Vagante単語

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ヴァガンテ

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サムネ

Vaganteとは、

「放浪する/放浪者」等を意味するロマンス語派(イタリア語・スペイン語・ポルトガル語等)の単語。
Nuke Nineが開発・販売している2Dアクションローグライクゲーム。

本記事では上記の2.について記載する。

概要

基本情報
Vagante (ヴァガンテ)
ジャンル	アクションゲームローグライク(ローグライト)
対応機種	PC(Win/Mac/Linux)
開発/販売	Nuke Nine
配信日	アルファ版 …2014年6月16日アーリーアクセス …2014年12月16日正式版 …2018年2月22日
価格	PC …1480円/$14.99
その他
日本語未対応(非公式 MODあり) ローカル/オンライン Co-opあり(2-4人)
ゲームソフトテンプレート

プレイヤーは洞窟に眠ると噂される途轍もない宝を手に入れようとする冒険者となり、ランダムで性能の変わる武器や装備品・魔導書を読むことで習得できるスペル・消費アイテム等に加え、クラスごとに決められた各種スキルと経歴(Back ground)を駆使し、挑むたびに姿を変える危険な洞窟を攻略していく。

本ゲームは伝統的なローグライクやSpelunkyからの影響を受けていると開発が公言しているだけあり、下記のようにアクションゲームであることを除けばかなり伝統的なローグライクのようなシステムとなっている。

ランダム性が強く挑むたびに構造が大きく変わるダンジョン
一度確認するまでダンジョンの構造は不明で、構造が判明しても視野外の敵は見えない
初期状態では武器・装備品・薬・巻物は未鑑定であり、装備・使用・識別により鑑定される
武器・装備品は呪われていることがあり、装備すると外せなくなる
店からは商品を盗むことが出来るが、泥棒がバレると店主(当然強い)の報復を受ける

一方で殺意に関してもローグライク・ダークソウルシリーズ等からの影響を受けており、そこらの雑魚敵ですら対処を間違えればHPを一気に持っていかれ、初見で挑む各フロアのボスともなるとそれぞれが絶望的な強さを誇る。さらにトラップの殺意は並のローグライクを軽く上回るものであり、最初のエリアである洞窟の針山や落石トラップで即死するのは誰もが通る道といえる。

当然ローグライク(ローグライト)のお約束通り、一度死んでしまうと最初から初期状態で洞窟に挑まなければならない。近年の同ジャンルでは主流となりつつある武器/アイテムの追加・初期ステータスの永続強化といった救済システムは一切無く、ゲームを繰り返し遊ぶことで上がる進行レベルでアンロックされるのは経歴と追加クラス、それに追加BGM等のおまけと硬派なものとなっている。

総じて以下のような人にオススメのゲームといえるだろう。

アクション要素は欲しいがローグライク要素も濃いのが好きな人
どちらかといえば慎重な方だと思う人
粘り強くプレイを繰り返すのが好きな人
最近のローグライクを名乗っているゲームは生ぬるいと感じている人
マゾゲーや死にゲーに苦しめられてからの達成感によるカタルシスを味わいたい人

逆に以下のような人にはあまりオススメできない。

何十回何百回とリトライして光明を見出せる程の忍耐が無い人
どちらかといえばせっかちな人
楽して派手な展開のゲームを楽しみたい人
一撃死は理不尽だという人
「死んだら最初から」というシステムに耐えられない人

Co-opについて

この手のゲームとしては珍しく、最大4人までのローカル/オンライン Co-op(マルチプレイ)に対応している。Co-opでは参加人数に応じて敵のHPと攻撃力に若干の補正が入るものの、下記のように死に対するペナルティが緩和されている。

人間状態でHP0になるとスケルトンとして復活する
- インベントリ内のアイテム使用不可・攻撃手段が制限されている等、人間よりは弱い
- スケルトン状態でさらにHP0になると霊体になってしまい、ほとんどの行動が不可能になる
エリア間の休憩所でHPと引き換えに死んだ味方を蘇生できる

蘇生以外にも味方とクラスを変えて近接担当と遠距離担当を分ける等、ソロとはまた違ったプレイが楽しめるようになっている。

日本語化について

この項目はMODについて扱っています。
MODを使用したことによる影響や結果はすべて自己責任となりますのでご注意ください。

本ゲームは残念ながら公式では英語にしか対応しておらず、言語依存度も低くはないことから日本語を母語とするゲーマーにとってはゲームの難度以上に敷居が高いゲームとなっていた。

