@自動車のマークはよく見かけるが身体障害者マークのほとんどを知らないのが現状かも。内閣府が定める様々な身体障害者マークがこちら。
@知識が陳腐化し、価値観が多様化する時代に必然とするものは歴史を学ぶことで教養を身につけること、とある。人生、経営などにも過去の失敗・成功例を知っているだけでもリスクを最小限にできる可能性が高い。また、現代歴史的な地域、建物などを知ることでその時代に生きた生き様を感じることもできる。
『教養としての歴史小説』今村翔吾
「概要」歴史小説の主人公は、過去の歴史を案内してくれる水先案内人のようなもの。面白い・好きな案内人を見つけられれば、歴史の世界にどっぷりつかり、そこから人生に必要なさまざまなものを吸収できる。水先案内人が魅力的かどうかは、歴史小説家の腕次第。つまり、自分にあった作家の作品を読むことが、歴史から教養を身につける最良の手段といえる。
ー今は社会の変化が激しく、一度身につけた知識やスキルが簡単に陳腐化する時代であり、価値観が多様化している時代、教養を高めるには最も有力な手段は歴史に学ぶこと
過去を遡ることでむしろ人間を幅広く描くことが可能なジャンルである
歴史小説は、過去の失敗事例を数多く提示している
「歴史小説」史実を元に書かれた小説
「時代小説」フィクション性がよりつとく生きた人との関を描く小説
歴史を知っていれば人生のリスクをあらかじめ回避できる
歴史を知ることで人生を考え、何を残すかを思考する
究極の時短術(経営に活かす知識:人材活用など)
引き際を学ぶ・承継に学ぶ(武田信玄・織田信長・真田太平記/家康・島津・伊達)
「名将言行録」(リーダーシップ)
現代に通じるテーマを感じることができる
歴史の場所・地名・方言・食など現代にもつながる発見がある
池波正太郎の教え 「生きたお金を使うこと」(チップ・志を与える)
ー読んでみたい本(本書で紹介・推薦している書籍)
・小川哲「地図と拳」
・筒井康隆「大いなる助走」
・冲方丁「天地明察」
・和田竜「村上海賊の娘」
・城山三郎「雄気堂々」
・今村翔吾「塞王が楯」
・池波正太郎「真田太平記」
・藤沢周平「溟い海」「たそがれ清兵衛」「義民が駆ける」
・山本周五郎「樅ノ木は残った」
・井上清「敦煌」
・遠藤周作「沈黙」「男の一生」
・城山三郎「大義の末」
・浅田次郎「一刀斎夢録」「一路」
・海音寺吾郎「悪人列伝」
・北方謙三「チンギス紀」
・山本兼一「火天の城」
@『幼少期からタブレットを使い「怒りっぽくなる」子どもたち、研究結果』Forbes記事。3歳半でのタブレット使用が、1年後に怒りやいら立ちを抱える傾向と「著しく関連している」ことが明らかになり、4.5歳でタブレットを使用していた子どもは、5.5歳時に怒りやいら立ちを爆発させることが多いことが明らかになったという。これはうまく感情の制御ができない負の「サイクル」にタブレットが関与していることを示していると研究者たちは指摘している。
タブレットの使用は「日常生活の中で感情をうまくコントロールする」能力を損なうだけでなく、かんしゃくを起こした子どもをなだめるためにスマホやタブレットを渡すと、感情を制御する能力が損なわれる可能性があることや、モバイル端末の使用が重要な言語能力や社会性の発達に悪影響を及ぼすことを示唆する研究結果となった、とある。
タブレットの使用は「日常生活の中で感情をうまくコントロールする」能力を損なうだけでなく、かんしゃくを起こした子どもをなだめるためにスマホやタブレットを渡すと、感情を制御する能力が損なわれる可能性があることや、モバイル端末の使用が重要な言語能力や社会性の発達に悪影響を及ぼすことを示唆する研究結果となった、とある。
