令和6年12月16日(月) 【旧 一一月一六日 友引】 大雪・「鮭魚群(さけのうおむらがる)」くれてゆく年の道さへみゆるかとおもふてばかりにてる月夜かな ~樋口一葉(1872-1896) 今夜、お天気が良ければ今年最後の満月が見られる日。空気が済んでいれば月齢14.9のほぼま
2024年12月
#4456 くれてゆく年の道さへみゆるかとおもふてばかりにてる月夜かな
令和6年12月16日(月) 【旧 一一月一六日 友引】 大雪・「鮭魚群(さけのうおむらがる)」くれてゆく年の道さへみゆるかとおもふてばかりにてる月夜かな ~樋口一葉(1872-1896) 今夜、お天気が良ければ今年最後の満月が見られる日。空気が済んでいれば月齢14.9のほぼま
#4455 年暮れて我が世ふけゆく風のおとに心のうちのすさまじきかな
令和6年12月15日(日) 【旧 一一月一五日 先勝】 大雪・「熊蟄穴(くまあなにこもる)」年暮れて我が世ふけゆく風のおとに心のうちのすさまじきかな ~紫式部 『玉葉和歌集』 巻6-1036 冬歌年が暮れて、私もまた年を取るのだと思いつつ、夜更けの風の音を聞いていると、心
#4454 われもまた吉良の齢を過ぎたれば浅野の青き未熟を悪めり
令和6年12月14日(土) 【旧 一一月一四日 赤口】 大雪・「熊蟄穴(くまあなにこもる)」松に月義士討入の日なりけり ~安住敦(1907-1988) 元禄15年12月14日(1703年1月31日)は赤穂浪士が本所吉良邸に討ち入った日。したがってこの俳句では「討ち入りの日」が冬の季語に
#4453 太き骨は先生ならむそのそばに小さきあたまの骨あつまれり
令和6年12月13日(金) 【旧 一一月一三日 大安】 大雪・「熊蟄穴(くまあなにこもる)」太き骨は先生ならむそのそばに小さきあたまの骨あつまれり ~正田篠枝 『さんげ』Photo:12月10日 ノーベル平和賞授賞式でスピーチする日本被団協の田中熙巳さん ~HUFFPOST 正田篠枝
#4452 ペースメーカー埋めしわれが大歳にポインセチアの水遣りてゐる
令和6年12月12日(木) 【旧 一一月一二日 仏滅】 大雪・「熊蟄穴(くまあなにこもる)」ペースメーカー埋めしわれが大歳にポインセチアの水遣りてゐる ~篠弘(1933-2022)『軟着陸』 「大歳《おおとし》」とは大晦日のこと。ポインセチアの鉢植えはクリスマスを前にした
#4451 荒熊の棲むとふ山の師歯迫山責めて問ふとも汝が名は告らじ
令和6年12月11日(水) 【旧 一一月一一日 先負】 大雪・「熊蟄穴(くまあなにこもる)」荒熊の棲むとふ山の師歯迫山《しはせやま》責めて問ふとも汝《な》が名は告《の》らじ ~作者未詳 『万葉集』 巻11-2696 寄物陳思荒々しい熊が棲むと言う師歯迫山の名のように、いく
令和6年12月10日(火) 【旧 一一月一〇日 友引】 大雪・「閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)」嵐山夕べ淋しく鳴る鐘にこぼれそめてし木々の紅葉 ~坂本直柔《なおなり》(1836-1867) 坂本直柔は坂本龍馬の諱《いみな》です。大政奉還から約一月後の慶応3年11月15日に京都
#4449 河豚鍋も鮟鱇鍋もせずに久しどうでもよいかそれはいけない
令和6年12月9日(月) 【旧 一一月九日 先勝】 大雪・「閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)」河豚鍋も鮟鱇鍋もせずに久しどうでもよいかそれはいけない ~馬場あき子(1928-)『太鼓の空間』Photo:あんこう ~Sushi sKool K(慶) 寒くなってくると鍋料理が恋しくなってき
#4448 遠い時間の十二月八日には触れずけふ十二月八日のひぐれ
令和6年12月8日(日) 【旧 一一月八日 赤口】 大雪・「閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)」遠い時間の十二月八日には触れずけふ十二月八日のひぐれ ~志垣澄幸(1934-)『山河 志垣澄幸歌集』 歌人志垣澄幸氏は昭和9年台北市生まれ。敗戦後、母の故郷である宮崎に戻り教職
#4447 大口の真神原《まがみがはら》に降る雪はいたくな降りそ家もあらなくに
令和6年12月7日(土) 【旧 一一月七日 大安】 大雪・「閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)」大口の真神原《まがみがはら》に降る雪はいたくな降りそ家もあらなくに ~舎人娘子《とねりのをとめ》 『万葉集』 巻8-1636 雑歌大口の真神原に降る雪よ、ひどく降らないでおくれ。
