ピッチ変更で●●似シリーズとは、既存の音楽のピッチ(音程)を変更したら偶然ある人の声に似ていたという動画シリーズである。
概要
性別の違いゆえ普通に聴いたのでは似ても似つかないが、実は声質、発声法、発音などは非常に似通っている、という組み合わせの歌手達がたまに存在する。この場合、一方の声のピッチを下げて(上げて)もう一方の性別に合わせてみると、あたかも同じ歌手が歌っているかのように聞こえる。
これを利用して、本来なら聴けないはずの歌手と曲の組み合わせを楽しむ、という動画である。
といったもの。
特に前者は、フラッシュムービー全盛期に実際にピッチ変更したフラッシュが広まり話題となり、その後にフジテレビ『トリビアの泉』で取り上げられたことから、非常によく知られており、このネタの元祖に近いものである(もっとも竹内と山下のネタは90年代には一部音楽誌などで既に有名だったが)。
この手の動画はニコニコ動画を始めとする動画サイトが広まりはじめた頃から既に多く投稿されていたが、鶴屋さん もう恋なんてしないにょろ 槇原敬之1.2倍速の影響により、2008年7月8日に急にこのシリーズの動画が再評価され始め、再生数・コメント数・マイリスト数が急上昇し、中にはランキングが動画投稿当時よりも上回った動画も出てきた。
歌が始まる前には「ねーよ」や「釣り」等散々罵倒し、歌が始まると一転「サーセン」と一斉に手の平を返してコメントする、という慣例がいつのまにか生まれている。
全コメのうち半分以上がそのようなコメで埋まってる動画もあるため、自重の心も少しは持とう!
なお、同一性保持権を侵害しているため、著作権的には完全にアウトである。このシリーズの動画はすべて、権利者のお目こぼし(あるいは単に気づいていないだけ)によってかろうじて存在していると言ってよい。これから投稿してみようとか考えている人は特に意識した方がよい。