昨年開催された第3回将棋電王戦(プロ将棋棋士とコンピューター将棋の対抗戦)で敗れた森下卓九段が「ツツカナ」に再戦する「電王戦リベンジマッチ」が昨年12月31日に開催されました。 今回は人間の棋力を最大限に引き出すため、ミスを極力発生させないルールとして、森下九段が提案していた「継ぎ盤の使用許可(プロ棋士側が別の盤駒を使って考えられる)」「持ち時間3時間、切れると1手10分(公式戦では最も長くて1分)」を採用して対局することとなりました。 31日午前10時から始まった対局は「矢倉」と呼ばれる駒組みとなり、序盤で後手の森下九段に小ミスがあって形勢を損ねるも、中盤で盛り返し逆転、駒得を重ねるもののツツカナ玉を詰ませるには至らず長期戦の様相を呈してきました。 翌1月1日午前5時26分、すでに対局開始から19時間以上が経過し、対局者の疲労などを考慮して指し掛け(中断)となり、2年越しの対局は152手