25/04/03
2025年に株主優待を新設した注目の5銘柄

株主優待は株を持っていると企業からもらえるプレゼント。毎度、届くのを楽しみにしている方も多いでしょう。2020年以降、株主優待を新設する企業より廃止する企業のほうが多く、株主優待実施企業が減ってきていました。しかし、2024年からNISAが新しくなり成長投資枠で株式投資する人も増加。大和インベスター・リレーションズ「株主優待の最新トレンド 2025年1月」によると、2024年(9月時点)は新設107社に対して廃止86社と、再び株主優待の新設が増加しています。そして2025年も続々と株主優待を新設する企業が出てきています。
今回は3000円相当以上の優待がもらえる、2025年株主優待を新設した銘柄を5つ紹介します。なお、データは2025年4月2日時点、断りのない限り100株単位の金額・内容を示しています。
株主優待2025年新設銘柄①:トヨタ自動車 (7203)
世界に誇る日本の企業、トヨタ自動車。2025年3月に「株主の皆様の日頃のご支援に感謝するとともに、当社関連サービスの利用を通じて、当社グループの事業に対する6理解をより一層深め、より多くの投資家の皆様に当社株式を長期にわたって保有いただくことを目的として、株主優待制度を導入する」と発表しました。
株主優待はTOYOTA Walletというスマホ決済アプリ残高だけでなく、カーレースのチケットやオリジナルグッズの抽選に応募できるなどマニアに嬉しい内容となっています。
・最低投資額 100株 26万5600円(1年以上継続保有が条件)
・予想配当 9000円
・予想配当利回り 3.39%
・権利確定 3月末
【株主優待】
①基準日における保有株式数および継続保有期間に応じTOYOTA Wallet残高を進呈
・1年未満:500円分
・1年以上~3年未満:1,000円分
・3年以上:3,000円分
②レース ペアチケット・TOYOTA UPCYCLEアイテムの抽選に参加
対象となる株主は保有株式数や継続保有期間に関わらず「2025 FIA世界耐久選手権富士6時間耐久レースペアチケット」や「LEXUS」の車両に使用される上質なシートレザーの端材をアップサイクルして生まれたペンケースなどいずれか1つに応募できます。
株主優待2025年新設銘柄②:京極運輸商事(9073)
1891年創業、ENEOSホールディングスの傘下に入っている企業です。製品輸送が主力でドラム缶販売なども行っています。もともと株主優待を実施していましたが大幅に内容を拡大したため紹介します。ガソリン代が高騰している今、ENEOSプリカは自動車を保有している人の家計節約につながる優待となっています。
・最低投資額 100株 11万4200円(1年以上継続保有が条件)
・予想配当 1000円
・予想配当利回り 0.88%
・権利確定 3月末
【株主優待】
100株:4,000円相当のENEOSプリカ
※100株以上を1年以上継続保有
(3月・6月・9月・12月の株主名簿に同一株主番号で連続5回以上記載)の場合1,000円相当を追加
株主優待2025年新設銘柄③:ランシステム(3326)
複合カフェ『自遊空間』を展開しています。会員登録システム外販も行っています。第三者増資で「紳士服のAOKI」で知られるAOKIホールディングスの子会社になりました。
配当はゼロですが自遊空間のユーザーには6000円相当、ユーザー以外でもQUOカードやAmazonギフトカードが2000円相当もらえるので優待利回りは3%以上となり魅力的な銘柄です。
・最低投資額 100株 5万700円
・予想配当 0円
・予想配当利回り 0%
・権利確定 3月末
【株主優待】
100株:(1)~(3)より1つ選択(要申込み)
(1)「自遊空間」6時間無料券(2,000円相当)×3枚 6000円相当
(2)QUOカード 2000円相当
(3)Amazonギフトカード 2000円相当
株主優待2025年新設銘柄④:BBDイニシアティブ(5259)
企業向けにクラウドサービスを関わる多くの事業を展開しています。IT技術者派遣も行っています。2023年4月持株会社になりました。今季、生成AI活用した主力製品の次世代品を投入しました。年に4万円相当のデジタルギフトがもらえると優待利回りは7.45%になり、長期保有すると金額がランクアップする驚きの優待新設企業となっています。ただし、株主優待の対象になるには500株以上の株主になる必要があります。
・最低投資額 500株 53万6500円(1年以上継続保有が条件)
・予想配当 0円
・予想配当利回り 0%
・権利確定 3月末、9月末
【株主優待】
500株以上:2万円相当のデジタルギフトが年2回
(PayPayマネーライト、QUOカードPay、Amazonギフトカード等から選択)
※長期保有特典(9月のみ)
・1年以上2年未満継続保有:1万円増
・2年以上3年未満保有:2万円増
・3年以上:3万円増
株主優待2025年新設銘柄⑤:バルテス・ホールディングス(4442)
ソフトウェアに不具合がないかをチェックするソフトウェアテスト事業が主力の企業です。関連の品質コンサル、人材派遣やセキュリティ・脆弱性診断も行っています。
株主優待は7500円分のQUOカードが年2回と嬉しい内容になっています。ただし、株主優待をもらうには500株以上の株主となり、毎年3月31日および9月30日の株主名簿に記載される必要があります。
・最低投資額 500株 21万500円
・予想配当 100円
・予想配当利回り 0.95%
・権利確定 3月末、9月末
【株主優待】
100株:7500円相当のQUOカード(年2回)
※半年以上継続保有が条件
株主優待は廃止になることもある
株主優待の導入が増えた理由の一つに、上場維持基準の経過措置が2025年3月終了になることが考えられます。上場維持基準に達していなければ上場廃止となってしまうため、企業は個人投資家の投資を促す狙いで株主優待を新設している可能性もあります。特に、極端に条件の良すぎる株主優待には要注意。すぐに廃止になってしまう可能性もあります。株式投資は、あくまでもその企業に投資するということをお忘れなく。
*本記事で紹介した個別の銘柄については、あくまでも参考として申し述べたものであり、その銘柄の株式等の売買を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願い致します。
【関連記事もチェック】
・新NISAで買うと損する5つの地雷商品
・お金が貯まらない人の「玄関」に決まってある6つのもの
・現役世代の年収の「手取り」は減り続けている衝撃の実態【Money&YouTV】
・新NISAの積立日は何日がベスト?損する日はいつ?過去データで徹底検証してみた【Money&YouTV】
・会社も役所も銀行も教えてくれない「定年後のお金の正解」【Money&YouTV】

稲村 優貴子 ファイナンシャルプランナー(CFP︎︎®︎)、心理カウンセラー、ジュニア野菜ソムリエ
大手損害保険会社に事務職で入社後、お客様に直接会って人生にかかわるお金のサポートをする仕事がしたいとの想いから2002年にFP資格を取得し、独立。現在FP For You代表として相談・講演・執筆活動を行っている。日経ウーマン、北海道新聞などへの記事提供、テレビへの取材協力など各メディアでも活躍中。著書『年収の2割が勝手に貯まる家計整え術』河出書房新社。趣味は、旅行・ホットヨガ・食べ歩き・お得情報収集。FP Cafe登録パートナー

この記事が気に入ったら
いいね!しよう