心機一転 すべての記事を一旦非公開にした。 ここ数日自分が書いた文章を読んでいたんだけど、急に恥ずかしくなった。
Anki(あんき)っていう単語帳アプリなんですけど、これがマジで楽しい。 ja.wikipedia.org 普通は単語帳とか語学学習とかに使う用アプリ。 分散学習という学習方針に沿って設計されており、忘れた頃に「この問題の答え覚えとるか~~???」といい感じに出してくれる優れものです。 難しいことは省きますが、人間は忘れそうになった頃に復習すると長期記憶に情報が定着する(らしい)のです。その人間の記憶の特性を使ったアプリですね。 先程も書いた通り、Ankiは語学学習に特化した機能もあるので、そうした使い方を想定して作られているものだと思うのですが、僕は今それとは違う使い方をしています。 単純に…
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心機一転 すべての記事を一旦非公開にした。 ここ数日自分が書いた文章を読んでいたんだけど、急に恥ずかしくなった。
お久しぶりついでに、近況を書き散らすことにする。 【健康面】 気分の浮き沈みは相変わらずあるものの、さんぽを再開したことによりここ2週間程度の体調、気分変調は安定している。体重は相変わらず肥満体型だけれど。 散歩はなるべくノルマ7000~10000歩を目指し、食生活はあすけんで記録だけしている。 ダイエット食「沼」は1年半続けた結果、半端なく飽きてしまい、今は雑多に自炊したり、お茶漬けで済ませたりしている。ただ、PFC管理なんてやってないから、沼よりも不健康にはなっていそうだ。野菜が高い。巨大なS&Bのカレー粉の缶が、後生だから俺だけでも使い切ってくれと囁いてきている。気が向いたらまた使ってや…
若本規夫のすべらない話 作者:若本 規夫 主婦の友社 Amazon 僕は中学生から高校生にかけて、声を褒められたことがきっかけで、声優になってみたいと思ったことがある。色々調べて、絶対に無理だとわかったので、淡い青春の夢想に終わった。その時期に、一番格好良くって大好きだった声優さんの1人が、若本規夫さんだった。サザエさんのアナゴさんの声、とか言わなくてもいいくらいの大御所声優。 初めて若本さんの声を、「若本規夫」という名前で認識したのはいつだったんだろう。多分、『ドラゴンボールZ』のセルとかかな。 この人やばいなと思ったのは、高校生になってから見かけた、『HELLSING』のアレクサンド・アン…
長らく更新していなかったこのブログを、ちろっと気まぐれに更新してみようと思ったので書いてみる。 文章書くという営みは、ブログという形では無いにしろ続けていた。 もちろん、まともな文章ではない。 TRPGのキャラクターシートという、同好の士以外の人には絶対に見られたくない文章を、恥部として量産する日々を、この2023年は送っていた。 恥部と自虐したが、キャラクターシートの作成は、まるで中学2年生の頃に戻った心地で、大変に楽しい。 TRPGをうっすら知っている外野の人たちからしたら、実に痛々しい行為に映るかもしれない。いい年こいた大人が、おままごとの延長線上にある遊びに熱を入れているのだから。 し…
限りある時間の使い方 作者:オリバー・バークマン かんき出版 Amazon 久々にビジネス書っぽいビジネス書を読んだんだけど、これはアタリだった。 こういう感じの本は、「身も蓋もない当たり前のこと」を正直に書いているもののほうが面白い。「人生が好転する思考術」とか、「悪用禁止の闇心理学」とか、「キャリアをブーストさせるコミュニケーションテクニック」とか、抽象的でよくわからない、具体性にかけるアドバイスばかり書いているいい加減な本よりも、「現実を見よ」という論旨の書籍に出会えたほうが、読み手にとって気づきを得られる可能性があると考えている。 本書の論旨は、「時間管理・タスク管理など、"効率の良い…
