こうして独自のテクノロジー使いの美学を、徐々に確立しようとしている真鍋大度だが、その圧倒的な信頼感はどこから生まれてくるのだろうか。 父はコントラバス奏者としてジャズやミュージカルの分野で活動、母はキーボードプレイヤーという、音楽一家に生まれ育った。幼少時からピアノのレッスンを続けたが、中学時代には「ピアノをやりたくなさすぎて、泣いてやめさせてもらった(笑)」という。高校時代からクラブイベントなどでDJとして活動し、そこで音楽の持つエンターテインメント性に触れた。 東京理科大学ではもともと好きで得意だった数学を専攻。大学卒業後は大手電機メーカーに入社し、システムエンジニアとして社会人経験を経た後、ウェブベンチャー企業に転職。ここでもエンタメ性の強い、様々なコンテンツの開発にかかわったという。 退職後、岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)に入学。最先端のプログラミングアートのスキ
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