藤井聡太四段のネット将棋のアカウント名判明で気づく強さの秘密
前人未到の29連勝を達成するなど、将棋を知らない人にも話題になった藤井聡太四段。
そんな藤井四段はネット将棋で腕を磨いていたらしいが、そのアカウント名は「将棋倶楽部24」のpiyopiyokoだという。
・藤井聡太の将棋倶楽部24アカウント名を徹底調査! piyopiyokoでほぼ確定か? | まとめまとめ
将棋倶楽部24は日本将棋連盟が提供しているネット将棋対戦アプリ。
そこで、piyopiyokoの成績を見ることができる。
対局数1573で791勝778敗。「大したことないじゃないか」と感じる人がほとんどではないだろうか。
ちなみに、前にネタにした羽生三冠のアカウント名と思われるdcsyhiの成績がこちら。
対局数208で168勝39敗。勝率 .812。
圧倒的な強さで、史上初のレーティング3000超えをした伝説のアカウントである。
藤井四段のデビューから破竹の29連勝、非公式戦で羽生三冠に勝利した(2戦1勝)ことで「とてつもなく強い」と感じている人からすれば、piyopiyokoのデータは失望するかもしれない。
だが、藤井四段はインタビューでこのことを包み隠さずしゃべっている(だから、特定できたのだ)
そもそも、piyopiyokoというアカウント名も小学2年のときに作ったものである。
もし、戦績にこだわるならば、別アカウントを発行すれば良いだけの話。
しかし、藤井四段はそれをしなかった。
小学2年からずっと同じアカウントだから、勝率.504なのである。
ここに、藤井四段の性格が現れていると思う。
藤井四段が超エリートとか、敗北を知らない天才と感じている人は、piyopiyokoの成績を見るべきだ。
ネット将棋での敗北を糧としたから今の藤井四段がある。
それは、藤井四段の棋戦を見てもわかる。
例えば、先日の中田功七段相手に、相手が得意な穴熊戦法で勝負したり、勝ちにこだわるよりも自身の糧となる将棋を指している。
その志の高さこそが、藤井四段の魅力であり、強さの秘密なのだ。