#4446 ぬばたまの夜霧は立ちぬ衣手の高屋の上にたなびくまでに
令和6年12月6日(金) 【旧 一一月六日 仏滅】 小雪・「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)」ぬばたまの夜霧は立ちぬ衣手の高屋の上にたなびくまでに ~舎人皇子《とねりのみこ》(676-735) 『万葉集』 巻9-1706 雑歌ぬばたまのような漆黒の夜に霧が立ちこめている。高屋の
#4445 モーツァルトを聴く部屋の椅子 いつか死ぬ者として在るこの世の隅に
令和6年12月5日(木) 【旧 一一月五日 先負】 小雪・「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)」冷やかにモーツァルトのト短調 ~稲畑廣太郎(1957-) 12月5日。今年もW.A.モーツァルト(1756-1791)の命日にちなんだ俳句と短歌を探してきました。「モーツァルトのト短調」と聞
#4444 時雨の雨染めかねてけり山城の常盤の杜の真木の下葉々
令和6年12月4日(水) 【旧 一一月四日 友引】 小雪・「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)」時雨の雨染めかねてけり山城の常盤の杜の真木の下葉々 ~能因法師(988-1050)『新古今和歌集』 巻6-0577 冬歌しぐれの雨も木々を染めるのは難しいようだ。山城の常盤の森の葉は。P
#4443 晩秋の束の間を咲くむらさきの皇帝ダリアは華やぎ見する
令和6年12月3日(火) 【旧 一一月二日 先勝】 小雪・「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)」晩秋の束の間を咲くむらさきの皇帝ダリアは華やぎ見する ~林芙美子(1903-1951) 一般的なダリアと違って皇帝ダリアの茎は太く、草木ですが樹木のように5~6m前後まで成長します
令和6年12月2日(月) 【旧 一一月二日 赤口】 小雪・「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)」橘の黄の小さきは右近かな ~吉田鴻司(1918-2005) 京都御所内裏の紫宸殿正面に植えられた左近の桜と右近の橘。言うまでもありませんがこの左・右は左大臣・右大臣の席と同じく天
#4441 逃れえぬわが奈良すでに師走なる啾々と夜を怨霊のこゑ
令和6年12月1日(日) 【旧 一一月一日 大安】 小雪・「朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)」逃れえぬわが奈良すでに師走なる啾々《しうしう》と夜を怨霊のこゑ ~前川佐美雄(1903-1990) 『松杉』Photo:夜の東大寺大仏殿 ~なら瑠璃絵より いよいよ歳末12月。今年も
2024年12月
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令和6年12月16日(月) 【旧 一一月一六日 友引】 大雪・「鮭魚群(さけのうおむらがる)」くれてゆく年の道さへみゆるかとおもふてばかりにてる月夜かな ~樋口一葉(1872-1896) 今夜、お天気が良ければ今年最後の満月が見られる日。空気が済んでいれば月齢14.9のほぼま
令和6年12月15日(日) 【旧 一一月一五日 先勝】 大雪・「熊蟄穴(くまあなにこもる)」年暮れて我が世ふけゆく風のおとに心のうちのすさまじきかな ~紫式部 『玉葉和歌集』 巻6-1036 冬歌年が暮れて、私もまた年を取るのだと思いつつ、夜更けの風の音を聞いていると、心
令和6年12月14日(土) 【旧 一一月一四日 赤口】 大雪・「熊蟄穴(くまあなにこもる)」松に月義士討入の日なりけり ~安住敦(1907-1988) 元禄15年12月14日(1703年1月31日)は赤穂浪士が本所吉良邸に討ち入った日。したがってこの俳句では「討ち入りの日」が冬の季語に
令和6年12月13日(金) 【旧 一一月一三日 大安】 大雪・「熊蟄穴(くまあなにこもる)」太き骨は先生ならむそのそばに小さきあたまの骨あつまれり ~正田篠枝 『さんげ』Photo:12月10日 ノーベル平和賞授賞式でスピーチする日本被団協の田中熙巳さん ~HUFFPOST 正田篠枝
