2013年5月13日、国連食糧農業機関(FAO)は人類に昆虫を食すことを促す内容を記したレポートを発表した。 虫は未来の食糧源、国連FAOが報告書: AFPBB News 昆虫は栄養価が高い上に飼育による増殖効率がよく、食料として非常に高いポテンシャルを備えている。そこで、積極的に昆虫を食べよう、というわけだ。 「昆虫を食べる」というと、昔は貧困層が主菜の代替食品として仕方なく食べる、というイメージがあった。漫画「はだしのゲン」にも、戦時中の食糧難のために、主人公一家がイナゴを捕まえて食べるシーンがある。戦後になると、やがて食糧難は解消され、わざわざイナゴを捕まえて食べなければ生きられないような国民も、ほぼ皆無になった。 そして飽食の時代になると、再び昆虫を食べ始める層が日本国内に出現した。彼らは当然、食料に困っているわけではない。この世に無数ある食材の一つとして、昆虫に舌鼓を打っているの