自虐とは、自分を虐めることである。
行動によるものと、言葉(文章)によるものの二種類があり基本的には区別される。
行動によるものは自傷や自棄とも言う。
ここでは言葉によるものについてて述べる。
概要
「私ってなんでこんなダメなんだろう」、「俺って何やっても上手くいかないから」
こういった弱みの吐露や愚痴などを広く自虐と言う。
このような自虐は時と場合によっては非常に嫌われることもある。その理由としては
- 暗い言葉によって場の雰囲気を悪くする。
- 慰めを期待している構ってちゃんに思われる。
というものがある。暗い人間は周りを暗くする。ついつい自虐を言いたくなっても我慢して、良いことだけ良いことだけ思い出そう。そうすれば人生も上向くかもしれない。もちろん、それでも耐えきれなかったら信頼できる人にしかるべき場所で相談するのがよい。
自虐を受けた人も「自虐乙」とすぐに一蹴せず、あなたが頼れる人だからこそ相談してくれたと思って真摯に聞いてあげたるのも良いかもしれない。
作品に対する自虐
絵でも曲でも自分の作品に対しての自虐というものもある。こちらの場合は上と違ってほとんどの場合軽い言い訳に相当するので、できれば避けた方がよいだろう。
例
自虐ネタ
主にお笑いに使われ、自分で自分をいじって笑いをとるネタ。誰かをいじるのは笑いの基本ではあるが相手を嫌な気分にさせてしまう場合も多々ある。その点自虐ならば誰も傷つけることなく笑いが取れるので重宝する場面も多い。もちろんネタ自体が寒ければ滑るが。ヒロシ(お笑い芸人)が有名。
また、今日では観光やPRとして自虐ネタを用いることが多い。有名な例では
などがある。また、このコロナ禍の中、観光地もめっきり人が減ってしまったとき
「人間よりサルの方が多い」(嵐山、2020年3月頃)
「元気です!空元気です!お客様こないからもう笑うしかありません!」(小樽市堺通り商店街、2020年3月頃)
また、名前をよく読み間違えらえたり、勘違いされたり、あるいは偏見を持たれたりする場合も、それを逆手に取って自虐ネタとしてアピールした例もある。かの「グンマー」なども、自治体や観光協会がそのネタを把握していたり、枚方市では「まいかた市ちゃうで」という動画やポスターを作ってしまったりしている。
ただ、あくまで自虐は自分たちで卑下しているだけなので、あからさまに他のエリアから言われると激しく反発するので気をつけるべし。本当は自慢したい、誇りたいのである。
自虐史観
どこまでが正常な歴史でどこからが自虐なのかは激しい議論が繰り広げられている。