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“おあ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御上35.3%
御逢29.4%
御在17.6%
御有5.9%
御遇5.9%
御飽5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「だから、貴方あなたが奥さんを御貰おもらひなすつたら、始終うちばかりゐて、たんと可愛かあいがつて御上おあげなさいな」
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
畢竟つまり貴方が其程苦しい目に御逢おあひなすつたから、それで瀬川君の為にもいて下さるといふものでせう。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
「やり切れませんか。あなたは御両親が御在おありか」
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
趙再思はただハイハイといっていると、季は重ねて、「唐家の定窯の方鼎は、君もかつて御覧になったことが御有おありですか」
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「まずその御親戚とかの若いかたにも、二度と御遇おあいにはなれそうもないな。」
奇怪な再会 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
まつたくはわたし御飽おあきなされたので此樣こうもしたらてゆくか、彼樣あゝもしたら離縁りゑんをとすかといぢめていぢめていぢくので御座ござりましよ、御父樣おとつさん御母樣おつかさんわたし性分せうぶん御存ごぞん
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)