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“たきょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
他郷85.7%
田京14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、こころでは、だれか、むら青年せいねんで、他郷たきょういえったものの女房にょうぼうであろうとおもいました。
とうげの茶屋 (新字新仮名) / 小川未明(著)
たとえば他郷たきょうへ出て功をあげた子が、その都度つど、家郷の親へよろこびを告げにゆくように——彼は京都へ上っては、陛下に伏して身を低うするときの赤子せきしの情を忘れ得なかった。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大仁おおひとの町を過ぎて、三福さんぷく田京たきょう、守木、宗光寺畷そうこうじなわて、南条——といえば北条の話が出た。……四日町を抜けて、それから小四郎の江間、長塚を横ぎって、口野、すなわち海岸へ出るのが順路であった。
半島一奇抄 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)