禍とは、災いやよくないことである。反対語は福。
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漢字として
禍
- Unicode
- U+FA52
- JIS X 0213
- 1-89-31
- 部首
- 示部
- 画数
- 14画
- 意味
- 旧字体は禍。
- 災い、不幸、災難、災いを与える、危害を加える、罪、という意味がある。
- 〔説文解字・巻一〕には「害なり。神、福せざるなり」とある。
- 字源
- 形声。声符は咼。
- 音訓
- 音読みはカ(漢音)、ワ(呉音)、訓読みは、わざわい、まが。
- 規格・区分
- 禍は常用漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- JIS X 0208で禍・禍は区点18-50に包摂されていたが、JIS X 0213で禍が分けて追加され、包摂基準の適用対象外となった。
- 語彙
- 禍殃・禍機・禍根・禍災・禍端・禍難・禍敗・禍福・禍乱
奇禍・災禍・惨禍・水禍・舌禍・戦禍・筆禍・輪禍
異体字
- 禍は、旧字体で人名用漢字である。2004年に参考字体から格上げされた。JIS X 0213第三水準。
- 𥚍は、〔字彙補〕にある古文。
- 旤は、〔説文〕の注にある異体字。〔説文〕には別の字として載っていて、〔玉篇〕には𣄸の異体字とある。
- 𣨱は、〔玉篇〕や〔集韻〕にある異体字。
- 𣨷は、〔集韻〕にある古文。
- 𥙯は、〔集韻〕にある古文。
- 𥚟は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
- 𥛔は、〔川篇〕にある異体字。
- 𧙹は、〔龍龕〕にある異体字。
- 簡体字は祸。