- プロ野球選手一覧 > 林威助
林威助(リン・ウェイツゥ)とは、台湾出身の元プロ野球選手である。
現在は台湾プロ野球チーム・中信兄弟の一軍監督をつとめている(2021年-)。
概要
中信兄弟 監督 | |
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林威助 Wei-Chu Lin |
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基本情報 | |
国籍 | 中華民国(台湾) |
出身地 | 台湾省台中市 |
生年月日 | 1979年1月22日 |
身長 体重 |
179cm 81kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 左投左打 |
守備位置 | 外野手、一塁手 |
プロ入り | 2002年ドラフト7位 |
引退 | 2017年 |
経歴 | |
選手歴 監督・コーチ歴 | |
プロ野球選手テンプレート |
幼いころから日本プロ野球にあこがれ、高校は日本の柳川高校で過ごし、大学を近畿大学で過ごした。2002年のドラフトで阪神タイガースから7巡目指名を受けて、阪神タイガースに入団する。入団時の背番号は『38』。
長打力が持ち味。2004年10月10日初出場。2006年に背番号を『31』に変更。ワールドベースボールクラシック(WBC)で台湾代表として出場すると、その後阪神で一気にブレイクし、この年は115試合に出場し、打率.292(418-122)、15本塁打、58打点の大活躍を見せる。しかし、その後は中々スタメンに起用されず、代打として出場。背景にはチームが毎試合、金本知憲をレフトに起用しているからである。そして、外野のポジション争いが熾烈で、藤川俊介とポジション争いをしていた。
2013年シーズンは8月4日に出場選手登録され、読売ジャイアンツ戦にスタメン出場するも4打数無安打2三振。守備でも精彩を欠き、途中交代を余儀なくされた。結局、出場した試合はこの1試合のみで、10月1日に戦力外通告を受けた。11月10日のトライアウトに参加し、2安打2四球の好成績を残したが、NPBに獲得球団は現れなかった。11月28に台湾プロ野球の中信兄弟からドラフト3巡目で指名された。ちなみに1巡目指名は2011年まで阪神タイガースのチームメイトで元横浜DeNAベイスターズの鄭凱文だった。
2014年はケガにより不本意な成績に終わる。
2015年1月に中信兄弟の主将に任命される。春季キャンプ中の練習試合ではファソン・ヒーローズ(韓国ネクセン・ヒーローズの2軍)戦で3安打、台湾体育大戦で本塁打を放っており、ケガからの回復と仕上がりの順調さを示している。
2017年で引退、2018年は中信兄弟の二軍監督に就任したことが報道された。2021年からは一軍監督を務める。
体格は大きくはないがライナー性の強い打球を打てる強打者タイプであり、その生い立ちや端正なマスクなども相まって現在でも人気のある選手である。2016年に甲子園で開催された「台湾デー」で、彼からの映像メッセージがオーロラビジョンで公開された。2018年の台湾デーでは本人が甲子園に招待され、台湾もシーズンの真っ最中であるため強行日程ではあったが始球式などのイベントをこなし、人気が健在であることを知らしめた。
名前が漢字表記だと日本人っぽいことから、日本でプレーしていた頃は『はやし いすけ』としばしば間違えられた。Google IME等で「はやしいすけ」と打つと、きちんと「林威助」と変換されたりする。愛称は『リンちゃん』など。
応援歌
阪神 応援歌 |
通算成績
通算:10年 | 試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 出塁率 |
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NPB | 454 | 1083 | 1022 | 102 | 270 | 31 | 125 | 5 | 0 | 8 | 51 | 2 | 206 | 15 | .264 | .298 |