「女性は生物学的に数学が苦手である」と考えている人は少なくない。しかし、実際のところこれは事実なのだろうか。こうした疑問を解くため、男女がそれぞれどのように数学的な才能を知覚するかを調査した結果が公表された(PNAS、Science、slashdot)。 これによると、男女で数学的な能力に大きな差は無いが、女性は一般的に実際より能力を過小報告するのに対し、男性は、自らのパフォーマンスを自慢する傾向があるという。これが一般的な男女の能力差のイメージに繋がっているという。こうしたイメージは雇用者も持っており、とくにエンジニアリングのような数学的な職業での雇用では、女性よりも男性を雇用する傾向が強いという。