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多摩川 健
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2006/09/20

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  • こんな輩もいた 北町同心 三ツ石真砂の祝言 その2

    芝七軒町左手、鍵屋長屋の木戸を入り左中棟の角が菊池三之亟の寺子屋、その右隣りが三之亟とお絹の家と稽古場である。「おや、音乃様お久しぶりですね。今日はお稽古でございますか。真砂さまも・・・・」左棟角の煮売り屋おみよが声をかける。「お稽古ですよ。弟は三之亟様と少しお話がありましてね」「よろしかったら、帰りにお寄りください。よい目黒の筍と深川沖の蜆が入っておりますよ」「おや、それは楽しみなことですなあ」音乃はお絹の元へ、真砂は角の寺子屋に入って行く。「真砂様、お珍しい」書き机から目を上げた三之亟。少し髪が白くなり始めている。それから一時、真砂の話を黙って聞く三之亟。「だいぶに、惚れたようですなあ。羨ましい。旗本の身分からすると思い切った決断ですな。まだ三日とは・・・ちと早い気もするが・・・思いは固いようだ」「こ...こんな輩もいた北町同心三ツ石真砂の祝言その2

  • こんな輩もいた 北町同心 三ツ石真砂の祝言

    こんな輩もいた江戸享保人模様第一話三ツ石真砂の祝言ーー三ツ石真砂は自分は、武人というよりは、文人だなと思っていたーー旗本三千石次男三ツ石真砂が、父三左から、格下の九百石御家人、北町奉行所同心浜野善兵衛の一人娘しのに養子の話があると聞いた時、十九歳の真砂に直観が走った善兵衛の八丁堀組屋敷に行き、瓜実顔、色白で清楚なしのが茶を勧め顔を上げ真砂を見やった時、ー同心を継ぎ、添い遂げるのはこのしのだーと確信した。人には時としてそのような感覚があるものだ。それから約四十数年同心として天分の気質を磨き上げる浜野真砂である。ー十九年前。虎ノ門西の旗本三千石三ツ石家の屋敷である。「このお子はほんによくねむりますなあ」乳母お由の大きな乳房に縋りついて、乳を吸い終わると、又目がとろーんとして眠りは始める次男の真砂である。「ほん...こんな輩もいた北町同心三ツ石真砂の祝言

  • 泥棒村 後編

    師走の二十四日夕刻。半年間鍛えた操船を、身をもって試す時が来た。半七と筏職十名。みのすけと強力百姓四名は、大船を、江戸に向けて釜石浦からまさに出航させるところであった。同時にはやばしりのよしは、飯能河原に走った。船上ではみのすけたちが、足回りの手甲脚絆、黒装束、工具、食料の点検をしていた。こちらは大船の別動隊が総勢十五名。飯能河原の村からは頭の捨松、弥助ほか十七名。総勢で三十二名の、五年がかりの大部隊であった。訓練のおかげもあって、大船は穏やかな波をけって南下し、銚子沖を二十五日には超えた。暮の二十八日夕刻。今日も江戸の町はよい天気だ。三之丞は稽古で汗を流し、牛込の道場から長屋まで戻り、井戸で洗い物をする。「お師匠様。お帰りなさい」「おうおう、はなと里ではないか。どこへでかけるのじゃ」「はいかかの許しをえ...泥棒村後編

  • 全文掲載 江戸元禄人模様 寺子屋師匠 菊池三之亟 事件控え 第三話 火つけ・・前篇

    第三話泥棒村つけ火の捕縛に活躍した、三之丞と田島牛乃進の親交が深まり、その一年後の元禄三年同じ師走のことであった。三之丞は鍵屋長屋東北角の厠を使い、露地右に折れて井戸に向かう。長屋の木戸の方角から、小男が,師走の寒い風を避けるように、北西の奥に向かっていくのを見ていた。三月ほど前にも確か、あの男は大圓寺の裏門、北西角の家にきたような気がする。竹のぶらしで歯をすすぐと、ゆっくと木戸入口右側の自宅へと向かう。北の方角から、強い風が吹き長屋の路地に土埃が舞う。「おいとさん。これはお頭からの、例のものでござんすよ。まあ村内でも試してみましたが・・なかなか使う量が難しい。簡単に、誰かに試すわけにもいかないからね。私も少しやってみたんですがね・・意識が朦朧として、そのまま寝込ンじめえましたよ。若い筏師の連中は、うなり...全文掲載江戸元禄人模様寺子屋師匠菊池三之亟事件控え第三話火つけ・・前篇

  • 江戸 元禄 人模様 寺子屋師匠 菊池三之亟事件控え 第三話 「泥棒村」その4

    うっすらとした明かりの中を、四艘が北千住から荒川をさかのぼる。漕ぎ手は、熟練のようで船足は相当に早い。川越からさらに入間川上流に入ってゆく。やがて川が二筋に別れ、入間川本流から右手の飯能方向に入る。土手沿いをわずかな提灯の光で、馬上は前が三之丞、後ろが弥生であった。あたりは川越藩の所領であったろう。しばらく進むと入間川が川上から大きく蛇行する地点。飯能河原で四艘の船は係留し、千両箱を、河原の横の広場に降ろし積み上げた。あたりは、朝のひかりが立ち始めている。土手の手前で、馬から降りた二人はその様子をうかがう。さてどうしたものだろうか。「思いの外にうまく運んだな。さて最後のの仕事じゃ。皆頑張っておくれ」広場の奥には杉、檜が筏としてにいつでも組める状態で大量に置いてある。百姓強力みのすけの合図で、十人の屈強な男...江戸元禄人模様寺子屋師匠菊池三之亟事件控え第三話「泥棒村」その4