シャーロック・ホームズとシャドウェルの影 (ハヤカワ文庫FT FTラ 5-1) 作者:ジェイムズ ラヴグローヴ 早川書房 Amazon 「シャーロック・ホームズ×クトゥルー神話」というまさかのマッシュアップ作品。 僕はホームズはほぼ読んだこと無い。 『緋色の研究』と、短編集『シャーロック・ホームズの冒険』くらい。あとBBCのドラマ『SHERLOCK』シリーズ。いいよねカンバーバッチ。すげえ面白かった。 クトゥルー(クトゥルフ)神話に関してもニワカだ。 TRPGのルールブック『クトゥルフ神話TRPG』、H・P・ラヴクラフト『クトゥルーの呼び声』『インスマス』『狂気の山脈にて』くらいしか読んだこと…
digital.susumuhirasawa.com 思想的な部分は相容れなくなっちゃったけど、相変わらず僕は平沢進を聴いている。 染みる~。気持ちいい~。 10年以上聴いちゃっている音楽は、作者がどんなになっちゃっても、とりあえず聴いてしまって、ちくしょーとか思いながら「ここが俺のツボなんやな」と再認識させられてしまう。分からされる。年甲斐もなく、戻ってくるのはココなんだ……とかなる。 原曲の面影を重視しながらも、結構改変されているアレンジ具合。安心感や安定感がありながら、同時に新しい刺激をリスナーに届けてくれる。いいじゃんいいじゃん。 なんなら、ここから平沢入ってもいいんじゃない?ライブ定…
現在、おおよそ人生の最底辺付近にいる。 付近とわざわざ付け加えているのは、最底辺は通過したと思えるからだ。うつを発症し、何もできずにただ希死念慮を頭の中で反芻する粗大ごみ以下の存在としてベッドの上に突っ伏していた2019年の2月より、今は遥かにマシだ。 双極症Ⅱ型に病名が変化したりしたけれど、薬があっているのか最近は気分の浮き沈みも安定してきている。一番恐れていた、理由なき電車への飛び込み欲求なども最近はめっきり少なくなった(これは本当に恐ろしいもので、未だに僕は電車を待つ時にはホームの一番内側の何かにしがみついている)。 最底辺にいるとき、「なぜ自分の人生はこうなってしまったのか」と過去の自…
Anki(あんき)っていう単語帳アプリなんですけど、これがマジで楽しい。 ja.wikipedia.org 普通は単語帳とか語学学習とかに使う用アプリ。 分散学習という学習方針に沿って設計されており、忘れた頃に「この問題の答え覚えとるか~~???」といい感じに出してくれる優れものです。 難しいことは省きますが、人間は忘れそうになった頃に復習すると長期記憶に情報が定着する(らしい)のです。その人間の記憶の特性を使ったアプリですね。 先程も書いた通り、Ankiは語学学習に特化した機能もあるので、そうした使い方を想定して作られているものだと思うのですが、僕は今それとは違う使い方をしています。 単純に…
脳の地図を書き換える 神経科学の冒険 作者:デイヴィッド イーグルマン 早川書房 Amazon ある日突然、病気や事故で目が全く見えなくなったり、耳が聴こえなくなったらどうしよう……という妄想にかられ、不安で夜も眠れないという時期があった。僕の場合なんだけれど、いままで自分ができていた当たり前の事が、ある日突然できなくなるという恐怖は、脳にこびりついて離れにくい。それに、荒唐無稽な話でもあるまい。将来、恐ろしく低い確率かもしれないが、ありえるかもしれないのだ……と色々考えてしまう。 だが、本書を読むと、そうした不安を抱いている場合ではないことに気がつく。脳は、我々の想像を超えるほどに柔軟なもの…
点を線で結べない男として、公開オナニーブログを長年やってきた。で、いつか線にならぬかという、ある意味自分の無意識に他力本願で任せていた。 お気づきの方もいらっしゃるかもしれないが、このブログのタイトル『点の記録』は、故・スティーブ・ジョブズの名スピーチで繰り出された概念である「コネクティング・ザ・ドッズ」にもろに影響を受けた、今考えると安直すぎて恥ずかしいブログタイトルなんである。 点を打っていれば、自分もしくは読者にも、認知の点が打たれ、その点をとっかかりとして線でつなぎ、なにか新しい視座が生まれることを期待した願掛けなのだ。 だがこのブログの記事を見返しても、点になりそうなものが少ない。 …
