芋とは、以下のことを表す。
植物のイモ
サツマイモ、ジャガイモ、サトイモ、ヤマイモ、コンニャクイモなど。単に「芋」という場合、サツマイモを指していることが多い。例:芋焼酎、芋ケンピなど。
ジャガイモの場合は、「薯」で表すこともある。
通称・俗称
芋は、以下のように俗称などによく用いられる。
- 東方萃夢想の俗称(ゲームタイトル)
- 芋虫スナイパーの略(FPS用語)
- ゴットサイドの俗称(DQ4で気球で入る際の島の形)
- クロウラーの俗称(FF11のキャラ)
- iモードの俗称。芋手とも。イー・モバイル(下記)が携帯電話事業に参入後は誤解を招くことがあるので、今ではあまり使われない。(通信用語)
- イー・モバイルの俗称。芋場とも。(通信用語)
- ee'MALLの俗称(音ゲー用語) → BEMANIシリーズの用語一覧
- 垢抜けない、田舎っぽい人の事を指す蔑称。
- グラディウスVのステージ5。ステージを通して芋の形に似た隕石が多数出現することから。特にボス戦では画面を覆い尽くすほどの隕石が出現する。
- ユーザー生放送の配信者、カラ芋(生放送主)の通称である。
- 恒心教徒における過激派の中でも悪辣な者を指す俗称。「悪いもの達」→「悪ポテト」→「悪芋」及び、そこから派生した俗称「形容詞+芋」で○○芋(例:臭芋・甘芋)などがある。(恒心用語)
- サシャ・ブラウス(進撃の巨人)
人名
名前としても用いられる。
その他の用例
例:働 くって素敵!
き っと流した汗は美しい
た くさんの夢があれば
く ろうなんて
な んのその!
い も
漢字として
- 意味
- サトイモ、イモ、草が盛んにしげる、という意味がある。また(訏と通じ)大きい、(宇と通じて)住む、という意味がある。
- 字形
- 形声で、声符は于。
- 〔説文解字〕の本字は芌で、〔説文・巻一〕に「大葉實根、人を駭(おどろ)かす。故えに之(こ)れを芌と謂ふなり。艸に從ひ亏聲」とある。大葉は、サトイモのこと。亏は于の古文である。于は「ああ」と読むように感動詞として使われる。つまり根に実があってびっくりするので、艹+于で芋を表すとしている。
- 白川静は、于には大きいという意味があり、「びっくり」ではなく于のそういった意を受けているとする。
- 音訓
- 音読みは、ウ(漢音、呉音)、訓読みは、いも、さといも。
- 規格・区分
- 常用漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 芋火・芋魁・芋粥・芋艿
異体字
- 芌は、〔説文〕の本字。