  • 江戸 元禄 人模様 てらこや師匠菊池三之亟 事件控え・・第三話 「泥棒村」その3

    「泥棒村その3」それから一刻。新橋の金春湯屋に出向き、ゆっくり湯につかった三之丞は、帰りに店じまいした煮売りやおみよの店によって、頼んでおいた野菜の煮しめとイワシのめざしを受け取ると、遅い夕餉をゆっくりと食べ終わった。明日の子供たちへの手習いの準備も終わり、床をのべようとしていた。時はすでに子の刻に近い。入口をたたく音が聞こえた。「兄上、兄上。まだお休み前ですか」弥生の声がする。外は漆黒の闇だ。「なんだこんなに遅く・・一人でまた参ったのか」「母上がどうしても、今晩中でとお待ちでございます。どうしても連れてこいとのおおせでございますよ」苦笑しながら三之丞は袴をはいた。二人が外に出たその時・・三乃丞が門口で立ち止まり、ふーと天を仰ぎ見るとじっと立ち止まったままであった。鋭い直感が三之丞を貫いたのだ。前にもしば...江戸元禄人模様てらこや師匠菊池三之亟事件控え・・第三話「泥棒村」その3

  • 寺子屋師匠 菊池三之亟事件控え 第三話 泥棒村その2

    「兄上。何か!」その翌日の宵遅く、三乃丞が厠を使って井戸端から部屋へ戻ろうとする。木戸から入ってくるあの男にまた出会った。顔を背け、奥の方向に行こうとする。間違いない。あの時お助けいただいた方徳様だ。思い切って三之丞は声をかけた。「川越でお助けいただいた方徳様ではありませぬか」男は、はっとしたように顔を上げた。間違いなかった。「あの折はありがとうございました。川越在の友人を訪ねた帰り道に腹痛で。お助けいただいた菊池でございます」三之丞の礼に、男はとぼけ顔で答える。「おうおう。あの時の吾人か。確か寺子屋の師匠とか。ここであったか。旅の途中難儀をしておられる方を助けるのは、医師として当然ですよ」眉の濃い角張った目の方徳。「誰かお知り合いがこの横丁長屋に・・」「はい。時々薬草の仕入れに江戸に参りますが、今日は飯...寺子屋師匠菊池三之亟事件控え第三話泥棒村その2

  • 江戸 元禄 人模様 寺子屋師匠 菊池三之亟事件控え 第三話 泥棒村 その1

    第三話泥棒村つけ火の捕縛に活躍した、三之丞と田島牛乃進の親交が深まり、その一年後の元禄三年同じ師走のことであった。三之丞は鍵屋長屋東北角の厠を使い、露地右に折れて井戸に向かう。長屋の木戸の方角から、小男が,師走の寒い風を避けるように、北西の奥に向かっていくのを見ていた。三月ほど前にも確か、あの男は大圓寺の裏門、北西角の家にきたような気がする。竹のぶらしで歯をすすぐと、ゆっくと木戸入口右側の自宅へと向かう。北の方角から、強い風が吹き長屋の路地に土埃が舞う。「おいとさん。これはお頭からの、例のものでござんすよ。まあ村内でも試してみましたが・・なかなか使う量が難しい。簡単に、誰かに試すわけにもいかないからね。私も少しやってみたんですがね・・意識が朦朧として、そのまま寝込ンじめえましたよ。若い筏師の連中は、うなり...江戸元禄人模様寺子屋師匠菊池三之亟事件控え第三話泥棒村その1

  • 江戸元禄人模様 寺子屋師匠菊池三之亟 事件控え 第二話 火つけ 全文掲載

    皆様の感想を楽しみにしています!第二話火つけ芝七軒町。銭屋長屋を師走の北風が江戸湾へ突き抜ける。寺子屋では今日も、手習いの真っ最中である。「おいおい・・・みの吉・・そんなに慌てて書くことはないぞ。今日はな、この壁に師匠が書いたーーいろはにほへとーーこれをしっかりと、ゆっくり見て書きなさい」「長次・・少し墨が薄すぎるようだな。留吉は、きちっと座り姿勢を正して書きなさい。梅、それでいいよ・・そうそう筆の先はそっと入れ、しっかり伸ばす。止めるところはきっちり止める」さとがほっぺたに墨を付けて言った。「梅はね、いつもなにかしゃべり方がおかしいんだよ。だってね・・イロハニフヘト・・・・ていうんだよ」前歯が一本抜けた梅はまだ少し空気が抜ける。「少し筆を休めて皆聞きなさい。人間はその身体の特徴や、やや欠けた所があっても...江戸元禄人模様寺子屋師匠菊池三之亟事件控え第二話火つけ全文掲載

  • 江戸元禄人模様 寺子屋師匠 菊池三之亟事件控え 火付け その2

    門前仲町を左に折れ、仙台掘り方向の万年町。代貸三蔵の家では、酒肴が準備され、肥前藩浪人大西主馬、同じく肥後浪人石橋一之介が歓待を受けている。二人は木場の先に巣食う、食い詰め浪人だ。もはや土地の無頼者と同じであった。「・・というわけで。先生方に、やっていただくほどの仕事ではないんだがね。先生のところにいなさる・・伊勢崎の・・たしか・・」「三平のことかね。奴はあれでなかなかK役に立つ。度胸もあるしな」「ボヤ程度とはいえ、お調べは厳しいから、よそ者ですぐに江戸から出れる奴がいいんでね。どうかお願いいたしますよ。とりあえずこれは前金で」と大西の前に三蔵は四両を置いた。「いいだろう。引き受けた。それでいつまでに・・」「年内ですがね。できればここ四、五日で片を付けたいんでござんすよ。くれぐれもわしらの筋は・・・ご内聞...江戸元禄人模様寺子屋師匠菊池三之亟事件控え火付けその2