スマホ、タブレットを使用するときには親が一緒に操作コントロールすることが良いという。
(写真:bigcamera)
@「伝える力」とは読む、書く、聞くことのバランスを取る事だと言う。物事を深く理解していなければわかりやすい説明・表現はできな事、謝罪には一言「御免なさい」が効果があり理屈ぽく語る必要がない、と言う。現実、謝罪など富に理屈を飾り立て長々と話す人がいるが会社に対しても、個人に対してもマイナス効果になる。更にやたらにカタカナ(英語)を混ぜ知性を見せようとする人は醜く恥ずかしい。「知ったかぶり」ではなく、わからなければ「聞く」姿勢を大切にしたい。気になったのは、使ってはならない言葉、語句「いずれにしても~」「ところで」はなるべく避けた方がいいという。
『伝える力』池上彰
「概要」商談や会議、プレゼンテーションや企画書・報告書の作成、電話での交渉、メールでの連絡----ビジネスの現場で行なわれている日常業務。仕事の「できる」「できない」を左右するのは、意外とこうした基礎をしっかりやるかどうか。それには上司や部下、顧客とのコミュニケーションをいかに円滑にするかが鍵を握る。本書は「話す」「書く」「聞く」の3つの能力の磨き方を紹介。
第1章 「伝える力」を培う
深く理解していないとわかりやすく説明できない事実
謙虚にならないと物事の本質は見えない(分かったつもりは怖い)
重要なこと、そうでないものを種差選択(プライドを捨てる)
良い聞き手になる事
第2章 相手を惹きつける
相手が興味をさそる話題を提供(相手の心を掴む)
その場の配慮(場の空気を読む)言うべきか、言わざるべきか
自信を持って話す(姿勢・態度)
第3章 円滑にコミュニケーションする
相手との感情表現を大切にする
責任ある言葉、表現を身につける
叱る時は1対1の時が大原則 vs 褒める時は皆んなの前で
陳謝・謝罪に「御免なさい」は一番効果あり(理屈ぽい言い訳はマイナス)
苦情時にはまず名前から名乗り「単なるクレーマーではない」ことを悟ってもらう
クレーマー対応には穏やかに聞き直し録音・記録している旨を伝える
第4章 ビジネス文書を書く
フォーマット(目的・経緯・結論)に沿った文章内容(5W1H)
演繹法(具体的な結論を推論する方法)もしくは帰納法(一般的な規則を見出す推論)の選択
五感を大切に(色・音・味・匂い・手触り)に表現
具体的な事を飾らず表現する
第5章 文章力をアップさせる
「もう一人の自分」を想定して組み立てる
寝かせて読み返す(時間をおいて読み書き変える)
音読して、聞いてもらう
要約文章の書く癖をつける
第6章 わかりやすく伝える
わかりやすい言葉を使う(英語・カタカナ・難しい漢字を使わない)
「~性、~的」の表現で誤魔化しが効く
相手の立場に立って表現
場合によっては図解・矢印などを入れる・シンプルな表現にする
第7章 この言葉・表現は使わない
「そして」「それから」、「~が」(逆説となる)、「いずれにしても」
「ところで」「さて」も頻度少なく
絵文字の利用(意味を誤解されやすい)
第8章 上質のインプットをする
書く、話すには「読む」行為が必須(インプット・アウトプット)・メモする癖
語彙の幅を広げる(読書)・落語を聞く
@SNSの「いいね!」でその人の性格とその人を無意識に誘導できるという、それが「スピリチュアル」(無意識+魂)と言う。現代、高度化する知識社会では自分に合ったパーソナリティーを理解、前提にして、アドバンテージを持つモノを推し進める事、としている。さらに、意志力を振り絞ってパーソナリティーを矯正し、自分を変えようと努力するよりも、多様なニッチの中から自分を見つける方が良い、と言う。所謂、自分の得意な分野を地道に進めることの方が成功、もしくは幸福と思える人生になると言うことかもしれない。
