ずっとamazon.comで売っていて気になっていた、デューイ・レッドマン『Live』(Nirvana Productions、1986年録音)。
Dewey Redman (ts, musette, voice)
David Bond (as)
Mark Helias (b)
Ed Blackwell (ds)
届いてみると、インクジェットプリンタで印刷されたとおぼしきジャケットは、へなへなと波うっており、インクむらまである。1986年のライヴ盤だが、2012年に出されたものである。こんな作りで、果たして正規録音かどうか疑わしい。
演奏内容は、別に大して特筆すべきものでもない。録音も悪く、突然ベースの音が大きくなったりして仰天する。折角のエド・ブラックウェルのお祭り太鼓があまり聴こえないのもよくない。
しかし、それでも、独特のレッドマンの音が聴こえるだけで嬉しいものだ。エッジが妙に丸く、もこもこしている、とでもいうのか。吹きながら叫ぶ得意技も「待ってました」。
別に、何と言うことはないのだけど。
●参照
○エド・ブラックウェル『Walls-Bridges』 旧盤と新盤(デューイ・レッドマン参加)
○キース・ジャレットのインパルス盤(デューイ・レッドマン参加)
○カール・ベルガー+デイヴ・ホランド+エド・ブラックウェル『Crystal Fire』
○マル・ウォルドロンの映像『Live at the Village Vanguard』(エド・ブラックウェル参加)
○エリック・ドルフィー『At the Five Spot』の第2集(エド・ブラックウェル参加)
○シャーリー・クラーク『Ornette: Made in America』 オーネット・コールマンの貴重な映像(エド・ブラックウェル参加)
○鈴木志郎康『隠喩の手』(キース・ジャレットのアメリカン・カルテットを流している)