配とは、中国語圏の人名である。
漢字として
- 意味
- あう、めあわす、結婚する、配偶者、相合わせる、匹敵する、くばる、わりつける、バランスをとって組み合わせる、流刑に処す。
- 〔説文解字・巻十四〕に「酒の色なり」とあるが、酒の色という意味では使われない。〔広韻〕に「匹なり、合なり」とある。
- 字形
- 酉+己の会意。甲骨文では酉+卩という形である。酉は酒つぼ、卩は人がひざまずく形。卩が己に変じた。解釈には祭礼において座る人に酒を配るという説、酒を神に捧げるとする説がある。〔説文〕は己を声符とする形声としている。
- 音訓
- 音読みは、ハイ(漢音、呉音)、訓読みは、くばる、あう、めあわす、たぐう、そう、あたる。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校3年で習う教育漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 声符
- 配を声符とする漢字には、蓜、嶏などがある。
- 語彙
- 配下・配偶・配合・配剤・配所・配色・配信・配膳・配置・配天・配点・配当・配備・配流・配列