1)インドネシアの首都ジャカルタの外港はタンジュン・プリオークと言います。ここに、ある港湾荷役設備を輸出しました。設備を納入した数年後、新たに別の荷役用特殊車輌の国際入札がありました。入札結果は11番札でしたが、前回も起用した現地エージェントが優れものなのであきらめず営業を続けることになりました。必ず落札して発注書をもらうまでジャカルタに張り付いて下さいとH課長から指示が出たのでジャカルタに前後3ヶ月間出張しました。昭和55年ごろのことです。2)滞在中のある晩ホテルの部屋の電話が鳴りました。目を覚まして時計を見ると夜の11時を過ぎています。中国系インドネシア人のエージェント、Tさんでした。今からお客さんとレストランシアターへ行くので同行してくれと言います。有無を言わせない口調でロビーでお客さんと一緒に待っ...丑三つ時のインドネシアの首都・ジャカルタで深夜に警察官からタクシーの検問を受ける。昭和50年代の海外あちこち記その19