造とは、以下のことを表す。
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漢字として
- 意味
- 建造する、製造する、捏造する、行き就く、始め、始める、為す、適う、詣でる、急遽。
- 〔説文解字・巻二〕には「就るなり」とあり、また譚長の説として「上士なり」とある。〔爾雅・釈言〕に「造、為すなり」とある。
- 字形
- 会意。
- 金文では〔説文〕にある古文の艁のように、舟、告、さらには宀に従う形が多く、辵に従う字が現れるのは列国期に入ってから。艁については、〔詩経・大雅〕に「造舟爲梁」の句をもとに、造舟(舟を並べてはしけにする)より、成就する意味を解説する説がある。ただ、宀+舟+告の字形があることがうまく説明できない。舟は盤であり、廟中で盤の上で祝告するのが原義とする説(白川静)がある。
- 音訓
- 音読みはソウ(漢音)、ゾウ(慣用音)、訓読みは、つくる、いたる、なる、みやつこ。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校5年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。
- 声符
- 造を声符とする漢字には、慥、䔏がある。
- 語彙
- 造営・造化・造花・造形・造詣・造語・造作・造就・造船・造兵・造幣・造林