  • 第二話 その1 公開

    第二話火つけ江戸中期。元禄元年。師走の話である。江戸は家康の江戸城建立から約百年。百万人の大都会になっていた。全国での米の生産が飛躍的伸び、乾田への切り替えで地方はまた、稲の他に、藍、桑、紅花等、多岐にわたる生産で豊かになりつつあった。、物流では1670年の初頭には、河村瑞賢が東回りと西回りの廻船を開き、特に大阪では両替、金融業が諸藩の蔵屋敷の管理や出納を行う、というような時代になってきた。当時の江戸、大阪は米の集積地の他に、大名の藩の財政を管理する重要な出先であった。武士階級においても二大都市は重要な拠点となっていた。一方、市民の生活は、武家の豪奢ぶりからはまだかけ離れてはいたが、一部の豪商達は江戸、大阪での米の管理ということで、急激に蓄財するものも多くなっていた。大阪、江戸の蔵屋敷とも大繁盛で一部の豪...第二話その1公開

  • 今日は 第二話 投稿します! 江戸元禄人模様 寺子屋師匠 菊池三之亟 事件控え

    第二話火つけ江戸中期。元禄元年。師走の話である。江戸は家康の江戸城建立から約百年。百万人の大都会になっていた。全国での米の生産が飛躍的伸び、乾田への切り替えで地方はまた、稲の他に、藍、桑、紅花等、多岐にわたる生産で豊かになりつつあった。、物流では1670年の初頭には、河村瑞賢が東回りと西回りの廻船を開き、特に大阪では両替、金融業が諸藩の蔵屋敷の管理や出納を行う、というような時代になってきた。当時の江戸、大阪は米の集積地の他に、大名の藩の財政を管理する重要な出先であった。武士階級においても二大都市は重要な拠点となっていた。一方、市民の生活は、武家の豪奢ぶりからはまだかけ離れてはいたが、一部の豪商達は江戸、大阪での米の管理ということで、急激に蓄財するものも多くなっていた。大阪、江戸の蔵屋敷とも大繁盛で一部の豪...今日は第二話投稿します!江戸元禄人模様寺子屋師匠菊池三之亟事件控え

  • 江戸 元禄 人模様・・・・短編・・・五十三話

    江戸元禄人模様ーー寺子屋師匠菊池三之丞事件控えーー(短編)作者:小出健司ペンネーム:多摩川健メイル:kkoide492000@yahoo.co.jp略歴:早稲田大学1967年卒業。東芝入社調査・企画・営業・海外・退職後マレーシア10年在住2015年帰国現在に至る。概略:現在の日本文化のある種の源。江戸時代中期・五代将軍綱吉・柳沢吉保の元禄時代。江戸・芝・七軒町、鍵屋長屋の寺子屋師匠・旗本三男坊・菊池三之丞を狂言回しに、この長屋と江戸周辺の庶民の生活と、義理と人情、侍と庶民、悪と正義、様々な事件に立ち向かう三之丞と妹弥生。華麗な文化の花の咲く中で庶民の勇気と懸命な生きざまと、二人の成長をえがく。主人公は毎回、江戸の庶民、武士、農民、盗人等多様である。短編の内容・・・・五十三話の予定第一話秋風第十一話時次郎の...江戸元禄人模様・・・・短編・・・五十三話

  • 感想を・・お待ちします!!

    感想をお待ちします!!いまのところ、三十四話まで完結1感想を・・お待ちします!!

  • 来週以降 第二話 公開予定

    第二話「火つけ」を来週以降数回に分けて、投稿予定です。感想をお待ちします。来週以降第二話公開予定

  • 元禄 人模様 資料 PHOTO

    今日は少し、執筆資料の写真を紹介です。元禄人模様資料PHOTO

  • 秋風 第一話 その5(最終)

    「芝の目明し琴屋もしらねえといいますが・・どうも・・怪しい・・奴のところか、近所の長屋か裏の寺ではないかと。もう一度探ってきやしょう」三吉が、表に出ようとしたその時。「それには及ばねえよ。神妙にしろ。そこの大葛籠、改めさしてもらうぜ」と琴屋の徳蔵と辰であった。「しゃらくせい!岡っ引き、二人でやろうてのかい。よし来い」胸倉から長ドスを引き抜くと、三吉は一気に飛び出し、徳蔵、辰との間合いを詰める。徳蔵めがけて鋭くドスを突き出す・・と・・そこへ木陰から法円の長棒が飛び、三吉の右足膝を鋭く打つ。たたらを踏んだ三吉は簡単に捕縛される。それを見て橋本、上原も刀を構え岡っ引き二人の前に立つ。橋本は構えからも相当に腕が立ちそうだ。今度は左の木陰から、一ノ辰と三乃丞がスイーと前に出る。「何奴だ。おぬしらは!」叫ぶ上原。すで...秋風第一話その5(最終)

  • 秋風 その4

    この数日前、日本橋本石町、両替商越後屋では、店中が大騒ぎとなっていた。女中とよと娘八重が、芝の増上寺へお参りに出たまま、夜遅くなっても戻らなかった。戌の刻から子の刻過ぎまで丁稚、手代、番頭総動員で芝界隈から新橋、神田、上野あたりまで探し回ったが、行方はつかめない。越後屋幸之助一睡もできないで、お内儀お由はすでに半狂乱の状態であった。幸之助は娘の八重が婚礼も控えている矢先であり、娘と店の評判から、身内で何とか探すことに全力を挙げていたが、疲労困憊でもあった。勘当した不肖の長男をあきらめて、同業の美濃屋の次男を、娘八重の養子に迎えて後を継がせる腹づもりであった。ーーまさかとは思うが・・あの幸太郎が・・実の妹をーーこうなってはもう神田の泉屋の親分にお願いするしかない。ことの起こりが、神田泉屋。ことはまことに皮肉...秋風その4