令和6年12月12日(木) 【旧 一一月一二日 仏滅】 大雪・「熊蟄穴(くまあなにこもる)」ペースメーカー埋めしわれが大歳にポインセチアの水遣りてゐる ~篠弘(1933-2022)『軟着陸』 「大歳《おおとし》」とは大晦日のこと。ポインセチアの鉢植えはクリスマスを前にした
令和6年12月11日(水) 【旧 一一月一一日 先負】 大雪・「熊蟄穴(くまあなにこもる)」荒熊の棲むとふ山の師歯迫山《しはせやま》責めて問ふとも汝《な》が名は告《の》らじ ~作者未詳 『万葉集』 巻11-2696 寄物陳思荒々しい熊が棲むと言う師歯迫山の名のように、いく
令和6年12月10日(火) 【旧 一一月一〇日 友引】 大雪・「閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)」嵐山夕べ淋しく鳴る鐘にこぼれそめてし木々の紅葉 ~坂本直柔《なおなり》(1836-1867) 坂本直柔は坂本龍馬の諱《いみな》です。大政奉還から約一月後の慶応3年11月15日に京都
令和6年12月9日(月) 【旧 一一月九日 先勝】 大雪・「閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)」河豚鍋も鮟鱇鍋もせずに久しどうでもよいかそれはいけない ~馬場あき子(1928-)『太鼓の空間』Photo:あんこう ~Sushi sKool K(慶) 寒くなってくると鍋料理が恋しくなってき
令和6年12月8日(日) 【旧 一一月八日 赤口】 大雪・「閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)」遠い時間の十二月八日には触れずけふ十二月八日のひぐれ ~志垣澄幸(1934-)『山河 志垣澄幸歌集』 歌人志垣澄幸氏は昭和9年台北市生まれ。敗戦後、母の故郷である宮崎に戻り教職
令和6年12月7日(土) 【旧 一一月七日 大安】 大雪・「閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)」大口の真神原《まがみがはら》に降る雪はいたくな降りそ家もあらなくに ~舎人娘子《とねりのをとめ》 『万葉集』 巻8-1636 雑歌大口の真神原に降る雪よ、ひどく降らないでおくれ。
令和6年12月6日(金) 【旧 一一月六日 仏滅】 小雪・「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)」ぬばたまの夜霧は立ちぬ衣手の高屋の上にたなびくまでに ~舎人皇子《とねりのみこ》(676-735) 『万葉集』 巻9-1706 雑歌ぬばたまのような漆黒の夜に霧が立ちこめている。高屋の
令和6年12月5日(木) 【旧 一一月五日 先負】 小雪・「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)」冷やかにモーツァルトのト短調 ~稲畑廣太郎(1957-) 12月5日。今年もW.A.モーツァルト(1756-1791)の命日にちなんだ俳句と短歌を探してきました。「モーツァルトのト短調」と聞
令和6年12月4日(水) 【旧 一一月四日 友引】 小雪・「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)」時雨の雨染めかねてけり山城の常盤の杜の真木の下葉々 ~能因法師(988-1050)『新古今和歌集』 巻6-0577 冬歌しぐれの雨も木々を染めるのは難しいようだ。山城の常盤の森の葉は。P
令和6年12月3日(火) 【旧 一一月二日 先勝】 小雪・「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)」晩秋の束の間を咲くむらさきの皇帝ダリアは華やぎ見する ~林芙美子(1903-1951) 一般的なダリアと違って皇帝ダリアの茎は太く、草木ですが樹木のように5~6m前後まで成長します
令和6年12月2日(月) 【旧 一一月二日 赤口】 小雪・「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)」橘の黄の小さきは右近かな ~吉田鴻司(1918-2005) 京都御所内裏の紫宸殿正面に植えられた左近の桜と右近の橘。言うまでもありませんがこの左・右は左大臣・右大臣の席と同じく天
