翻(飜)とは、以下のことを表す。
人名
漢字として
翻
- Unicode
- U+7FFB
- JIS X 0213
- 1-43-61
- 部首
- 羽部
- 画数
- 18画
- 意味
- ひるがえる、ひらひら飛ぶ、高く飛ぶ、風になびく、作り変える、ほかに移す、ひっくり返す、という意味がある。
- 異体字に飜があり、慣用的に、ひるがえる意味には翻、反復・ひっくり返る意味では飜を使う。
- 〔説文解字・巻四新附〕に「飛ぶなり」とある。
- 字形
- 形声で声符は番。
- 音訓
- 音読みは、ハン(漢音)、ホン(呉音)、訓読みは、とぶ、ひるがえる、こぼす。
- 規格・区分
- 常用漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 翻案・翻意・翻繹・翻閲・翻空・翻刻・翻字・翻車・翻手・飜数・翻然・翻潮・翻天・翻倒・翻動・飜覆・翻盆・翻訳・翻涌・翻瀾・翻流・翻弄
異体字
- 飜は、〔説文解字〕に「或ひは飛に從ふ」とある異体字。人名用漢字である。JIS X 0213第二水準。2004年に参考字体から格上げされた。
- 𢑵は、〔字彙補〕に翻と同じとある異体字。
- 𢬵は、〔集韻〕に翻と同じとある異体字。
- 拚は、〔集韻〕に翻と同じとある字。𢬵を省略した形という。〔説文〕には別の字として載っている。
- 繙は、〔集韻〕などにある異体字。〔説文〕には別の字として載っている。