  • 江戸 元禄 人模様。。秋風の3

    やっと落ち着いて少し熱も下がった娘を従えて、裏の大圓寺へと向かう。鍵屋長屋は寝静まりあたりは漆黒の闇夜であった。長屋のちょうど南側に隣接して、大円寺の小さな裏木戸がある。和尚の大覚方円は少し変わった経歴であった。宝蔵院流の棒術の名手でもあったが、京都知恩院から許され、坊主と武芸者の二つの顔を持っていたが、その話はまた後日にしておこう。方円和尚は長屋の困りごとには、なにかと相談に乗ってくれていた。小袖を纏い、やっと少し落ち着いた様子の娘は、それでもまだ目はうつろで腕は小刻みに震えている。必死に思い出そうとしていたが。方円和尚の、今日の般若湯のお楽しみ時刻はとっくに終わっていた。「和尚様。実は金杉橋の東たもとでこの娘が倒れており、熱もひどく、拙宅に連れ帰りましたが、自分の名前も、なんでこうなったかも、分からな...江戸元禄人模様。。秋風の3

  • 江戸 元禄 人模様 第一話 秋風 その2

    浪人加藤一ノ辰は、品川の楼閣辰巳屋に番傘を納めた帰り道であった。高級和紙に達筆で「辰巳屋」と墨書して、油紙で仕上げた番傘は評判で注文も多かった。そろそろ、あたりが暗くなる夕七ツ゚金杉橋のたもとで橋の左側の欄干の下ににうずくまる若い娘がいた。右脇腹を押さえる姿があまりに痛々しいため一ノ辰が娘に近づいて声をかける。「娘さんどうしましたどこか具合が悪いのかな・・」娘はまだ十八くらいに見える。若く初々しい。首筋は汗でびっしょり濡れ、とても尋常には見えない。「少し下腹が痛いのですが・・」額は汗で光っている。「大丈夫でござるか。お送りしましょうか」娘はか細い声で、「お世話になり、ありがとうございます。急に、下腹が痛み出しまして・・しばらく休めば、大丈夫と思いますが・・・」「それはいけない。やはり送って参りましょう」か...江戸元禄人模様第一話秋風その2

  • 江戸 元禄 人模様ー寺子屋師匠 菊池三之丞 事件控え‐第一話ー1

    全20話週1-2回更新予定。第一話の-1秋風五代将軍綱吉の治世になり八年目元禄元年、今から約三百九十年前の江戸の話である。三年前の貞享二年には生類憐みの令が出ている。三河以来の直参旗本二千石、菊池左衛門吉行の三男菊之丞十九歳、二つ下の妹弥生は後妻みとの子である。先妻とよの子、太郎左衛門二十四歳、次男次郎座衛門二十二歳とは年の差があまりない。幼いころから学問と剣術が生きがいの三之丞と、おきゃんな弥生が、芝鍵屋長屋の寺子屋で、江戸市中の様々な人々とふれあい、ひょんなきっかけで事件に遭遇し、駆け抜け成長してゆく。さて、ここは神田の旅籠泉屋六郎の居間だ。一帯の香具師の元締めだ。「若旦那少しは考えてもらわないと困りますよ」角の張ったあか顔の六郎。「そうは言ってもさあ、仕方ないのさ」と越後屋の跡取り息子幸太郎はうそぶ...江戸元禄人模様ー寺子屋師匠菊池三之丞事件控え‐第一話ー1

  • 元禄 江戸 人模様ー寺子屋師匠 菊池三之丞 事件控えー 予告

    江戸元禄人模様ーー寺子屋師匠菊池三之丞事件控えーー(短編)各短編を少しずつ紹介の予定です。作者:小出健司ペンネーム:多摩川健生年月日:1943年メイル:kkoide492000@yahoo.co.jp略歴:早稲田大学1967年卒業東芝入社調査・企画・営業・海外・退職マレーシア9年在住2015年帰国現在に至る。概略:現在の日本文化のある種の源。江戸時代中期・五代将軍綱吉・柳沢吉保の元禄時代。江戸・芝・七軒町、鍵屋長屋の寺子屋師匠・旗本三男坊・菊池三之丞を狂言回しにこの長屋と周辺の庶民の生活と、義理と人情、侍と庶民、悪と正義、様々な事件に立ち向かう三之丞と弥生庶民の勇気と懸命な生きざまと二人の成長をえがく。短編の内容・・・・三十話の予定第一話秋風第十一話時次郎の仕掛け第二話ひつけ第十二話与力山内与十郎第三話泥...元禄江戸人模様ー寺子屋師匠菊池三之丞事件控えー予告

  • 元禄 人 模様 -寺子屋師匠 菊池三之丞 事件控えー

    短編の内容・・・・三十話の予定第一話より週二回程度公開予定。第一話秋風第二話ひつけ第三話泥棒村第四話大山詣り第五話いかさま賭博第六話作之進の仇討第七話板前三次第八話座頭の和一第九話伊織の仇討第十話富くじ魚屋の松次各短編WORD60行20P以内約9000文字元禄人模様-寺子屋師匠菊池三之丞事件控えー

  • 元禄 人 模様ー寺子屋師匠 菊池三之丞 事件控えー

    皆様今年も大変お世話になりました。何とか新しい春80歳を迎えられるのも>皆様のおかげです。生きて元気な限りよろしくお付き合いください。>>暇に任せ・・「元禄・江戸・人模様ーーー寺子屋師匠菊池三之丞事件控えーー」>>9月から短編・・一話WORDで約25枚10000字くらい。17話くらいまで・・好き勝手に書きました。>まだ修正・追加・校正前ですが・・・正月にでもお暇な折にか~~~るくご照覧いただき感想やご批判いただければ>幸いです。添付順不同ですが・・・概要などからご笑覧ください。>>数社当たりましたが・・・80歳デビューの新人をプロモーションしてくれそうなところは今のところ!!??です。>文芸社が初期のプロモーショ代2-300万円でといっておりますが・・・競馬大穴も当たらないので・・・保留中。>来春・・・2...元禄人模様ー寺子屋師匠菊池三之丞事件控えー