令和6年12月1日(日) 【旧 一一月一日 大安】 小雪・「朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)」逃れえぬわが奈良すでに師走なる啾々《しうしう》と夜を怨霊のこゑ ~前川佐美雄(1903-1990) 『松杉』Photo:夜の東大寺大仏殿 ~なら瑠璃絵より いよいよ歳末12月。今年も
令和6年11月30日(土) 【旧 一〇月三〇日 先負】 小雪・「朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)」衣手にあらしの吹きて寒き夜を君来まさずはひとりかも寝む ~作者未詳 『万葉集』 巻13-3282 相聞歌衣の袖に嵐の風が吹きこむような寒い夜を、貴方がおいでにならないのでわた
令和6年11月29日(金) 【旧 一〇月二九日 友引】 小雪・「朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)」だんだんに無感覚となる報道はウクライナからガザに移れど ~渡英子 『短歌』 2024年2月号 1977年12月の国連決議において、今日11月29日を「パレスチナ人民連帯国際デー」が
令和6年11月28日(木) 【旧 一〇月二八日 先勝】 小雪・「朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)」山里は冬ぞ寂しさまさりける人目も草もかれぬと思へば ~源宗于(?-939) 『古今和歌集』 巻6-0315 冬歌山里では冬こそ寂しさがつのるものだ。人の訪れも離《か》れ 草木も枯
令和6年11月27日(水) 【旧 一〇月二七日 赤口】 小雪・「朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)」枝はなれ地のものとなるくれなゐに染み極まりて照れる楓葉 ~窪田空穂(1877-1967)『老槻の下』Photo:枯れ葉が舞う風景 ~photoAC(BLUEAMBERさん) 今日は二十四節気「小
令和5年12月17日(日) 【旧 一一月五日 先負】・大雪 鮭魚群(さけのうおむらがる)雪の朝独り干鮭を噛み得タリ ~松尾芭蕉(1644-1694)Photo:鮭の遡上 ~ととクル 今日は七十二候の第63候「鮭魚群(さけのうおむらがる)」。川で産まれ海で大きく育った鮭が産卵のために群
令和5年12月16日(土) 【旧 一一月四日 友引】・大雪 熊蟄穴(くまあなにこもる)何もかも日本と異なる異なりを確認しをりニューヨークにて ~今泉由利Photo:miyanova 今から130年前、1893年12月16日にニューヨークのカーネギーホールで初演されたのがアントニン・ドヴォル
令和5年12月15日(金) 【旧 一一月三日 先勝】・大雪 熊蟄穴(くまあなにこもる)街路樹の根元根元を照らしゐしポインセチアもいつか抜かれぬ ~三國礼子(1896-1976)『晨《あした》の雪』青森Photo:ポインセチア ~マチュアリスト 紅葉の季節が終わってクリスマスのシー
令和5年12月14日(木) 【旧 一一月二日 赤口】・大雪 熊蟄穴(くまあなにこもる)名にしおふ今宵の空の月かげはわきていとはんうき雲もなし ~吉良義央(1641-1703)Photo:歌川広重「忠臣蔵 夜討三 本望」静岡市東海道美術館蔵 ~Artagenda 「赤穂事件」とはおそらく江戸
令和5年12月13日(水) 【旧 一一月一日 大安】・大雪 熊蟄穴(くまあなにこもる)駅員のつもりで母はベゴニアの世話をしている無人駅にて ~袴田朱夏 NHK短歌2019年7月号(佐伯裕子選)Photo:フォーチューンベゴニア(黄色)とベゴニア・センバフローレンス(赤)12月11日撮
令和5年12月12日(火) 【旧 一〇月三〇日 先負】・大雪 熊蟄穴(くまあなにこもる)熊の糞青光る野の寒さ哉 ~中川宋淵(1907-1984)Photo:あにまるじゃんくしょん 今日は七十二候の第62候「熊蟄穴(くまあなにこもる)」。二十四節気「大雪」の次候にあたります。俳人中川宋
令和5年12月11日(月) 【旧 一〇月二九日 友引】・大雪 閉寒成冬(そらさむくふゆとなる)理髪店出できてわれの不思議さよ明日は狐を飼ふかもしれず ~小中英之(1937-2001)『過客』Photo:散髪屋SUN 最近は店先に赤・青・白のくるくる回る看板を置いている散髪屋さんをあ
