草とは、植物の一種で木のように永続的に硬い組織(木質組織)を持たないものである。草本。
また以下のことを表す。
- 草 - 忍者の任務の一つで、目的遂行のために素性を隠して潜入先の地に一般住人として溶け込み生活すること。
- 草 - 書体の一つ。草書。
- 草 - 草仮名のこと
- 草 - 生け花の役枝の一つ
- 草 - ネットスラングでwwwのこと。「w」が草に見えることから転じて。雑草、芝生、大草原も同様な意味である。「w」「草不可避」も参照。
- 草 - 「カービィのエアライド」のモード「ウエライド」のコースの一つ。このコースのBGMが「○○のウエライド」というMAD作品群に用いられている。
- 草 - 「遊戯王ラッシュデュエル」のカード。遊戯王OCG含めて遊戯王で最も短いテキストのカード。実質専用サポートの「草葉エール」が存在する。
身近なもの・利用
- 雑草、それに対する除草(項目参照)
- 抜いた草を肥料(堆肥)・餌とする。
- 手入れをされていない家屋や施設の庭などの表現。
- 雑草を除いたものは野草と呼ばれる場合もある。
- 利用価値のあるものは香草・薬草など。
- (味は別として)食べられる草もある。
- 草食動物・草食昆虫の餌。
- 草の集合した草むらや茂み。
- 鳥の巣の材料。
- 草原の斜面を利用した草滑り。
- 陸上自衛隊の偽装・カモフラージュ。厳密には木枝とも併用する。(こんな感じ)
- ネットスラング
ニコニコ生放送における草
2009年4月29日に草の一文字がデフォルトのNGワードに登録された。
漢字として
- 意味
- 草本、草むら、粗い、粗末、下書き、草稿、走り書き、という意味がある。
- また創と通じて創る、皁と通じてとちの実という意味がある。〔説文解字〕には「草斗、櫟の實なり」「一に曰く斗の子(み)に象る」とある。草斗はとちの実のことで、皁と通じた意味が載っている。
- 字形
- 艸の俗字。現在では艸ではなく草の字が使われる。
- 形声で声符は早。
- 音訓
- 音読みは、ソウ、訓読みは、くさ、あらい、いやしい、などがある。名のりに、かや・しげ、などがある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校1年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。
- 1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 草案・草庵・草屋・草稿・草々・草書・草茅・草本・草昧・草木・草礼