「おならっぷばーん」という、一度読んだら一生頭から消えないインパクトのある名前のブログが消滅していた。とても残念だ。文章の切り口も文体も好きだった。 管理人のかたむきみちおさんは読書家で、読んでいる本(骨太な本ばかりだった)の内容と、日常の雑感を結びつける文章力は天才的だった。記事を読むたびに刺激を受けていた。単なる毒舌に終わらず、自虐も卑屈になりすぎず、気が利いていて、読んでいてスカッとするうえに、なんだか賢くなったような心地にさせてくれる内容だった。 Radiotalkで音声配信したり、投資を始めてみたり、You Tubeでバイク動画を更新されたりと、色々なテコ入れをされていて、運営に工夫…
完全に日記寄りの記事です。リハビリ。 DTMで仲良くなった人たちの集うDiscordに参加している。そのなかで、映画をウォッチパーティーしようという流れが発生した。 その第1段として企画されたのが、「時系列順MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)マラソン」である。一発目から重い。 攻殻機動隊とか銀河英雄伝説とかシュヴァンクマイエル作品とかアイカツとか、謎候補たちがひしめき合っていたのだが、ちょうど「アイアンマンを観たら面白かった」という人がサーバー内に居たこと、僕が「そういえばマーベル映画、ある程度観たけど全然記憶にないや」と発言したこと、そしてマーベル作品大体履修していてストーリーを…
信頼の置ける友人複数名より、「『銀河英雄伝説』はいいぞ」と進められ、110話近い宇宙戦艦の戦艦モノを一気に見ることになった。最初の3話目までは、失礼ながら話についていけなかったが、説明口調のセリフ回し(シン・ゴジラ的で好み)の会話劇と気がついたとき、さらに自分の想像以上のスケールの大きい戦記物であると察するに至り、また声優がこれほまでにない理想的なキャストであると知るところになって、これは見なければならないと考えて視聴の継続を決意した。 ラインハルト・フォン・ローエングラム率いる帝国軍と、提督ヤン・ウェンリー率いる民主政の自由惑星同盟率いる熾烈な宇宙戦争、および所属する各国の政治的な謀略によっ…
自分の音楽体験の根源は、自分だけのものである。自由にもっておいていい。 それはいかなる妨害をシャットアウトすることが許されるだろう。評論の世界で説得力を持つ"識者の声"や、自分よりもファン歴の長い人たちからの”アドバイス”はもちろん、さらには作者からの”お言葉”でさえも、個人が手綱を話さなければ、その人の音楽体験は、その人が完全にコントロールできる。 逆も言える。古参ファンのアドバイス、識者の声、作者のお言葉を、自分の感性や解釈よりも優先的に音楽体験に付け加えることで、それが豊かになるかもしれない。どちらの立場も尊重される。 ここまでを前提として、ここから最近個人的に思っていること。 アーティ…
記録する習慣をつけたい いまは、望ましい習慣を身に付けたいモードだ。 以前だったら、このモードはとても警戒していた。心が上向きになっているときには、自分の現状を把握する前に、その日の夜などに、翌日のやりたいことリストを作ったり、理想的な1日の時間の使い方をGoogle Calendarに登録してみたりする。 で、朝起きる。 その時の気分や体調が躁に傾いたならば、ほぼ確実に実行可能である。 しかし、鬱に傾いたならば、動かずに布団に伏し、予定が融けていく音を聞きながら、自分の無能さに打ちひしがれることを、1日かけて行う。 何度繰り返したことか。 今身につけようとしているのは、「記録をつける」だ。 …