  • オジンのつぶやき・・その4 小学生時代

    今日のつぶやきはその41950年から1953年ちょうど小学校の一年から四年ぐらいまでの事を思い出しながら少し振り返ってみたいと思います。昭和で言いますと1950年が昭和の25年で1953年は昭和28年ちょうど1950年は、国外では朝鮮戦争が始まりまして・・日本は大変朝鮮戦争で景気のいい時代の突入.それから翌年の1951年には日米安保の調印が行われ、52年には血のメーデー事件、53年に吉田茂のバカヤロー解散があった時期に当たります。社会的には50年は金閣寺の放火、51年が羅生門がベネチアで受賞,1951年が例の・・・「君の名は」がラジオ番組で日本中を駆け回った時代です。1953年がテレビ放送が開始された時代です。私は小学校1年で前回にも述べたように自分の意思とはあまり関係なく、演劇部へ入らざるを得ないような...オジンのつぶやき・・その4小学生時代

  • 寺子屋師匠 菊池三之丞事件控え 短編 10話

    寺子屋師匠菊池三之丞事件控え短編10話寺子屋師匠菊池三之丞事件控え短編10話

  • 今日のつぶやきは・・・昭和の小学生時代で~~す

    そのあたりの・・・民主主権独立国としての・・・専守防衛・攻撃ということについてはまた別の機会に、考えを述べたいと思います。今日は…ここまでです。今日のつぶやきは・・・昭和の小学生時代で~~す

  • オジンのつぶやき 0

    今日は1943年昭和18年から子供の頃23歳のあまり覚えてないうろ覚えも多いのですが当時を振り返ってみましょう生まれた年の昭和18年は学徒出陣の年ですね。少し早く生まれていればまぁ太平洋戦争に行って生きて帰れなかった可能性もあると思っています当時昭和43年44年にはもう空襲が激化してましてアメリカ軍が連日氏と東京B29の爆撃が多かったと思います昭和44年は東京空襲の影響で学童疎開なんかもあったようですが私はまだ乳飲み子でしたので今覚えているのは空襲警報が鳴るとまず自分のふくちゃん人形を抱えて母親のほうに防空頭巾これは綿入れだったと思いますが頭そしてなんか暗いとこへ入るということをうっすらと覚えています多分防空壕だったんだろうと思います飛行機の襲来焼夷弾の雨あられというのはあまり直接的には記憶にはありません...オジンのつぶやき0

  • オジンのつぶやき 1

    今日は個人のつぶやきその1です。1945年ポツダム宣言受諾昭和20年8月でした.東京湾上のミズリー号の甲板で、当時の重光葵が日本の全権でポツダム宣言を受諾し、お昼から昭和天皇の玉音放送があったことをなんかうっすらと覚えています。私は昭和21年4歳児ぐらいだったと思います。翌年の昭和21年に日本国憲法が公布され昭和22年に教育基本法が制定され、私が小学校6歳で入学したのは、朝鮮戦争が始まった昭和25年1950年だったと思います。確かな記憶はあまりないんですがやはり・・・あっちこっちを背中におぶさって焼け野原から、バラック、浮浪者が多くて、そういったところを歩き回ったような気がしています。目黒駅にはいつも傷痍軍人が援助願いで道端に座っている姿・・・・思い出します。目黒の小学校で地元の品川区に近い原町小学校って...オジンのつぶやき1

  • 多摩川健の今日の 川崎競馬 予想 2022・7・4

    久々の…川崎競馬・・・・予想!!1R馬単8=4裏表2点2R馬単11=13R馬単9=14R馬単二軸12,7=2,5三連複3連単12=2,7=55R馬単11=126R馬単4=107R馬単二軸2,12=10,43連単三連複2=12,10=48R馬単3=89R馬単4=1,63連単複4=6=110R馬単4=1、611R馬単11=4,53連単複11=5=412R馬単10,11=110=1=11さあああああ‥‥どうなりますか!!多摩川健の今日の川崎競馬予想2022・7・4

  • 78年生きて・・・おじんおつぶやき

    つぶやきその2今日は1943年昭和18年から子供の頃2、3歳のあまり覚えてない・・うろ覚えも多いのですが・・当時を振り返ってみましょう生まれた年の昭和18年は学徒出陣の年で・・・国際的には米英中がカイロ会談をやった時期に相当しています。少し早く生まれていればまぁ太平洋戦争に行って生きて帰れなかった可能性もあると思っています当時昭和1943年にはもう日本各地への、空襲が激化してまして・・・アメリカ軍が連日東京にもB29での爆撃が多かったと思います。昭和19年は東京空襲の影響で学童疎開なんかもあったようですが・・・私はまだ乳飲み子でしたので・・今覚えているのはウーウーと長く尾を引く空襲警報が鳴ると・・まず自分のフクチャン人形を抱えて母親のほうに急ぎます・・防空頭巾・・・これは綿入れだったと思いますが・・頭にかぶり、...78年生きて・・・おじんおつぶやき

  • 2020 多摩川 健の ダービー予想

    六郷土手にはまだコロナの風が吹いている。「今日もあかねちゃんきっちり決めてるな!」伸治のおやっさんは横目で・・ちらっと…ウインク「バイオレットは私のいろよ!アジサイの季節だしね!紫は枠にないから・・・仕方なしに赤と青混色で・・・・必ず…ダビーも枠の3-4は抑えるわよ」バイオレットのドレスにベージュウのスカーフ・・・・堀之内・・・インシャラー出勤前の茜ちゃんはレモンチューハイとこはだの刺身。「こんな時期でもお風呂の客ああるんかい」タマガワ生活社の誠ちゃんは・・・ゲソにチューハイ「三強ダービーかいな・・・・」「誠ちゃん何年競馬やってるの!一強に決まってるでしょう!」松司馬電機独身寮の健夫ちゃんは・・・・冷静な口調で・・・アナゴでビールあおってます。「そうだな・・・・コントレイル単勝買って…見てるレースだな・・・健さ...2020多摩川健のダービー予想