『スピリッチュアルズ「わたし」の謎』橘玲
「概要」脳科学や心理学の最新知見を使って解き明かした、この、恐るべき「スピリチュアル理論」が、「自分」や「他人」に対する理解を180度変える――。「わたし」も「あの人」も、たった8つの要素で出来ている。人間の行動のすべてを、じつは(意識ではなく)無意識が決定している。あなたの知らない「あなたの無意識」これを本書では“スピリチュアル”と呼ぶ。今、世界の最先端では、すでにあなたのスピリチュアルが読み解かれ、さまざまな局面で利用されている。世界72億の、膨大なスピリチュアルズへの未知の旅は、すでに始まっているのだ。この事実を知って、今度はあなた自身が「自分の人生を変えられる」と気づく番だ――。
ー「スピリチュアル」とは無意識+魂という言葉
Facebookからの「いいね」で心理的特性(性格)が予測できる
また、その件数等から本人を行動・誘導させることも可能
行動させるコミュニケーション・心理操作をする・アルゴリズム(米大統領選挙への疑惑)
・VRのアトラクション(高所恐怖show)ゴーグルで高所のある板を渡る(意識と無意識実験)
その他ジェットコースター・ホラー映画なども(デートには人気がある)
マシュマロテスト(我慢できる子は成績も良く健康で犯罪に関わることが少ない)
・その他実験とその結果
初対面の人には温かい飲み物を出す方が良い(冷たい飲み物の違い)
交渉の際にはやわらかな感触のソファに座らせると相手の態度が柔軟になる
相手より物理的に高い位置に座ると、交渉が有利になる
相手と冷静に話し合いたい時には距離を取り、感情に訴えたい時には体を寄せる
プレゼンの資料は重いものを用意、人は重い本を持つとそれを重要だと感じる
赤は不安や恐怖を与えるが、注目を引きスポーツでは有利となる、服ネクタイも同じ
集団によるプレッシャーを受けると視覚の認知そのものが変化する
同調性の強い人は組織に従順で「長い物に巻かれる」、低いと「はぐれ者」になる
日本人の集団主義は同調性が高いvs米国人は個性的で同調性が低い
曖昧な状況に置かれると、無意識のうちにリスク回避的な選択を行う
「やる気」=感情である以上なんらかの報酬がなければ行動しない
「褒めて伸ばす」(自尊心を高める)子育て教育は意味がない・機嫌良く過ごせる事
ー「ビックファイブ」という心理学・性格判断基準(心理学者:ルイス・ゴールドバーグ)+3
外向的・内向的:明るいか暗いか・アピール力・説得力・嫌われる勇気
楽観的・悲観的:精神的に安定しているか
同調性:皆と一緒にやっていけるか(協調性)
共感力:相手に共感できるか・EQ/コミュニケーション力
堅実性:信頼できるか、あてにならないか・自制心・やり抜く力
経験への開放性:面白いか、つまらないか・創造力・イノベーション力
外見:魅力的か、そうでないか
知能:賢いか、そうでないか
ー性格診断テスト(SNS等での利用者分析)SNSの行動から性格を高い精度で予測できる
情動の安定した人はカントリー音楽を好む、外向的でエネルギッシュ(好き嫌い)
音楽・ファッション・映画・本などから解析可能
刺激に対して鈍感な人は外向的vs敏感な人は内向的
外向的な職業:政治家・起業家・芸能人・一般成功者
内向的な職業:専門職・医者・研究者・エンジニア・弁護士
