ソリティアとは以下の意味で使われている言葉である。
- 「一人で遊ぶゲーム」の事。
- ソリティアの一種「クロンダイク」の事。Windowsに付属している事でも有名なトランプゲーム。
- ソリティアの一種、一定のルールに基づき板の上の駒を取り除いていく遊び。→ソリティア(ボードゲーム)
- ソリティアの一種「フリーセル」の事。トランプを一定のルールに基づき、指定の場所に移動させる遊び。
- 本来なら二人以上でやるはずのカードゲームを1人でやってしまう事の例え。
ソリティア(クロンダイク)
ソリティアの一種。windowsのせいで、ソリティア=クロンダイクってイメージが付いてしまった感が否めない。
28枚の場札と残り24枚の山札を用い、各スーツ(マーク)ごとにA→Kと積み重ねることができれば勝利となる。山札の再利用ができないルールでは非常に成功率が低く、場札の奥に小さい数字が偏ってしまっている場合はほぼ詰みである(奥のほうにある以上確認できないが)
- 場札は1・2・3・4・5・6・7枚と逆階段状に裏向きに並べ、一番上にあるカードのみ開ける。
- スペード7→ハート6といった感じに色互いかつ降順になるように重ねることができる。
- 最初に伏せられた場札が先頭になった場合、その時点でそのカードを開く。
- Aが出現した場合、別枠(組札)へ移動できる。これをスーツごと、Kまで重ねることが目的である。
- 場札での移動ができなくなった場合、山札から1or3枚(ルールにより設定)カードを引く。使い切れない場合は引いた順に表向きのまま捨て札へ移動する(3枚引く場合、2枚目・3枚目は1枚目が動かなければ使用できない)
- 山札を使いきった場合、捨て札をそのまま裏返して使用する(ここでゲームオーバーとすることもある)
- 台札の移動ができないor千日手状態で山札からの移動もできなければゲームオーバーとなる。
ソリティア(ペグ・ソリティア、ボール・ソリティア)
こちらについては→ソリティア(ボードゲーム)を参照
ソリティア(フリーセル)
こちらについては→フリーセルを参照
ソリティア(TCG用語)
本来二人以上でのプレイを想定されているカードゲームで「相手に何もさせず勝利する」行為の事を上記の由来に習って「ソリティア」あるいは「ソリティアゲー」と称する事がある。特にトレーディングカードゲーム界隈では、ゲームそのものの衰退をすら招く行為としてタブー視されている。
しかし、駆け引きを楽しみたいからといって、ゲームにおいて一方的な勝利を得ることを非難することは、対戦相手を尊重していないばかりか、そのゲームそのものを否定する行為でもある。
良識あるプレイヤーならば、なるべく自重したい行為である。
また、「勝つことが全て」の大会ではそうも言っていられない。「相手に何もさせない」というのはコントロールタイプのデッキにおける理想的な勝ち方であり、その極致たるロックデッキやコンボデッキを用いる上位プレイヤーは非常に多い。
ただ、こういったデッキが上位を独占してしまうとみんながそれを真似し、他のカードが使われなくなってしまう。そのため、「強力な戦法が発見される」「それを封じるためにルールが改定される、使用禁止カードが指定される」という流れはTCGにおける風物詩となっている。
なお、遊戯王DM(特にGBAで発売されたもの)で一部キャラクターが行う開幕ワンターンキルもこの「ソリティアゲー」に当たる。でも「こいつなら仕方がないな」と諦めがついてしまうのが恐ろしい所である。一応対処法があるにはあるのだが……それすらも運である。