『Answer×Answer』(アンサーアンサー)とは、SEGAが発売したアーケード用クイズゲームである。
概要
正式名称は『ネットワーク対戦クイズ Answer×Answer』。
アーケード用通信クイズゲーム先発の『クイズマジックアカデミー』(以下、QMAと略記)と共に、注目を集めている。QMAとの違いについては後で記述する。
第1作『Answer×Answer』(2007年7月5日稼動開始)では、予選が総当りとなっており、1対1の対戦を3回、それぞれの決められた形式で戦い、成績上位2名が決勝へ進出した。
バージョンアップした『Answer×Answer2』(2008年12月18日稼動開始)では、予選で4人対戦を行う。予選は「ラウンド1」「ラウンド2」「逆転ラウンド」の3ラウンドから構成される。早押しボタンを使う形式では、早押し先着2名に解答権が得られる。「逆転ラウンド」終了時の上位2名が決勝に進出し、前作同様1対1の対戦で優勝者を決める。
クイズ形式は、4人対戦ならではの対戦クイズが増えた。中には「あまのじゃくクイズ」や「爆弾押し付けクイズ」など、クイズの知識だけでなく相手との駆け引きが求められる形式も登場した。
『Answer×AnswerLive!』(2010年7月22日稼動開始)では、「特番」という新たな形式が加わりリニューアル。予選4人対戦→決勝2人はそのまま。2010年11月24日のアップデートで解答権が全リーグ3人となり、予選ラウンドでもらえる点数や逆転ラウンドでもらえる★の数が変更となった。
・予選ラウンドのボーナスpt
1stボーナス:+10pt 2ndボーナス:+5pt 3rdボーナス:なし・逆転ラウンドの★配分(ボーナス込み)
3人正解の場合:1st:★×4 2nd:★×2 3rd:★x1
2人正解の場合:1st:★×4 2nd:★×3
1人正解の場合:1st:★×6
(ボーナスは1st:★×2 2nd:★×1 3rd:なしとなります)(公式より)
新要素として、前述した特殊なクイズ形式によるバトルの「特番」(現在は特番サバイバルバトルと特番総当たりバトルのどちらかがランダムに出現)、時事問題が「速報クイズ」として出題される(今までも今日の問題として時事問題が出ることもあったが、予選・決勝ラウンドで時事問題は出なかった)、アイテムが当たる「アンサーチャンス」の実装、新タッチアクションへの追加などがある。
また、2010年8月には日本テレビで放送されていたクイズ番組、『ウルトラクイズ』とのコラボレーションも実現。ウルトラハットなどのウルトラクイズにまつわるアイテムがもらえた。
PS3用ソフト『龍が如く3』『龍が如く4』で本作のミニゲーム版が収録されている。『Answer×Answer』単独としての家庭用ゲームソフトはまだ発売されていない。
2015年1月30日に約七年半の月日を経てサービス終了した。残っている筐体も順次撤去されることが予想される。 名残を惜しむ方は筐体が残っている内にプレイしよう。
QMAとの相違点
- QMAが最大16人と『同時に同じクイズを答える』のに対し、Answer×Answer(以下、AnAnと略記)は『早押しクイズ』による勝負が特徴で、そのボタンの押下時間により解答権を奪い合う形式がメインとなっている。解答には、AnAn、QMAどちらもタッチパネルを利用する。
- マニアックな問題が多いQMAに比べ、AnAnは初心者向けに敷居を落とした事で「できて当たり前の問題」が目立つといわれている。その分、AnAnは誤答のペナルティが重い。形式によっては減点となり、更に対戦相手にノーリスクの回答権をプレゼントすることになる(その回答権で誤答してもペナルティはない)。ゆえに、プレイヤーの緊張を誘いやすい。一方で、「答えない」という選択肢が明確に用意されている。形式にもよるが、全般的に誤答するぐらいなら答えないほうがマシな場面も。
- キャラクター設定のあるQMAと違い、AnAnアバターの性格・設定などは無い。キャラ萌え要素は少ないと言われているが、豊かな表情と動きまくるアバター(特に優勝時のアクション)は結構奥が深い。ただし、女アバターの胸は残念
余談だが、2ちゃんねるのキャラスレではSS(ショートストーリー)を始め、プレイヤーによる創作で盛り上がっている。 - 携帯公式サイトAnAn.NETに加入する事でチームを作成したりメンバーを募ることができる。
- 上記の理由によりQMAとの差別化はされており、好んで両方プレイする者もいる。