  • ささやかに・・・・桜花賞予想・・・・ 多摩川 健

    「コロナが毎日大変な時に…暖簾上げるわけにはいかねえやな・・・・」六郷土手に春風が流れる・・・伸治のおっちゃんは・・・・ジントニック・・・ぐっとあおる。堀之内に出勤まえの茜ちゃん今日はライトバイオレットのドレスにグレーの薄いブレザー姿「こんな日にも・・お客さん来るのかい茜ちゃん!」タマガワ生活者、川岸ブルーシート生活の誠ちゃんはチューハイ・・・・ちびちびで・・・・・板わさつまみ「馬鹿言ってなさい!泡で…きれいに…ウイルスながしてあげるんだからね!!」「健さんこの頃おみかぎりねええ…もう…競馬はやめたの」総菜や花丸千鳥母さんはこはだで…剣菱。「いやあああ…このところ…無観客競馬で…気が乗らなくてね!」健はじっくり八海山。茜ちゃんがもう…トローンとした目つきで「桜花賞お願い…健さ~ん」「武乗り代わりの・・・17番レ...ささやかに・・・・桜花賞予想・・・・多摩川健

  • 競馬小説 連載7 「スネイク・伊勢 浦河にて」

    スネイク・伊勢・浦河にて一週間後の土曜日、表(スネイク)は、午前中の調教を済ませると、池貝のおやじさんに休みをもらった。「おやじさん、明日、一日休みをくれませんか」「足の悪いあの仔は大丈夫かい。おまえがつきっきりで面倒見ているから、頼りすぎはわかっているけど、乗り運動にも人手が少なくてな:::」「実は、あの仔を見てくれた浦河の獣医と約束したもんで」「どんな約束だ」「浦河の牧場のやり方を見たいし、一緒に廻ってくれると言うもんだから。それにあの仔馬の今後の手当てや、扱い方も相談したいし」おやじさんは、それ以上無理は言わなかった。「それじゃ行っておいで。月曜日の引き運動には間に合うんだな?」「月曜の朝には間に合いますよ」新冠から車で南下して一時間だが、スネイクは浦河まで足を延ばしたことはなかった。有名な社大ファームや...競馬小説連載7「スネイク・伊勢浦河にて」

  • 競馬小説 連載6 「獣医・・・ 伊勢 三郎」

    獣医伊勢三郎伊勢三郎は、この日高、浦河の地で三代目にあたる獣医の長男であった。父は、浦河の牧場が主な得意先である。日高の地は、大雪山の南西、北海道のほぼ中心の十勝岳を北限とし、狩勝峠から南北に一千Kmに亘り、襟裳岬まで連なる日高山脈によって、東西に分断され、東を十勝平野、西の太平洋沿岸は、日本でも有数の馬産地を形成している。紋別、新冠、静内、浦河は戦後、競馬の大衆化と共に、サラブレッドの生産で繁栄してきた。近年は外国生産で、日本育成の外国産馬が大活躍で、強い内国産馬の生産を目指す中小牧場の努力にかかわらず、当歳時に約束を交わす庭先取引が少なくなり、内国生産馬は売れ残るという状況であった。優秀な牝馬を保有する大牧場や、共同経営方式の大型牧場に、中小牧場が圧迫されるという状態が続いていた。三郎は、父を継がねばならな...競馬小説連載6「獣医・・・伊勢三郎」

  • 競馬小説 連載 5

    幸次…北海道幸次には父の思い出というものがほとんど無かった。突然蒸発した父を捜したり、逢いたいという気持ちも起こらなかった。父のいない小諸の作り酒屋で、懸命に働いた。小柄で気丈な母と、出来のいい兄貴の下で育った自分を不幸だと考えたことはなかった。しかし、自分はいつまでもこの家には居られない。次男が跡取りとは別に、なにがしかの処遇を受けて別所帯や、分家となるということでなく、早い時期に家を出て、自立したいという思いだ。次男の自分に、父の血が強く流れているのかもしれない。母からは、よく聞かされていた。「あの人は父親になれない男だった。仕方が無い、そういう人と一緒になったんだから」色盲や音痴のように、父は生まれながらに父親になる遺伝子が欠如していた。自分も同じことになりそうだ。高校卒業と同時に北海道へ渡った。全共闘の...競馬小説連載5

  • 競馬小説 連載4 「出会い・・・香港」

    出会い・・・・香港スネイクは、生暖かい香港特有の、澱んだカビ臭い風をゆっくり吸いながら、北京道を横切ってスターフェリーターミナルの方向に向かった。今度の計画で、高垣三郎、鄭調教師と中環(セントラル)の中華料理店で、八時に待ち合わせていた。ちょうど尖沙咀の交差点を渡ろうとした時、観光客らしい日本人女性の声に振り返った。「ワア!危ないじゃない!急に押して…アアッ、ストップ。何するんですか!」ーーしかし、遅かったーー香港人の押し屋と、もう一人の若いTシャツの男が、ショルダーバッグをひったくると、赤信号を突っ切って、オーシャンターミナルの方向に、飛ぶように走り去った。「大丈夫ですか。背中をひどく突かれたようでしたが」花柄ワンピースの女は、走り去った男を追うのをあきらめた。振り返り、男を見た。細い不気味な眼だ。動転した眼...競馬小説連載4「出会い・・・香港」

  • 競馬小説 連載3 「馬主 曽我」

    馬主曽我この事件の九ケ月前、曽我は石井牧場を訪ねていた。彼は、石井牧場の繁殖牝馬と、その配合を信頼していた。新冠でも小規模牧場だが、良い母親に恵まれ、ここ十年近くのめぼしい仔は、ほとんど所有していた。今度のメティウスの´96はどこか違っていた。石井の息子から、メティウスと、ブライアンズタイムの配合に期待してほしいと聞かされ、四月十二日の誕生の翌月には、新冠まで確かめに来ていた。誕生から一ケ月の仔馬というのは、本当に愛らしい生き物だ。母メティウスの足下を離れようとしないで、小走りにじゃれ付いている。何回も見ているのだが、どの仔馬も本当に可愛い。この仔馬だけが特別というわけでもない。彼等は皆同じように無邪気で、やがて来るサラブレッドの厳しい戦いの時間とは別な、離乳までの六ケ月を過ごしている。母との一日中の触れ合いは...競馬小説連載3「馬主曽我」

