人が死に俺に唾を吐きかけても アッカンベーと笑ってやる お前らの単なるひとり言 そんなことに かまってられない 太平洋を泳ぎ切るように 頑張るんじゃ ウンコラセ ウンコラセ 石を運ぶ背に汗が湧く 何が人間じゃ 糞にも劣る 今度は糞虫に
郵便ポストに投げ込んだ 時を遡る あなたへの手紙 お下げ髪のセーラー服 鉢巻丸めて投げ捨てる 遥か彼方の空の中 何かがあなたを見つめてる 1 2 3 4 と歩くは 人の形 謎の物体 赤信号 青信号 黄色は進め 殺し 殺されて 背広のネ
淀んだ空気がまとわりついて 体中から汗が沁み出した ボ~ッとした頭は脳みそを膿ませ 沸騰しはじめる 寝入った赤子の首を捻るように 俺の心は叫び出す スパーク スパーク 「この暑さはなんだ!」 BAD HOPでも聞こうか 誰
夕暮れ寂しい 薄明り お兄ちゃんと 手をつなぎ あたいの頬っぺが 真っ赤っか 早く帰ろうと 言ったのに ブランコ漕いで 大空へ 風になって 飛びたった 赤い飛行機 宙返り あたしも一緒に くるりとね 誰もいない 公園で
初老のこの男にとっては普通の生活。 なのに、どこかが他の人とは違っている。 底辺に生きるとはよく言ったもので、 姿(気配)を消すのだけは得意なのだ。 人と無が合わさる世界。 この世がちょうど その接点となっている。 2つの世界を縫うように歩く
ゆらりゆらり 活きる花 妖しげに 咲き集う 夢の中に 生き 艶やかに 消えて行く ラフレシアのように ひっそりと 肉が腐って 匂い立つ 空が真っ赤に 燃えるころ 天に上ろうか 地に潜ろうか あんたの心に 盃いっぱい
歪んだ鏡が あんたの世界 時間と競争 夢の中 夏の日射しが さすらい続け 冷たい眼差し 追いかける 人が明滅し 江戸や江戸 ちょん髷姿 日本橋 軍靴の匂い 消える人姿 腐った林檎 拾います 現代や 夢は夢
きょうはシトシト 雨模様 モミジが色づき 枯れ果てて セミの抜け殻 露だらけ 老いさらばえた 犬の背に マニュキュア色した 唐辛子 背中を丸めて 泣いている てんてん手毬 なに歌う 童
近くにあって 遠くにあって 泡のように ぷかぷかと 浮かんで消える プラットフォーム あなたと遊ぶ玩具箱 赤いクレヨン手に取って 口紅 塗って 笑いあう あなたが鬼で あたしが子 ただただ 逃げるだけの 鬼ごっこ
おにいちゃん 笑って笑って お願いよ 胸にすがって 泣いたこと 小舟に乗って 想い出す あなたの顔に ほくろがあって 消しゴム持って 追いかけた 幼き心が 湧き出して 時の流れを
時の流れが渦巻いて 真っ赤に真っ赤に燃えだした 目にも見えぬ ちっちゃな ちっちゃな羽虫たち 恐れを知らぬ 勇者のように 炎の中に飛び込んで 翅を燃やして 散っていく 暑い夏 蚊帳に浮かんだ夢模様 淀んだ空気
松明(たいまつ)持って花歩き 真っ赤に燃える空を見る カラスが焼けて燃え落ちた ヒキガエルのお供です 炭を拾っておもてなし 猫の成仏祈ります 鼻が腐って 白装束 きょうは命日 さようなら 橋は長く 煮立って
裸電球 薄っすらと あんたと紡いだ 四畳半 歪んだ時間(とき)を 楽し気に あんたと歩いた 外れ道 忘れた夢の 悲しさは どこかに 消えて行きました 人に疎まれ 蔑まれ 涙を流す
夕暮れの すさんだ心に吹く風は 甘い匂いと 小さな心 いつか戻るよ ブーメラン 手に手をとって 鬼ごっこ 土管の陰に 身をひそめ 頬を赤らめ 見つめ合う か
手を振るあなたが 消えていき 人形と暮らす 過去の街 時に揉まれた 思い出が いつの間にか 遠ざかり 秋風吹いて なみだ雨 枯葉のように 散っていく 崩れた時間と
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