102冊目となる今回は、米澤穂信さんの小市民シリーズの3作目となる『秋季限定栗きんとん事件』を読みました!
小市民シリーズとしては初めての文庫本で上下2冊に分かれており、なかなかの長編物語でした!
あらすじ
去年の夏休みに小佐内さんと別れてから、
小鳩君と小佐内さんはそれぞれ別のパートナーを見つけ、高校生活を送っていく。
お互いがそれぞれの生活を楽しみながらも、町では連続放火事件、学校では新聞部の未来予知月報が話題となり、
それらが二人を引き合わせていく、、、
感想
『小市民シリーズ』もやっと3作目に追いつきました笑
3作目となる今作は、小佐内さんと小鳩君が距離を置いてから1年経った高校2年生のお話で、
物語の終盤くらいまでは二人の絡みはなく、それぞれの高校生活が描かれています。
小佐内さんは一つ下の後輩で新聞部の瓜野君と、小鳩君は同学年の仲丸さんと付き合うようになり、デートに行くようになりますが、
どことなくぎこちなさというか、似合わなさが伝わってきました笑
小佐内さんの小悪魔っぷりが随所にあらわれてて、かわいらしかったです😊
そんな高校生活を送る中、町では連続放火事件が起こり、その事件を船戸高校新聞部が追っていきます。
瓜野君は、小佐内さんにいいところを見せたい思いもあり、連続放火魔の犯人を捕まえようと奮闘します。
その最中、小佐内さんの恨みを買う行いをやってしまい、そこからは小佐内さんの復讐のターゲットになってしまいます。
小佐内さんの復讐は、とても手が込んでおり、そこまで準備するかと、小佐内さんに軽い恐怖を感じました😱
瓜野君は見事に小佐内さんの掌の上で転がされ、
最終的には小佐内さんとの関係を終えることとなります。
同時期に小鳩君も仲丸さんとの関係が終わりを迎え、小佐内さんと小鳩君はまたお付き合いを始めることとなります。
やっぱり、お互いに裏の顔を知っている二人がお似合いだなと思いました笑
これからの二人の関係を見守りながら、『小市民シリーズ』の次作以降も楽しんでいきたいと思います\( 'ω')/
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