楽観的な人は他人に責任を転嫁する(エゴイスト)、悲観的な人は自分で責任を負う
・喜びや幸福は色褪せていく(4年くらい)
・依存症(過食症など)ドーパミンによる影響
ー成功する3つのパーソナリティー
高い知能+高い堅実性+低い神経症傾向(精神的安定性)=高い外向性+魅力的な外見
「自己コントロール力」(GRIT:やり抜く力)社会で人とうまくやっていける能力
「ダークトライアド(闇の三角形)」権力欲+共感性の欠如+自己愛
他社兵の共感がなく、全てが自分本位で、利益のために他人を操ろうとする
@日本国籍を取得した元米国人日本文学研究者であるドナルド・キーン氏は「日本の魅力は文化と日本人」だったとある。質素で無駄のない美の結晶である工芸品、建築などと震災、災害など互いに助け合う心を持った人々だと言う印象、と言う。現代、世界から観光客が殺到しているなかでも良く聞くのが「日本人の親切さ、気遣い(おもてなし)」と言う。日本人の「他人を思う心」はまだまだ健在で有り、失われたくない日本人の良心だ。
『私が日本人になった理由』ドナルド・キーン
「概要」各界一流のプロの半生をインタビューで解き明かす人物・日本文学研究者のドナルド・キーンさん。東日本大震災で多くの外国人が離日するなか、「今こそ日本人とともに生きたい」とニューヨークの住まいを引き払い2012年3月、ついに日本国籍を取得し日本人となったが、それはなぜなのか…。キーンさんは18歳のとき、タイムズスクエアで「源氏物語」に出合い日本文学に魅せられ日本語の研究を志す。太平洋戦争では日本人捕虜の尋問や日記で日本人への関心を高め、また高見順の『敗戦日記』に感動。日本文学を世界へ紹介した功績から様々な賞を受賞している。日本では、「源氏物語」や「徒然草」を文法の教材にしてしまっているのが残念で、もっと物語として楽しむべきだと指摘するなど、日本人が見過ごしている日本の魅力を語ります。
ー「日本での美的感銘よりもむしろ感覚的に違和感がなかったこと」銀閣寺を見て思ったこと
無地の黒い羽織の裏に、とても綺麗な模様が描かれている(日本的文化の一つ)
無垢で単純な色彩
ー応仁の乱で残った京都の3つの寺・三十三間堂、六波羅蜜寺、千本釈迦堂(東山文化)
陶器や瀬戸物などのシンプルな工芸品(質素なもの、無駄のないものの中にある美)
ー「人類に何からの奇跡が起きて、憎悪が消え去り、人々が愛や美だけのために生きて、お互い美しい何かを育み合えば、本当に素晴らしい世界を構築できる」
ー「現代の日本人は震災や被害を他人事のように希薄になっている」だが、「日本人には互いに立ち直る力があると感じる」
ー松尾芭蕉に感動したことは「言葉が残る」(国破れて山河あり)など人の言葉は終生残ること
@疲労回復には食事、睡眠、運動で且つ悪い生活習慣の見直しだ。特に自分に合った運動、ストレッチを毎日することが重要さと感じた。(スクワットと伸ばすストレッチを気軽にやること)日頃気をつけたいのが姿勢だ。特にスマホを見ている時間が長いとつい前屈みで首、肩に負担がかかり疲労が募る、よって首周りを温め、枕なしで寝る習慣も見習いたい。お茶の温度で効果が違うのは意外だった。
『薬に頼らず疲労回復』宝島社
「概要」なんとなく体の調子が悪い、体がだるい、肩や腰が重たく感じる、一晩寝ただけでは疲れが取れない…、そんな疲れを溜めている人に、体の部位ごとに自分で疲労を解消できるワザを紹介。脳疲労、眼精疲労、内臓疲労、神経疲労、肩こり、腰痛など、疲労の種類ごとに効果的なマッサージやストレッチ、栄養素を医師が解説します。今ある疲れをスッキリ取って、健やかで疲れにくい体になる健康法を伝授します!