  • 競馬小説連載 2 [INJYUSTICE」 多摩川 健

    石井牧場石井はあまりの惨たらしいメティウスの姿に、息が止まり腹の奥から嘔吐した。涙さえ出ない、悲しい光景だ。サチカゲが、恐怖で立ちすくむ姿を見て、口の中の苦い汁を吐き飛ばし、首を強く抱いてやった。震えの中から、サチカゲの恐怖が伝わる。やがて、ゆっくりと首を石井の方に向けた。見返してやるにはしのびない。深い悲しみの瞳を石井は忘れる事は出来ない。牧場でも一番優秀な牝馬、メティウスに、ブライアンズタイムをかけ、去年四月の誕生から、ずっと石井が世話してきた。十月に離乳が順調に終了してからも、五頭世話する中で、このブライアンズタイム'96にはとりわけ、将来性を直感していた。「サチカゲ」と呼んで、当歳時から眼をかけていた。曽我も当然自分が引き取る馬と考えていた。曽我の夢は、ここ五年のクラシック制覇で、国際レースで勝てる馬を...競馬小説連載2[INJYUSTICE」多摩川健

  • 競馬小説 連載1 [INJYUSTICE」 多摩川 健

    サチカゲこの風はどこから吹いて来るのだろう。ゴオー、シュウー、ヒュルヒュルル、……長く消え入るまで耳に残る。日高山系の麓付近から上は、鈍い澱んだ冬景色だ。サチカゲは母に遅れまいと、懸命に走った。風が仔馬の耳を切って飛ぶ。乾いた空気は鼻面で凍る。右手のまばらな木立ちの緩斜面を四頭の仲間たちが飛ばしている。母が進む左手は急な上りにかかっている。雪肌の所々で泥水が跳ねる。……息が切れる。母の姿が丘の背に消えた。「ブボー」と息を吐いて、力を振り絞る。やっと丘の上まで来た。サチカゲがそこで、舞い散る粉雪の向こうに見た光景は、異様で、体が芯まで固くなるものだった。粉雪が吹き上げる丘の上には、下から吹き上げる風雪に引き千切れるように、黄色の旗が数十本、天に向かってビリビリとはためいている。何と言う光景だろう。母は今、まさにそ...競馬小説連載1[INJYUSTICE」多摩川健

  • 六郷土手 寿司屋 多摩川・・・桜花賞 予想

    多摩川を川崎方向から春風が吹く。寿司屋多摩川伸二のおっさんが…つぶやく・・・・もおお・・・桜花賞か!一年は・・・はやいな!土手の桜の花びらが・・・・カウンターまで…舞い落ちる。年を取ると・・・一年が‥早いね!ときめきがないからな!「チコちゃんにおそわったのかい」久々に健さんの登場です。八海山で小肌刺身やってます。「健さん・・・久しぶり!冬ごもりしてたの…お店にも顔出さないしさあ」堀之内インシャラーご出勤前の茜ちゃん。今日は・・・ピンクのVカットドレスで・・・・・ばっちり決めてます。「そんなに胸開けて‥寒くないかい!」たまがわ生活者・・・誠ちゃんは…・今日も・・・チュハイ!「もおおおお…お店…閉めようかしら…総菜なんて…今更ね!」千鳥母さんは剣菱のぐい飲みです。「あたしね…日曜日は…お客さんと…箱根旅行なのよ。お...六郷土手寿司屋多摩川・・・桜花賞予想

  • 皆様へ

    日頃ブログご無沙汰ですすいません.重賞などは最近Facebookに入れたりしてまうす。そちあらはkenjiKoideまたは小出東京都で検索下さい検索してください。まだ寒い毎日ですが皆様お元気で!皆様へ

  • 多摩川 健 久々の・・・有馬記念 勝手予想

    いろいろ考えましたが・・・ま・・雨でなく…6枠まで・・・レイデイオロ12番から馬連は3,5,814主力。抑えに・・両ミッキー10,11、2番まで。3連単は三歳のブラストワンピース重視!!12,8#3,5,8、14#12,8念のため12,14#3,5,8#12,14三連複12#14#3,5,8,10,11多摩川健久々の・・・有馬記念勝手予想

  • 2018-07-17 多摩川 健のメイン予想

    7月17日は・・・・・大幅に…外して・・・・すませーーーーん!!福島10R12から10,1抑え5,13,14降級上位結果12-10-5で安い馬連12-10500円のみでした函館10R6から7,10,8,11実力上位結果11-5-2はずれ中京11R5から7,16,8、抑え10,12.9好調教+デムーロ結果16-10-11はずれ福島11R7から1,9,3,4好調教好調子結果9-1-11はずれ函館11R7から13/10,5,3,6,1四歳上位結果トリコロールブルー・・・・いいところなし!6-3-14はずれ夢の・・・・WIN5は12,6,5,7,7予想の目全部買えば6*5*6*5*7で6300通63万円!!かえませんよねえええ!12-11-16-9-6はずれ2018-07-17多摩川健のメイン予想

  • 今日の 安田記念・・・多摩川 健の予想

    「リネンの白ブラウスに・・・・ライトチャコールのプリーツスカート!お嬢様風だね」「お客様の…好みだから…私・・・・カウトマーファースト。それに一番スワーブリチャードからだし」堀之内ご出勤前の茜ちゃんは赤ワインで寿司つまんでます。「流れがね・・・スワーブは指数的にはダントツだがね。東京1600m未経験が・・・気になるな。後は5、10,11,15穴が7,9・・・。悲願のダービー勝利福永サングレーザーの流れかやっぱり外国人・・・・デムーロ、ルメール系の流れか・・・・・微妙だな・・・・・」「健さんも1、か15か5か・・・・・迷ってるみたいね!」「決めるより…・しょうがないな・・・・・デイープ系にしようか!!15から1,11,14,4,5主力抑えが10,7,9三連複3連単15#1#2,5,10,11当てて‥‥茜ちゃんのと...今日の安田記念・・・多摩川健の予想

