場とは、以下のことを表す。埸は別の字。
- 場所
- 物理学の用語で、物理量が時空の各点に関連付けられたもの。fieldの訳語。工学だと界と訳すこともある。
- カードゲームの用語で、カードを置いたり捨てたりする場所。
- 麻雀の用語で、親番の1周りを1単位とするまとまり。東南西北の場がある。
- 演劇の用語で、舞台のセットが変わらない一通りの場面。
- 取引所の用語で、立会場のこと。取引の売買を行う場所。
漢字として
㙊
- Unicode
- U+364A
- JIS X 0213
- 2-4-89
- 部首
- 土部
- 画数
- 11画
塲
- Unicode
- U+5872
- JIS X 0213
- 1-52-39
- 部首
- 土部
- 画数
- 14画
- 意味
- 庭、神を祀る場所、斎場、広場、場所、穀物を取り入れる場所、畑、空き地、市場、場合、一区切り、という意味がある。〔説文解字・巻十三〕には「神を祭る道なり」「一に曰く、田の耕さざるなり。一に曰く、穀を治むる田なり」とある。
- 字形
- 形声で声符は昜。
- 音訓
- 音読みは、チョウ(漢音)、ジョウ(呉音)、訓読みは、ば。
- 規格・区分
- 常用用漢字であり、小学校2年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 場合・場屋・場外・場師・場所・場内・場圃・場面・場裏
異体字
- 㙊は、〔集韻〕に場と同じとある異体字。JIS X 0213第四水準。
- 塲は、〔集韻〕に場と同じとある俗字。JIS X 0213第二水準。
- 簡体字は场。