・部位によるセルフケアー(疲れの種類と改善方法)
・肉体的疲労・精神的疲労・神経的疲労・急性的疲労・慢性的疲労
・食事療法・睡眠方法・生活習慣・運動
・脳疲労
毎日日本茶を飲む(数時間おきに)90度でカテキン豊富
80度でカフェインは眠気を抑え仕事を頑張る時
水出しでテニアンは自律神経の興奮を鎮めたい時
冷房は消さずに寝てOK・湿度50%を維持
靴下を履いて寝ない・冷え性でも履かない方が良い
寝る3時間前には照明を変える
軽いストレッチ(太ももを伸ばす・膝・全身のストレッチ)
・眼精疲労
目を温かくする
眼球体操(遠近・上下左右・瞬き・ギューと2秒閉じる)
ツボを刺激(こめかみ・目頭を刺激)
目の保養運動(遠くを見る・栄養素を摂取(ビタミンD)
・首肩凝り
ストレッチ(肩に手をかけ首を傾ける・顎を立てる・後頭部を上げ下げ)
枕なしで寝る習慣
生活習慣の改善(首周りを温める・頬杖肘枕を止める・スマホ操作で姿勢を上げる)
・胃の疲れ
舌のチェック(胃のむくみ、不調を知る:凸凹・黄色)
水分の補給(@1.5l)コーヒー・黒豆茶・ドクダミなどでむくみを取る
胃を整え清掃する(糸蒟蒻・キャベツ・春菊・山芋)
むくみを取る(大根卸し・色付き豆・さつまいも・焼きなす)
スクワット(20回ほど)・走るなら上り坂5分間
・腸の疲れ
ゆっくりよく噛む・ぬる目の入浴・寝る3時間前には食事をしない
ストレッチ(腰・腕・上半紙の伸び)
・副腎疲労
朝に塩水・間食に梅干し・ビタミンB群(豆・レバー・鶏肉・ニンニク・貝類)
タンパク質と野菜(果物は朝食か3時以降に・魚・豆類・穀物)
・神経疲労
朝日を浴びる・朝コップ一杯の水・朝食を摂る・体重排便チェック
手書き日記等を始める
・腰痛
姿勢を後ろ重心に歩く・腰ストレッチ・大の字で寝る(手のひらを上に)
座りっぱなしを止める・ふかふかソファーを使わない・強めのマッサージをしない
@幼い時離婚と病気で両親を亡くした一人の学生がたった一人の血のつながったおじさんを探し求め修学旅行の日程に組み込む。「孤独」に対する希望を描いた書だ。「孤独」は自分自身の思い込みと行動の所為だ。だから孤独を解消する、乗り切るには何か一つでも他人よりもできることを一途にする事だと、思う。それが楽しくできるようになれば自ずと自信が生まれ、仲間にも褒め称えられていくはずだ。
『それは誠』乗代雄介
「概要」修学旅行で東京を訪れた高校生たちが、コースを外れた小さな冒険を試みる。その一日の、なにげない会話や出来事から、生の輝きが浮かび上がり、えも言われぬ感動がこみ上げる名編。
ー高校生の修学旅行に東京見学となり、男女3人ずつのグループが見学先を検討し始める。だがその一人の男子が「日野」に行きたいと一人での行動を願い出た。で、男子3人がその「日野にいるおじさんに会う」予定を実行する。見つかれば退学にされそうな男子3人の非グループ行動に女子3人も同意する。
ーその男子は幼い頃母を亡くし、その母方の兄が養子として引き取りを願ったが拒否され、その後祖父母に育てられる。その時3歳での記憶は生きている間に一度は会ってみたいと感傷すらあった「おじさん」なのだ。
ーその男子はいつも孤独で仲間も少ないことでグループでも異質の存在であり、異例の見学先に戸惑ったが、2人の男子が付き合う。
@『結婚したくない人は4割にも 生涯未婚者の割合は』Forbes記事。
未婚者は女性よりも男性が多くなり更なる少子化は避けれない状況となる。少子化対策の特効薬は「移民の受け入れ」しか方法がなくなる。さもなければさらに深刻な労働者不足によって国の税収が激減、よって更なる国民の税負担増となり、老後年金の減額など日本の未来は決して明るくはない。
@世の中はデタラメで装った情報が氾濫し詐欺に発展している、それが真実だと評価することが難しいからでもある、と言う。「専門家によると」「研究機関によると」など詐欺師は「あらゆる情報を握っている」として最初から疑問を持って自分自身に問うことだ。「なぜ私なのか」「情報は正確なのか」など詐欺師の金を引き出す手口を疑って視ることだ、と言う。中々わかっているがいざとなるといつの間にか騙されている、という現実がある。騙されない為にはまず周りに相談してみる事、ネットで検索、正確さを確認する事などだろうか。