しかし熱心な有志の手により非公式日本語化MODが作成、配布されており、(MODに抵抗が無ければ)以前より取っつきやすくなっている。

クラス紹介

本ゲームでは初期から選べる3種類のクラスと進行レベルによりアンロックされる2種類+αの、5種類+αのクラスを選ぶことが出来る。それぞれのクラスには異なる初期ステータス・初期装備・固有のスキルが割り当てられている。

Knight

	STR(腕力)	3
	DEX(機敏)	2
	VIT(生命)	5
	INT(知力)	3
	LCK(幸運)	0

高いSTRとVITを持つ典型的な初心者向けの前衛クラス。
初期HP 100に加えて近接武器としてはそこそこの射程を持つ剣を初期装備として持っており、スキルによってさらに攻撃範囲を広く・長くすることが出来る。

【固有スキル】

Sword：新たな剣技・攻撃速度アップ等、剣の攻撃に特化したスキル
Holy：INT 依存の遠距離攻撃・属性/環境に対する防御能力を得るスキル
Defe nse：コマンド入力による攻撃無効化・ノックバック無効等、防御に特化したスキル

Rogue

	STR(腕力)	1
	DEX(機敏)	4
	VIT(生命)	3
	INT(知力)	3
	LCK(幸運)	1

高いDEXとそこそこのVITを持つ中～遠距離向けのクラス。
短剣と弓を初期装備とし、遠距離攻撃・生存系を主体とした固有スキルを持っている。

【固有スキル】

Acrobatics：ドッジロール・ジャンプ強化等、回避と機動力に特化したスキル
Archery：反射/貫通回数の増加等、弓矢の攻撃に特化したスキル
Dagger：短剣投げ等、短剣の攻撃に特化したスキル
Shadow：一部敵から気づかれなくなるステルス系スキル

Mage

	STR(腕力)	0
	DEX(機敏)	2
	VIT(生命)	1
	INT(知力)	10
	LCK(幸運)	0

極めて高いINTと引き換えにSTRとVITが極端に低い典型的な魔法使い。
ポーション・魔法詠唱の強化といったいかにもなスキルを持つ一方で、魔法の力で自分/武器を強化して敵を殴る芸当も可能。撃たれ弱さや魔法の選択等、前2つのクラスよりは上級者向け。

【固有スキル】

Alchemy：ポーションの自動鑑定・合成等、ポーションに特化したスキル
Spellc aster：魔法のクールダウン短縮・クリティカル発生等、詠唱する魔法に特化したスキル
Enchant：魔法の力を自分もしくは武器にエンチャントするスキル
Rod：杖のチャージ回復速度増加・魔法自動発動等、杖に特化したスキル

Wildling

	STR(腕力)	3
	DEX(機敏)	4
	VIT(生命)	5
	INT(知力)	4
	LCK(幸運)	1

高いSTR/DEX/VITを持つが、初期装備を持たずスキルで強化できる武器は拳系のみと捨て身の戦闘を強いられる前衛特化クラス。
Knightより射程が短い一方で攻撃速度に特化しており、独特の戦略が求められる。

【固有スキル】

Fist Weapon：連続攻撃・コンボからのスーパーパンチ等、拳の攻撃に特化したスキル
Berserk：バーサク状態になり、遠距離攻撃が出来ない代わりにステータス増加や回復等の効果を得るスキル
Animal：敵を怯ませる雄叫び・攻撃判定を持つ大ジャンプ等、野生の力を得るスキル

Houndmaster

	STR(腕力)	3
	DEX(機敏)	2
	VIT(生命)	2
	INT(知力)	1
	LCK(幸運)	1

お供として猟犬を連れ歩いているクラス。
お供は固有スキルによりどんどん強化される一方で、飼い主の能力は貧弱でかつ自身を強化する固有スキルも棍棒系武器の強化のみと、お供ありきの戦闘を強いられる。お供は1フロアにつき1回は復活可能であるが雑に戦わせるとすぐに死んでしまうため、お供に戦わせる場面と自分で戦う場面を見極めなければならない難しいクラスとなっている。

【固有スキル】

Pet Bond：ポーション効果の共有・被ダメージの肩代わり等、飼い主の得た様々な効果を共有するスキル
Pet Offense：お供が突進攻撃をするようになり、空中の敵と戦いやすくなるスキル
Pet Utility：お供が敵によく吠える・お供投げの反射回数増加等、その他の便利なスキル
Club：棍棒のダメージ増加・チャージ攻撃等、飼い主を強化する唯一のスキル

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