槍とは、武器の一種である。
剣と並ぶ、手元用の戦闘武器。剣と違って滑らせる切断ではなく刺突や遠心力を活かした重い打撃(食い込む斬撃)を目的に製造された武器で、長い柄の先に刃が付いた形をしている。
長さは一般的には2mから3m前後(使用者の身長の倍くらいが目安)だが、大規模な歩兵部隊による交戦が行われた時代には4mから6m以上に渡る槍が用いられたという。また室内での戦いや個人戦闘といった場所で使う事を目的に作られた、長さが1m前後の短槍もあり、これ以外では手元で振るう以外にも投擲に用いる槍も存在する(投槍)。
ちなみに柄の長い刀(剣)の場合は長刀・薙刀(ナギナタ)、または長柄刀と言われる。この場合、斬る刃渡りを得るために槍よりも刃が大きくなり、そのバランスをとるために柄は短めに造られる。
歴史についても、剣よりも刃先に使用される石(黒曜石など)ないし金属(青銅、鉄など)が少なく済み、旧石器時代から槍状の武器が狩りでも用いられていたとされる。やがて人類が歴史を築くようになると戦争にて使われる事になる。鉄砲・銃が台頭するまでは、剣と並んで戦場で主力武器として用いられた。
槍を扱う武術は「槍術(そうじゅつ)」という武術があり、剣術などと並んで流派が今も多く存在する。
種類についても柄の長さから刃の形状まで多種多様に別れるが、うち幾つかを大まかに紹介させて頂く。
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最終更新:2024/11/30(土) 12:00
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