今年の詐欺被害額が70億を超えている、と言う。
『全員カモ』ダニエル・シモンズ
「概要」「見えないゴリラ実験」とは、私たちが動画の中で人がバスケットボールを投げる回数を数えることに集中していると、意外にも画面の中でゴリラの着ぐるみが歩いていてもそれに気づかない、という現象を証明した。「見えないゴリラ実験」(著者ダニエル・シモンズのサイト)
https://youtu.be/vJG698U2Mvo?feature=shared かつてないほど人間の頭脳と判断力があてにならない時代に備える!!いつのまにか巻き込まれる
ー「合法的かつ効率的に脳がハックされる」
・特殊詐欺等の手口に引っ掛かる、絶対に騙されないとお思う人がカモになる」と言う。それは人間の心の働きをうまく利用されているからだ、と言う。
・2つの詐欺手口「ハビット:癖や習慣」(集中、予測、思い込み、効率)と「フック:心に引っ掛かるもの・一貫性・親近性・正確性・有効性」(興味を奪い確認する事なく受け入れること)
ー「ハビット」
・人は目の前にある情報だけに注目すると、それを必要以上に信じる(インフルエンサー)
・騙そうとする者は他のことについては言及しようとしない(例:成功した理由)
・嘘ほど真実に見える「人は予想したものを信じる」何かが欠けていると気づくこと
・データー偽装は日常茶飯事・インチキな実験結果が通用する世界(不正行為など)
・記憶はあてにならない(時と情報交差で異なる組み合わせを構築する)
・疑う事さえ忘れる(人、データ、資料情報への思い込み、一時の情報操作など)
・適当すぎる考えに傾く(確固たる証拠に基づいた考えでも変わりやすい)
・人への深い信頼から裏切られる(共をどこまで信頼信用するか)
・人はわかりにくいものに金を出す(贋作、偽物、高価な物など)
ー騙される言い方・答え方
・「適切な調査を実施した」「すでに検証済みです」「専門家のお墨付きです」
・「複数の情報源に基づいている」「厳格で、強固で、透明性の高い・・・」
ー交渉を有利に運ぶ3つの質問
・「他にお話しいただける事はありませんか」(もっと聞かせてほしいと頼む)
・「どんな情報があれば考えが変わりますか」(反対する意見などを聞く)
・「もっと良い選択肢はどれですか」(最善の選択肢をさらに問う)
ー「フック」
・うますぎる話を見抜く方法:(ノイズ・ばらつきを探す)
・ちょっとづつ変えるとわからない(変化が薄らとなる)
・「平均して」と「常に」の違いに気づく
・「親近感」と「真実性・正当性」に気づく(迷ったら知っている方を選ぶ)
・「繰り返すと真実になる」錯覚を起こす
・「新しい見方」・なぜ心当たりがあるのか自問する(知っているだけなのか)
・データ・数値を正しく理解しているか(カムフラージュを解け)
・「世論調査」をどこまで信頼するか
・健康関連の「たちまち健康」など有効成分など出所を確認
・科学とテクノロジーの数値技術への理解
@『もっと取りたい「体にいい炭水化物」、実は白米も冷やせば大変身
体重減少から糖尿病やがんリスクの低下まで、「難消化性でんぷん」に多くの利点』ナショナルジオグラフィック記事。
難消化性でんぷんは、太り過ぎの人で高まっているレプチンというホルモンの濃度を下げるため、満腹感を早めに感じられるようになり、1日の摂取カロリーを減らすのに役立つ。難消化性でんぷんから健康効果を得るための適量は1日15グラムです、と言う。
水と一緒に加熱してから冷ましたジャガイモや米(冷やご飯)、パスタ、オート麦などに含まれている。「調理して冷ます過程が、難消化性でんぷんの量を増やすのです
@公益社団法人全国有料老人ホーム協会(ちと長い団体名)は毎年川柳を公募、2024年は総計1万2891句で入選作等含め89句が載せられた書籍。テーマの多くは「日常生活・老化・知力の衰え」などと言う。面白いのは現代機器との睨みっこ的な俳句だ。例えば「時短家電 覚えるまでに長時間」、最近は取説読んでもカタカナも多く意味不明となる。場合によっては取説がなくWEBサイトを奨励、長い文章を読むだけでも疲れ果てる。「ぶつぶつと暗証番号 唱え過ぎ」なども暗証番号が複雑化、大文字小文字数字に記号を入れる等、誰も覚えられない。