「君はとても口が悪い。死ねとかすぐに言うのはとても不愉快だ。僕の前では言わないでほしい」 これは僕が以前お付き合いしていた女性に対し、付き合って3ヶ月目あたりで僕が口にした言葉だ。このとき、確か彼女は仕事先の愚痴(だったと思う)を言っていて、気に食わない人に対して、何気なく罵る言葉を使っていた。言い方も怨嗟に塗れた言い方ではなく、カジュアルな悪口といった雰囲気だった。 にもかかわらず、僕はそれをマジガチベタに受け取って、過剰に反応したのだ。そしてボロクソに否定したのだ。その後しばらく、その女性との関係性は悪化した。最終的に向こうの大人な態度によって、あるいは僕の怒りの収まりによって事態は収束し…
現実の事象や、自分が普段考えている問題意識、体験したことなどから、それについて書いている本に結びつけ紹介する、というやり方に憧れがある。 「日常から始める書評」だ。 「本書は~」から始まるのではなく、「そう言えば昨日、Twitterでこんな人を見つけた」とか、「この映画を見てたらこんな疑問を感じた」とか、「友人と話していていたらこの本を思い出した」みたいにして、自然な導入から入っていくパターンだ。 まず、このスタイルで前提になるのは、僕の人生経験だ。 エピソードトークだ。 だが、究極の出不精(理由はコロナ禍、病気、貧困など)なので、パターン化された単純な人生を送っている。憧れのスタイルで書評す…
僕のうつ期のネガティブ妄想にはパターンがある。代表的なものが、「なぜ俺はこんな病気になってしまったのだ」という、考えてもどうしようもない問題だ。比較的正常な精神状態である今ならば、「そんなの、考えたって仕方ないっしょ」と一笑に付すことができる。 僕が双極性障害になった原因は、自分にも、環境にも、対人関係にも、金銭面にも、社会全体にも見出そうと思ったらいくらでも見いだせる。見出した所で、自分でどうにかできるのは自分の認知パターンや健康状態くらいだ。その他の、自分ではどうしようもない部分に原因を求めて、それに責任を押し付けても仕方がない部分がある。 とはいえ、そうなると責任の比重が自分に偏るように…
「論理的である」ということを、僕のような論理的思考に欠ける人間は、いまいちピンと来ない。 帰納法、演繹法、三段論法、ロジカルシンキング、トゥールミン・ロジック……論理的な考え方とはどういうことなのかをインターネットで調べると出現する数々の思考パターン。目についた情報を手に取り、とりあえずそれを真似しようにも、果たしてそれが正解であるのかということをチェックするには、他者からのツッコミ待ちを期待する以外に、手段があまり無い。 すこし話はそれるが、読みつがれている文章読本に、岩淵 悦太郎の『悪文』というのがある。マスメディアや広告などに綴られた「悪い文章」をレビューすることで、「やってはいけないこ…
若本規夫のすべらない話 作者:若本 規夫 主婦の友社 Amazon 僕は中学生から高校生にかけて、声を褒められたことがきっかけで、声優になってみたいと思ったことがある。色々調べて、絶対に無理だとわかったので、淡い青春の夢想に終わった。その時期に、一番格好良くって大好きだった声優さんの1人が、若本規夫さんだった。サザエさんのアナゴさんの声、とか言わなくてもいいくらいの大御所声優。 初めて若本さんの声を、「若本規夫」という名前で認識したのはいつだったんだろう。多分、『ドラゴンボールZ』のセルとかかな。 この人やばいなと思ったのは、高校生になってから見かけた、『HELLSING』のアレクサンド・アン…
長らく更新していなかったこのブログを、ちろっと気まぐれに更新してみようと思ったので書いてみる。 文章書くという営みは、ブログという形では無いにしろ続けていた。 もちろん、まともな文章ではない。 TRPGのキャラクターシートという、同好の士以外の人には絶対に見られたくない文章を、恥部として量産する日々を、この2023年は送っていた。 恥部と自虐したが、キャラクターシートの作成は、まるで中学2年生の頃に戻った心地で、大変に楽しい。 TRPGをうっすら知っている外野の人たちからしたら、実に痛々しい行為に映るかもしれない。いい年こいた大人が、おままごとの延長線上にある遊びに熱を入れているのだから。 し…