Blueskyとは、ソーシャルネットサービス(SNS)の一つである。
概要
2021年10月に設立。Twitterの社内プロジェクトを源流に持ち、Twitterの共同創業者のジャック・ドーシーらによって発案されたSNSである。当時はTwitterとの連携も模索していたが、イーロン・マスクによる買収後は頓挫。完全に独立したミニブログサービスとして運用されることとなった。
プロトコルとしてはAT Protocolを採用しており、MisskeyやMastodonで用いているActivityPubとは互換性がない。
開発当初は参加方法が限られており、ウェイトリストに登録するかすでにBlueskyのユーザーから招待コードを取得する必要があったが、2024年2月6日をもって招待コードを廃止、誰でも参加可能となった(告知ページ)。
2023年12月21日にロゴが蝶を模したものに変更された。蝶は「変化と変容の象徴」であることを理由としている[1][2]。
主な機能
サービス名 | Bluesky | X(Twitter) 無料版 |
X Premium (Twitter Blue) |
サービス運営形態 | 分散型 | 中央集中型 | |
基本的な機能 | いいね、リポスト、引用、返信、ミュート、ブロック | ||
最大文字数 | 300字 | 140字 | 10,000字 |
最大添付画像 | 4枚 | 4枚 | 4枚 |
動画投稿 | ⚪︎ | ○ | |
非公開プロフィール (鍵垢) |
- | ○ | |
ダイレクトメッセージ | ⚪︎ | ○ | |
ハッシュタグ | ○ | ||
検索機能 | ユーザー名検索 キーワード検索 ハッシュタグ検索 |
||
タイムライン | 「フォロー中」 フィードによって自由にカスタマイズ可能 |
「フォロー中」「おすすめ」 リスト機能によってカスタマイズ可能 |
|
広告 | 表示されない | 表示される | |
複数アカウント作成 | ○ |
基本的な機能は初期のTwitterとよく似ており、段階的に機能が実装されている。2024年2月29日にハッシュタグとミュートワード、5月29日にダイレクトメッセージ機能、9月12日に動画投稿機能が実装された。
カスタムフィード
Blueskyは「カスタムフィード」機能によりタイムラインを自由にカスタマイズすることができる。特定のキーワードが含まれたポストだけをタイムラインに表示させたり、画像のみを表示させたりなど自由に設定が可能である。ユーザーによって多種多様なフィードが作成されており、作成されたフィードは他のユーザーと共有することができる。
センシティブ設定について
Blueskyは海外法人であるためセンシティブなコンテンツに対して厳しいルールが設けられており、センシティブなコンテンツを投稿する際には必ずフラグを付けなくてはならない。R-18だけでなく、水着画像や美術資料の裸体画像であってもフラグが必要である。フラグを怠ると、ポストが削除されるかアカウントが凍結するリスクがあるため、投稿前に必ずルールを確認すべきである。なお児童ポルノ(未成年とみられるような人物のアダルトコンテンツ)はフラグを付けていても問答無用で凍結される。
フラグの付け方は、投稿画面の右上にあるアイコン(盾の中に「!」があるマーク)をクリックし、表示された選択肢「提案」「ヌード」「ポルノ」の中からもっとも適切なものを選ぶ。