概要
古来より食料として扱われていた、日本でもなじみの深い野菜。日本で単にウリというとマクワウリを指すことが多い。
ウリ科の植物は多種多様であり、スイカやメロンのようにフルーツみたいに甘みを楽しむものもあれば、きゅうりやかぼちゃのようにまさに野菜として食卓に上るもの、ヘチマやひょうたんの様に生活用品に加工して使われる物まである。
また「瓜二つ」「瓜実顔」など「瓜」に関した慣用句も多く、「瓜」と「爪」の字が似ている事からことわざにも「瓜に爪あり爪に爪なし」というものがある。
因みに、「瓜売りが瓜売りに来て瓜売り残し、売り売り帰る瓜売りの声」という早口言葉もある。
漢字として
- 意味・字形
- ウリを表す字で、ウリの実の象形。〔説文解字〕に「㼌(ユ)なり。象形」とある。
- 音訓
- 音読みはカ、訓読みは、うり。
- 規格・区分
- 人名用漢字である。JIS X 0213第一水準。
- 部首
- 瓜は部首瓜部を作る。瓜に関連する字が属する。
- 声符
- 瓜を声符とする漢字には、呱、孤、弧、𡗷、泒、苽、狐、罛、窊、觚、などがある。
- 異体字
- 苽は瓜と別の字だが、〔集韻〕に俗に瓜を苽に作るとある。
- 互換文字
- ⽠はUnicodeにおいて瓜と互換とされる字で、部首としての瓜を表す。
- 語彙
- 瓜葛・瓜田・瓜分