みりん(味醂、味淋)とは、蒸した米に麹と焼酎を加え、熟成させたものをろ過して作られる調味料である。
曖昧さ回避
概要
日本の代表的な調味料である。かつては辛口の清酒の味直しに使われていたが江戸時代ごろから蒲焼のタレやそばつゆなど料理に使われるようになった。
作り方は蒸したもち米に米麹を混ぜ、40度程度の焼酎を加えて熟成させる。こうすると麹菌の作用でデンプンが糖化され甘みが出るが、加えた焼酎のアルコール度数が高いため新たに発酵が起きずに甘みの強いみりんが出来上がる。
焼酎由来のアルコールが含まれているため、商店などでの扱いは酒と同様になる。調味料ではあるがアルコール飲料でもある。
煮魚など日本料理にはかなり使用頻度の高い調味料で、米由来の糖度が強いため、甘味を出すなどの目的で使用される。
似た調味料にみりん風調味料と発酵調味料がある。みりん風は1パーセント未満のアルコールに液糖やアミノ酸を加えたもので、発酵調味料はみりんに食塩を加えて飲用できなくしたものでどちらも酒税がかからないため安くなる。
ただしみりん風はほとんどアルコールが入っていないため腐りやすいので冷蔵庫で保存しなくてはならない。
ニコニコ動画に関するみりん
- 東方projectの登場キャラクター、紅美鈴(ほん・めいりん)の読み間違い→紅美鈴