訓練のいずれもしていない人」となる。子供・若者白書では類似概念の「若年無業者」と表現しているが、その定義は「15-39歳の非労働力人口(状況をかんがみて求職活動をしていない人な
The walkouts, involving a combined 12,700 workers, at assembly plants operated by Ford in Wayne, Michigan, GM in Wentzville, Missouri and Stellantis' Jeep brand in Toledo, Ohio, halted production of the Ford Bronco, Jeep Wrangler and Chevrolet Colorado pickup truck. Auto strike could be speed bump for hard-driving US economyUAW Chief Shawn Fain disrupts Detroit's labor traditionBiden to speak on U
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