  • 多摩川 健の ダービー予想

    日曜日の昼一時半。六郷土手寿司屋多摩川はもう暖簾開けてます。「ねええ健さんすっかりお見限りね!お店にも来てくださいな!今日は早番なの。ダービーはやっぱり三か月休養明けでもダノンプレミアムかしらね」ウインクする堀之内ご出勤の茜ちゃんは今日はシルクピンクのドレスがまぶしい!「そうか・・・・ピンクね。第85回だし・・・・枠で・・・5-88-8は遊びだね。3連単1,8#1,8#5,181,8#5,18#1,8三連複も1#8#5,18,12元返しの三連複が1,5,8,15,17のボックス」健は八海山でもう始めてます。オッズ程ダノンが固いダービーとは思えませんが。「あっしはダノン外しだね!5,15#5,15#8,175#8,17#15のさんれんたんのみ!」おやっさんは・・・・・今日も穴狙いです!さああああああ・・・・・どう...多摩川健のダービー予想

  • 多摩川 健のオークス 予想

    五月のさわやかな風が・・・六郷土手・・寿司屋多摩川を駆け抜ける。「もう・・・サクランボのきせつね!早いものね・・・オークスか!」サクランボがそうめんに浮いて・・おいしそう!「フローラS200033.4秒の上り・・8番サトノワルキューレに惚れたは!総流し」堀の内出勤前のあかねちゃん今日はシルクの濃紺ドレスです。「あかねちゃん・・・また・・パイオツ…大きくなったの!!育ってるね」「しんちゃん大嫌いよ!それって・・・・セクハラ!」「よく言うよ!お店で・・・どうなのさ!俺は2番ラキーライラック石橋からよ。5,6,8番の流しと・・・3連単」多摩川生活者の新ちゃんは相変わらずチューハイです。「あんたがたのは・・・感覚だけの…素人予想ね!桜花賞先行粘りの1番リリーノーブルが穴馬よ!馬連で薄目まで抑えるわ!」総菜や花丸の千鳥母...多摩川健のオークス予想

  • 多摩川 健の NHKマイルカップ

    五番プリモシーンから1:3:7;9;10へ。念の為サン枠から総流し多摩川健のNHKマイルカップ

  • 多摩川 健・・・今週予想の…お詫び

    フローラSはノームコア三着ですいませーーーーん!サトノー穴の15番パイオニアバイオノースコア3着ウでした。マイラーズCも9番モズアスコット2着。ごめんなさーーーーい。5番サングレーザー見落としでした・・・・・・!!多摩川健・・・今週予想の…お詫び

  • 多摩川 健 今週のフローラS マイラーズカップ・・・・予想

    「健さん・・・久しぶりですね!」六郷土手寿司屋多摩川にも・・・なつかぜがそよぎ始めた。「おやさん・・・日本に帰ってから・・・思うところあってね…休んでました」「みんな…相変わらず・・・・毎週…下手な予想やってますよ」カツオの刺身に八海山で久々の味を健はたのしんでます。「今週のフローラSは戸崎のノームコアからだね!人気はデムーロサトノワルキューレだろうがね!レドベルローズサトノベロニカグレースカーサデルシロあたりで・・・・・いきましょう!!」すでに剣菱で・・・でき上ってる・・・花丸総菜の母さんが…つぶやいた「先週は健さん頭ばっちりで…ひもが…ダメね」「毎週的中とはいかないさ。マイラーズはルメールのモズアスコット川田のロジクライから武のエアスピネルブラックムーン穴がグアンチャーレダシングブレーズかな」ちょうどそこへ...多摩川健今週のフローラSマイラーズカップ・・・・予想

  • 多摩川 健 3月3日 ケントク競馬予想

    このところ不調につき・・・・・3日土曜日は・・・・桃の節句ケントク出目予想!!3に絡む3*3=9ゾロメ。3+3=6、ひなは・・・田舎で1,71,3,6,7、98枠系の14,15,16ひな祭り系は3、9*7,14,15しかしながら・・・・・天邪鬼の…小生は…上記外しの‥‥偶数系で行きまーーーーーーーす!!2,5の筋系中心に10.12まで…・8枠はいかないと!!三場で・・・・・未勝利、新馬、条件特別openのはざまの7,8レースのみに集中で!!2,5#10,12三連複2通*6R=1200円!! さあああああああて・・・・・・・どうなりますか!ケンちゃんの・・・ケントク予想!    多摩川健3月3日ケントク競馬予想

  • 2017年 競馬川柳 多摩川 健

    久々にGOOブログからです!字余り他ありますが・・・・・・ご笑覧ください!#我ときて遊べや暇な競馬じい#神仏も信じちゃいけないケントク寺#五月雨を集めてパドックゲリラ雨#パドックでそこのけすわれお馬がとおる#スタート前諸行無常のファンファーレ#先行馬一番人気はワイドから#予想してそこから買わないトラックマン#今日も来て今度こそはとオケラ道#穴馬を見つけてけんちゃんここにあり#専門紙信ずべし信ずべからず#生き物にグリグリ本命ありえない#これしかないならばそいつを外そうよ#暮れなずむ今日も最終また哀愁#ほどほどといつも言ってる競馬狂#武ちゃんもいいんじゃないですか戸崎さんで#うまいけどのり馬少ない津村君#複勝率も高いけどあきらめも早い福永君#ガッツプラス感覚鋭いデムーロ兄#自然体どの馬も行く気十分ルメール君#軸来て...2017年競馬川柳多摩川健

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