非常識な成功法則―お金と自由をもたらす8つの習慣
- 作者: 神田昌典
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2002/06/01
- メディア: 単行本
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最近再読した本。前に読んだ時の記憶では「成功本は良書になればなるほど既視感の塊となる」という僕の考えの中で、「他の成功本とはすこし違う、逆をいく成功本」というイメージであった。2009年当時はこんな事を書いていた。
内容なのだが、一見すると文字数も少なく、ありふれた成功本のように見えるのだが、これが中々新しい視点を与えてくれるものだった。裏をかかれたという意味では、ここ最近で一番かもしれない。
非常識な成功法則 - THINK CIRCUIT
当時、気が付かなかったが、この本の一番の要点は「潜在志向の言語化」にある。本の中でも頻繁に自分の思考プロセスを書き出す事を推奨している。言語化するメリットがあまりに気軽に書かれているので、一見すると見逃してしまいがちだが、この本の神髄はそこである。目標を書く、やりたくない事を書く、自己暗示、自分に付ける肩書き、フォトリーディング。全て潜在思考を利用している。まだ潜在思考の効果を体験したことの無い人は、是非一度この本に書かれている事を試してみてもらいたい。近い将来、その効果を体感する日が必ずやってくるはずである。
読書メモ
- 成功のためには先ず「悪」のエネルギーを利用して金銭的に安定軌道に乗る。その後、心を磨く。
- 「悪」の感情は非常にエネルギーが高い。「悪」の感情はそこにあるのだから、否定せず、利用する。
- 目標は紙に書くと実現する。
- やりたくない事を明確化する。そして、やりたくない事の中でも、特にやりたくないことを明確にする。
- やりたいこと、やりたくないことを突き詰めていくと、「ミッション」(使命感)を考えるようになる。
- 自分の命があと半年しかなかったら、いったい何をやらなければいけないか。
- 自分の現実は繰り返される言葉・イメージでコントロールされる。目標を繰り返し眺める。
目標の形式 SMARTの原則
- Specific(具体的である)
- Measurable(計測ができる)
- Agreed upon(同意している)
- Realistic(現質的である)
- Timely(期限が明確)
- 毎晩目標を10個書く
- 毎日、どんな小さな行動でもいいから、行動できることを書く。
- セルフイメージが限界を決める。
- セルフイメージを改善できれば、飛躍的に会社を成長させるきっかけになる。
- テープは潜在意識に訴えかける効果的なツールである。読書とは記憶のされ方が異なる。
- ただ人脈を大切にするのでは駄目で、優れた人との人脈を大切にする。
- 相手に「私と会わなければ損する」と思わせる程の圧倒的な提案をする。
お金をコントロールするための3つの原則
- お金に対する罪悪感を持たないこと
- 自分の年収は、自分で決めること
- お金が入ってくる流れは自分で作る事。出て行く流れを作ってはならない。
- お金が入ってくる流れをつくる。出て行く流れよりも、入ってくる流れを多くする。