ATMとは、以下のことを表す。
- 現金自動預け払い機(Automated Teller Machine)の略称。本記事ではこれを扱う。
- Anti Tank Missile(対戦車ミサイル)の略 - 軍事用語
- Asynchronous Transfer Modeの略 - IT用語
- BMS作家、ARMYTOMの別名義のひとつ。
- あ(A)なたのた(T)よりをま(M)っているの意味で、メールを催促するときに使う。 -ギャル語
- アカムトルム - ゲーム「モンスターハンターシリーズ」のモンスター。素材が高く売れるためについた通称
- 明智光秀・竹中半兵衛・毛利元就の3人からなるUTAU作品上でのユニット名(由来は頭文字)。
- 戦国大戦の頂上対決(戦国頂上)においての、「安定(A)の手前(T)負け(M)」の略語。
やたらと頂上動画の画面手前側の敗北率が高い事に由来する。一時期は手前=負け確定というくらいの敗北率にまで達していた。Ver1.20現在も依然としてこの傾向が続いている。 - アイドル、風俗業界等での太客(金づる)のことを指す言葉として用いられる。
- 気圧の単位の一種。非SI単位系。atomosphereから命名。101325Pa=1atm。
- SPlatoon甲子園2016関東大会Cブロック準優勝チームの名前。
- バーチャルYouTuber、にじさんじの物述有栖、剣持刀也、森中花咲の3人。
現金自動預け払い機
銀行や信用金庫、証券会社、消費者金融、クレジットカード会社等が設置しているATMは、各金融機関の窓口で行う業務の一部を、機械で行うことができる。
金融機関側には人員圧縮の、取引者側には取引時間短縮のメリットがある。
今日、ATMは金融機関のみならず、スーパーやコンビニなど商店、それに役場、鉄道駅など公共施設にも設置されている。
またオンラインシステムの拡充により、24時間の取引が可能となったり、ATMでの取引可能内容が拡大され、それにATMの相互解放も進展している。銀行のATMでは、硬貨の入出金に対応したものや、キャッシュカードで宝くじを購入したり、記入で埋まった通帳を次の通帳に書き換えることを可能としたものもある。
もともとはATMの他に、預金の引出しと残高照会のみに対応した機械があり、CD(Cash Dispenser)と呼んでいたが、今日では機能・台数共に拡大したATMにのまれ、機能的にはCDであってもATMと呼ぶことがある。
また、ATMは自行のもの以外で預金を引出したり、銀行の営業時間外に預金を引出したりした場合は、110~330円程度のATM手数料を徴収されるのが普通である。しかし取引状況により、この手数料を回数問わず、あるいは月に一定の回数に限って無料とするサービスを行なっている金融機関もある。
日本では現金引き降ろしはATMが主流であるため機械を含めた所管官庁は金融庁となっている。なお、アメリカでは買い物の際にデビットを選択した場合、買い物の精算と同時にキャッシュアウト(現金を一緒に引きおろして渡してくれる)してくれる為、(スーパーのレジとかの機械である為)かならずしも金融監督の行政機関が所管ではなかったりする、このあたりは国柄の差である。
日本と世界のATM
ATMは日本のみならず、オンラインシステムが構築されたところであれば先進国であろうと新興国・途上国であろうと多くの国で見ることが可能となっているが、日本のATMと世界の標準的なATMには、以下のような相違点がある。
- 機能面
- 設置場所
- オンラインシステム
- 日本のATMは、その多くが日本国内の金融機関同士の取引には対応していても、国をまたいで海外の銀行からの引出しには対応していない。また日本で発行されたキャッシュカードは、日本国内でしか通用しない(クレジットカード一体型やデビットカードなど例外はある)のが普通である。オンラインシステムは、ほぼ完全に日本独自のものを用いているといえる。これは銀行間決済に日本国内の場合は日本銀行の提供する日銀ネットが利用されている為、それに合わせる形で主要行のオンラインシステムが組まれているためである。このことが営業時間からサービスまで各種に影響を与えている。
- 一方で海外においては、クレジットカード会社等が国境を超えた銀行オンラインシステムを構築しており、キャッシュカードとATMの多くが「PLUS」「Cirrus」などそれらのシステムを通じて、世界中どこでも自分の銀行の預金を引き出すことを可能としている。
- キャッシュカードによってはそれに加えて「デビットカード」のサービスが利用可能であり、クレジットカードとほぼ同じ加盟店で、キャッシュカードを用いて物品の購入やサービス料金の支払をすることが可能になっている。
- 日本において、この国際オンラインシステムの「PLUS」「Cirrus」に接続することが出来るATMは、大手都銀(の一部ATM)・ゆうちょ銀行・セブン銀行・イオン銀行・SMBC信託銀行(プレスティア)等のものであり、数は限られる。また、国際オンラインシステムを用いて海外で預金を引き出すことが可能なカードも、SMBC信託銀行の国際キャッシュカードやVISA/JCBデビットカードを発行している金融機関の当該カードに限られる。
かつては新生銀行も自行で国際キャッシュカードに対応するためATMを扱っていたが、現在はATMがすべてセブン銀行委託になっている。 - そもそも「PLUS」はVISA、「Cirrus」はマスターカードといったように、銀行からクレジットカード会社の提供するネットワークに接続することによって提供される相互接続サービスである。そのつくりから分かるように銀行にとっては費用が掛かるため、規模の小さい銀行であれば費用対効果に合わない事例が多いのが対応金融機関の少なさに繋がっている。
その他
かつては屋外設置型のATMが重機などで破壊され中身を持って行かれる事件もあったが、現在は破壊行為を検知して悪臭を伴う蛍光色のインクが噴射されるなど、破壊して盗んでも使えないなどメリットが無くなった。
現在はATMを介在する特殊詐欺が防犯情報として強く啓発されているためタクシー運転手やコンビニ店員に振り込みを阻止されることもあるが、ATM以外の場所における受け渡し手口など巧妙化している。
一日に一度に引き出せる限度額を設定することもできるため、万一の被害を小さくする事もできる。
ジョーク
理想の彼氏像:お金を持っていて余計な口出しをしないといったジョーク。(項目参照)