ゲーム音楽とは、ゲーム中に使われているBGMやゲームの主題歌を指す。
概要
現在では音楽のいちジャンルとなっているが、音楽的な意味での明確なジャンル基準はなくなっている感がある。かつてはハード制約の中で作られた独特の音をその特徴としていたが、現在ではこの制約は無くなっている。
ニコニコ動画をはじめとする動画サイトでは、ゲーム音楽の紹介動画や作業用BGM、耳コピ、着メロ、MIDI、バンブラ上で再現した動画などが公開されている。
権利的な部分でいえば、楽曲の権利は権利会社に信託せず、ゲームメーカーが保有している場合が多い。従ってニワンゴとUSTREAM Asiaがジャスラック、イーライセンス、JRCと締結している二次創作に対する包括契約の対象とはならない曲も多い(フリー宣言をしている日本ファルコムの楽曲などは除く)。
2011年2月『Baba Yetu(Civilization4のオープニング曲)』がゲーム音楽として史上初のグラミー賞受賞を達成した。これはゲーム音楽が一つの文化として音楽賞の最高権威に認められた初の快挙であると言えよう。
そして2021年7月、東京オリンピック2020の開会式にて選手入場の際に流れたのがこのゲーム音楽であった。
最初(ギリシャ選手団)と最後の入場シーンの際にはドラゴンクエストの「序曲(ドラゴンクエスト)」、日本選手団の入場時にはモンスターハンターのテーマ「英雄の証」など、数多くのゲーム音楽が流れ、世界中を大いに盛り上げた。