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ぬら
ふりがな文庫
“ぬら”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:
ヌラ
語句
割合
濡
75.7%
沾
8.1%
糊
8.1%
湿
2.7%
濕
2.7%
餬
2.7%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
濡
(逆引き)
それでいてあがるものはというと、
牛乳
(
ミルク
)
を少しと、鶏卵ばかり。熱が酷うござんすから舌が乾くッて、とおし、水で
濡
(
ぬら
)
しているんですよ。
誓之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ぬら(濡)の例文をもっと
(28作品)
見る
沾
(逆引き)
それは第一に足が
沾
(
ぬら
)
したくない上に、山の皺というものは裾になるほど多いから、上で一回廻るべき角は、中腹以下で数回廻らねばならぬためである。
峠に関する二、三の考察
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
ぬら(沾)の例文をもっと
(3作品)
見る
糊
(逆引き)
昔は六十を超えたる老人はすべてこの蓮台野へ追い遣るの
習
(
ならい
)
ありき。老人はいたずらに死んで
了
(
しま
)
うこともならぬ故に、日中は里へ下り農作して口を
糊
(
ぬら
)
したり。
遠野物語
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
ぬら(糊)の例文をもっと
(3作品)
見る
▼ すべて表示
湿
(逆引き)
熱い涙は思はず知らず流れ落ちて、
零落
(
おちぶ
)
れた袖を
湿
(
ぬら
)
したのである。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
ぬら(湿)の例文をもっと
(1作品)
見る
濕
(逆引き)
蒲團
(
ふとん
)
を
濕
(
ぬら
)
す
汗
(
あせ
)
の
臭
(
くさみ
)
が
鼻
(
はな
)
を
衝
(
つ
)
いた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
ぬら(濕)の例文をもっと
(1作品)
見る
餬
(逆引き)
子供相手のおもちゃ売り、かすかな儲けで三人の口を、
餬
(
ぬら
)
したり干したり、から意気地のねえ今だ。一両の日当と聞いては飛び立つばかりだ。仕事は何だか知らねえが、あっしも男一匹さ。
沓掛時次郎 三幕十場
(新字新仮名)
/
長谷川伸
(著)
ぬら(餬)の例文をもっと
(1作品)
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