今頃になって旧統一教会との関係を告白する政治家が居る。ほとぼりが冷め批判の声が小さくなるのを見極め、いつまでもだんまりを決め込んで狡いと言われるのを回避しようという魂胆と思われる。勿論、すべての人がというわけではなく民族による差もあるが、まあ日本人はせっかちで熱しやすく冷めやすい。それに多くの人は事実よりも事実にまつわる話や周りの人の反応に影響される。声の大きい断定的な人の判断に頼りやすく、事実のもたらす利害で変容する。人間は事実では動かない。こうしたことに気付いたのは六十過ぎてからだ。少し遅すぎた気がしている。情報に対する大切なリテラシーと思う。若い人達に気付いてほしい。