『シルバー川柳14』 ポプラ社
川柳を公募すると多くのテーマは「日常生活・老化・地力の衰え」という。
ー面白く、楽しい川柳を書き出してみた。()内は私の個人的な意見
「時短家電 覚えるまでに長時間」(取説読んでも意味不明が多くなった)
「見つめてる 考えている あら寝てる」(一人ソファーでTV見ている姿なのか)
「孫の友 どの子の名前も読めません」(当て字が多く読めない字が増えた)
「七回も転んで起きれる わけがない」(老いの転倒は何かしら傷つく)
「ワシだって 財布の中は キャッシュレス」(老後のお金は大切)
「忘れると 覚えられぬの 二刀流」(覚えている間にもう忘れる)
「朝食は薬とサプリのフルコース」(効き目のわからないサプリは数だけ増える)
「SNS仕方がわからん SOS」(IT機器はより複雑に細かい)
「詳しくはWEBでと言わず 今言って」(なんでも誘導させるのが現代)
「GPTよりも必要 GPS」(迷子にならないように)
「ボールペン 拾っただけで肉離れ」(使わない筋肉どう鍛える)
「カードで とレジで差し出す診察券」(財布の中身で増えるのは診察券)
「面倒な奴にはボケたふりをする」(老いの武器)
「立ち上がる どうする俺は何をする」(思い立ってもやる事忘れる)
「会場が 法事に見えるクラス会」(みんな歳取った仲間)
「ぶつぶつと 暗証番号 唱え過ぎ」(覚えが悪いとつい声に)
「隙を見て やるというけど いつも隙」(自由時間が余るほどある)
今までの傑作集がこれ
「誕生日ローソク吹いて立ちくらみ」
「アーンして 昔ラブラブ 今介護」
「断捨離でうっかり夫捨てそうに」
@何事にも成功・実現させるにはまず目標、時間を設定し、その為に目標を小刻みに設定し習慣化させる。さらに時間があればその目標の時間を優先させ、ひたすら励むこと、と言うこと。まずは思いたったら行動し、緩いルールでも反復させ、必ず時間を含めた数値を設定して開始する、事だと言う。「何もしないことは何も起こらない」でありチャンスが目の前にあっても気が付かないままとなる。多くの人生の後悔はその時行動をしなかった、と言うよく言うが、過去の時間は悔やんでももう戻らない、と言うことになる。
『すごすぎる小さな習慣』児玉光雄
「概要」「小さいことを重ねるのが、とんでもないところに行く、ただ一つの道と思う」これは、メジャーリーグで3000本安打という偉業を達成したイチロー選手の言葉。簡単な日課を続けるだけで人生にとんでもない奇跡が起こる!脳の習慣回路を自動モードに切り替えて本気で自分を変える法。超人のような「才能」や「やる気」、「意思力」がなくても。小さな習慣をつけることで、あらゆる成果は驚くほど上がります。脳の報酬系を上手に刺激することで、簡単に実行する力が身につくのです。
ー小さな目標・小さな習慣
1日30分の速歩目標:3分単位に小刻みに積み上げていく(小さな行動から始める)
理屈なしに動き出し、反復作業で快感にしていく(やる気は待ってもこない)
楽して進歩や成長はない(快適環境はぬるま湯であり現状維持しかない)
自己暗示(思い立ったら行動する、その後変更、調整していく)で習慣作り
隙間時間の活用(スキル向上への時間を優先させる)
「捨てる勇気」「やめる勇気」を身につけると時間が生まれる
「ラストスパート」から「スタードダッシュ」へ転換
どんな作業でも所要時間を設定する(開始と終了)
ー3つの原則でプロにする(ひたすら1つの分野のスキルを高めることに時間を注ぐ)
1、目標設定:期間を決めてマスターする目標を設定する
2、時間確保:そのマスターできる時間を優先させる
3、反復練習:フィードバックを機能させた反復練習をひたすら繰り返す
ー欲と言うエネルギー
1、生理的な欲
2、感情を伴った欲
3、夢を現実にしたいと言う欲
ー目標達成カードを作成(大谷翔平等が作った表)
中心にある目標:体つくり・メンタル・人間性・コントロール・野球