令和5年12月10日(日) 【旧 一〇月二八日 先勝】・大雪 閉寒成冬(そらさむくふゆとなる)思ひきや東の国にわれ生《あ》れてうつつに今日の日にあはんとは ~湯川秀樹(1907-1981)『湯川秀樹歌文集』Photo:ノーベル賞のメダル(ストックホルム市庁舎蔵)~毎日新聞HP 「今
令和5年12月9日(土) 【旧 一〇月二七日 赤口】・大雪 閉寒成冬(そらさむくふゆとなる)神無月はるの光か晴るる江の南にめぐる空の日影も ~武者小路実陰(1661-1738)『芳雲集』神無月に春の光であろうか。晴れ渡る長江の南に巡る空の光もこうであったろう。Photo:長江(
令和5年12月8日(金) 【旧 一〇月二六日 大安】・大雪 閉寒成冬(そらさむくふゆとなる)十二月八日の霜の屋根幾万 ~加藤楸邨(1905-1993)Photo:窓の結露 ~photoAC(カメラ日和さん) 12月8日は今年の農事などの雑用をしまう「事納め」の日。地方によってはこの日に「
令和5年12月7日(木) 【旧 一〇月二五日 仏滅】・大雪 閉寒成冬(そらさむくふゆとなる)高山の巌に生ふる菅《すが》の根のねもころごろに降り置く白雪 ~橘諸兄《たちばなのもろえ》(684-757)『万葉集』 巻20-4454高い山の岩に生えている菅の根のようにねんごろに降り積も
令和5年12月6日(水) 【旧 一〇月二四日 先負】・小雪 橘始黄(たちばなはじめてきばむ)枯れまじとして磯菊の枯るるかな ~清崎敏郎(1922-1999)Photo:磯菊(伊豆下田爪木崎)~四季の花散歩 晩秋の季語となっている磯菊《イソギク》の花が咲くのは10月から12月頃まで。
令和5年12月5日(火) 【旧 一〇月二三日 友引】・小雪 橘始黄(たちばなはじめてきばむ)女《め》の孫がステージに弾く即興のレクイエム涙あふれつつ聞く ~松田佐津子 『即興のレクイエム』Photo:『モーツァルトの死』(ベルンハルト・パウムガルトナー画) 古今東西のあ
令和5年12月4日(月) 【旧 一〇月二二日 先勝】・小雪 橘始黄(たちばなはじめてきばむ)救われてわれは生きたし凍原に異性のような落葉松が見ゆ ~道浦母都子《みちうらもとこ》(1947-)『花やすらい』Photo:カラマツの黄葉 ~秋から冬へ~ 富良野観光物語 落葉松《カラ
令和5年12月3日(日) 【旧 一〇月二一日 赤口】・小雪 橘始黄(たちばなはじめてきばむ)家康に過ぎたるものは二つあり唐《から》の頭《かしら》に本多平八 ~小杉左近(武田信玄の近習)家康の身の程に過ぎたものが二つある。唐の頭と本多平八郎だ。 「唐の頭」とはヤクの
令和5年12月2日(土) 【旧 一〇月二〇日 大安】・小雪 橘始黄(たちばなはじめてきばむ)橘の下吹く風のかぐはしき筑波の山を恋ひずあらめかも ~占部廣方 『万葉集』 巻20-4371橘の木の下を吹く風が香しい筑波の山を懐かしく思わずにいられようか。Photo:橘の実 ~tenki.j
令和5年12月1日(金) 【旧 一〇月一九日 仏滅】・小雪 朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)極月の水にしづめる青砥石引上げて砥ぐ霜の柳刃 ~馬場あき子(1928-)『雪木』Photo:12月の天王寺公園とあべのハルカス ~Holiday 「極月《ごくつき》」は一年が極まる月、すなわ
令和5年11月30日(木) 【旧 一〇月一八日 先負】・小雪 朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)雪待月その幽《かそ》けきを鴨なけり ~加藤秋邨(1905-1993)Photo:カルガモ ~水前寺江津湖公園スタッフブログ 11月は今日でおしまい。11月の異称として「霜月」はよく知られて
令和5年11月29日(水) 【旧 一〇月一七日 友引】・小雪 朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)霜月の濡れ落ち葉蹴る子どもらの通学の路咳《しはぶ》きひとつ ~林龍三(1952-)『塔』2015年1月号Photo: FREEP!K 11月も今日を含めてあと2日、まさに今が紅葉の見頃です。色
令和5年11月28日(火) 【旧 一〇月一六日 先勝】・小雪 朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)明日ありと思う心の仇桜夜半に嵐の吹かぬものかは ~親鸞(1173-1263)明日の命があると思う心が仇になるのです。桜も夜半の嵐で散ってしまうかも知れないだろう。Photo:親鸞聖人影