止まらない衰退。地域公共交通を守り育てるには「移動することの楽しさ」を提案すべき 2019.02.26 Updated by 特集:モビリティと人の未来 on February 26, 2019, 11:00 am JST 地方部の地域公共交通がこの半世紀近く衰退の一途をたどってきたのは、モータリゼーション進展によって「売り手市場」の維持が不可能になっていったにもかかわらず、サービスの見直しが進まなかったことが大きい。90年代までは運賃値上げを繰り返し、利用者減少とさらなる値上げとの負のスパイラルが止まらなくなった。そのため値上げを凍結する代わりに経費節減に走り、サービス切り下げを進めた。この結果、自家用車を自由に使える人が大半となったにもかかわらずその人たちに選んでもらえるサービスを提供できず、生徒・児童 や高齢者などを主なターゲットとした低
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