許とは、以下のことを表す。
人名
- 許筠(1569年 - 1618年) - 李氏朝鮮時代の文人
- 許敬宗(592年 - 672年) - 唐の政治家、文学者
- 許衡(1209年 - 1281年) - 元末の学者
- 許渾(791年 - 854年?) - 晩唐の詩人
- 許劭(150年 - 195年) - 後漢末の名士。人物批評で知られた
- 許愼(30年 - 124年) - 後漢の文字学者。説文解字をまとめた
- 許褚(? ‐ ?) - 後漢末の武将
- 許由 - 古代中国の伝説的な隠者
- 許攸(? - 204年) - 後漢末の参謀、政治家
- 許銘傑(1976年 - ) - 台湾の野球選手(投手)
- 許武仁(1982年 - ) - 指導棋士
漢字として
許
- Unicode
- U+8A31
- JIS X 0213
- 1-21-86
- 部首
- 言部
- 画数
- 11画
- 意味
- 許可する、聞き入れる、引き受ける、婚約する、かくの、この、進む、という意味がある。また、語末の助字として使われる。許許のように掛け声に使われる。〔説文解字・巻三〕には「聽(ゆる)すなり」とある。
- また所・処と通じて、~の場所、ところ、という意味が、所・可・計と通じて、大体、~ぐらい、という意味がある。また鄦と通じる。
- 字形
- 形声で声符は午。
- 音訓
- 音読みはキョ(漢音)、コ(呉音)、訓読みは、ゆるす、もと、がり、ばかり。名のりに、ゆく、などがある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校5年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 声符
- 許を声符とする漢字には、滸などがある。
- 語彙
- 許遠・許可・許嫁・許許・許婚・許身・許多・許諾・許否・許容
異体字
- 簡体字は许。