運・キレ・スピード・変化球
行動パターンを作り・経過を観察(悪習慣を止める、辞める)
・やらなくてはならない事でやっている事
・やらなくてはならない事でやっていない事
・やらなくてもいい事でやっている事
「5分間リフレッシュ法」5分間の瞑想(心の不安を取り除く儀式・起床時・就寝前)
「チャンスに出会わない人間は一人もいない、それをチャンスにできなかっただけ」
「人生は今日しか存在しない」
@『認知症、気軽に声掛けて オレンジ色の「ヘルプマーク」作成―父亡くした男性提案・愛知県大府市』時事通信記事。日本はハンディーキャップある人々への「思いやり」が少ない。そう言った意味でも「認識できるマーク」は必須だ。これは「認知症ヘルプマーク」だが、身体的なハンディーを抱えた人々を一目で認識できるマークはもっと必要だと思う。例えば、「目・耳が不住な人」「思うように喋れない人」「足腰を痛めている人」など見た目ではわからない人への配慮がもっとあってもいいはずだ。これからの老齢化の日本に必須のマークだ。もう一つアドバイスするなら言葉が欲しい『私は視力が弱く不自由です。どうぞご理解ください』『私は耳が遠く聞こえません。どうぞご理解ください』などシールがあるともっと周りに配慮でき効果がある。
@一昔前までは塾といえば「習字」と「そろばん」が盛況だっが現代はPC/計算機のおかげで書くことも計算もしなくなったが、計算はビジネスでも生活でも暗算含めできる方が役に立つ。ここにある「Box暗算」「@変換」など役にたつ。
ここにはないがインド式計算方法など覚えていて便利なものがある(例として)
左数値が同じ数値の場合
・52x58=(1+5x5) / (2x8) =3016
・91x99=(1+9x9)/1x9=9009
・43x47=(1+4x4)/3x7)=2021
・123x127=(1+12x12)/3x7=15621
右側が同じ数値の場合
・56x56=5x5+6/6x6=31/36=3136
・19x99=1x9+9/9x9=18/81=1881
両方とも違う数値の場合
『ずるい計算力』斎藤広達
「概要」飲み会の割り勘の暗算、商談中の「1,200円のもの、1867ケース買ったらいくら?」の暗算、あなたはできますか? 算数・数学……を避けてきた方でも、このややこしい計算が10秒で暗算できるようになります。
ー計算方法を解く書物
・計算力はコミニケーションを円滑にする
・計算力は先読みの力になる
ー苦手意識を腐食する最善の方法
トレーニングで数字に触れる機会を増やし、体験を重ね、積もり積もった苦手を取り除く
苦手意識:数字の桁数を「@変換」(一人当たり、一個あたりに変化して計算する)
ー「ざっくり暗算」(2桁の暗算)
・25x12=?
25x10+25x2=250+50=300
・32x22=?
32x20+32x2=640+64=704
ー多すぎる桁数を攻略
・1万x1万=1億 (10000x10000=100000000)
・100x10000=?
100+0000=100万
・250x1000=?
25+0000=25万
ー「box暗算」
・42x34=?
40x30=1200
1200x(40x4)=1200+160=1360
1360+(30x2)=1360+60=1420
1420+(4x2)=1428
(42x30)+(34x2)=1360+68=1428
・43x17=? (40+3)x(10+7)
43x10=430
43x7=301+430=731
ー「@変換」
大きな数値を「自分ごと」に変換「一人当たり、一個当たりなど」
例:売り上げ8904億円は1億人の人口=8900円、単価@2千円とすると年間@4450
ー「平均値・中央値・偏差値」
正規分布図(曲線グラフ)で読み取る
偏差値とは自分の位置を測る計算式(√(サンプル数ー平均)x2+サンプル数値の列記)/サンプル数)
例;5人の数字での偏差値(10,20,30,40,50とすると平均=30)
√(10-30)x2+(20-30)x2+(30-30)x2+40-30)x2+(50-30)x2/5=14.1となる