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三条実美
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さんじょうさねとみ
ふりがな文庫
“
三条実美
(
さんじょうさねとみ
)” の例文
当時、長州は、
三条実美
(
さんじょうさねとみ
)
を筆頭とする七人の公卿をさそい、攘夷の煽動者にしていた。それは日本を、危地におとしいれる策謀であつた。
天皇:誰が日本民族の主人であるか
(新字新仮名)
/
蜷川新
(著)
そばには二個の大きな碑が建てられて、一方は
太政
(
だじょう
)
大臣
三条実美
(
さんじょうさねとみ
)
篆額
(
てんがく
)
、
斎藤竹堂
(
さいとうちくどう
)
撰文、一方は
陸奥守
(
むつのかみ
)
藤原慶邦
(
ふじわらよしくに
)
篆額、
大槻磐渓
(
おおつきばんけい
)
撰文とある。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
御隠居の
諫争
(
かんそう
)
にも耳を傾けず、長州の伏罪には疑惑の
廉
(
かど
)
があるとして、毛利大膳父子、および
三条実美
(
さんじょうさねとみ
)
以下の五卿を江戸に護送することを主張してやまなかった。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
おもうに弁事は今日の官省における局長あるいは課長に類するものであろう。太政官と行政官との新に制定せられた時、始めてこれが輔相に任ぜられたものは
三条実美
(
さんじょうさねとみ
)
、
岩倉具視
(
いわくらともみ
)
の二卿である。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「攘夷は、天皇の意思ではなかつたのであり、
三条実美
(
さんじょうさねとみ
)
らの公卿が、長州藩の人びとと共謀し、天皇の命といつわり、攘夷の命を世上に発したのである。」
天皇:誰が日本民族の主人であるか
(新字新仮名)
/
蜷川新
(著)
▼ もっと見る
将軍の上洛に先だってその準備のために京都に滞在していた
一橋慶喜
(
ひとつばしよしのぶ
)
ですら、
三条実美
(
さんじょうさねとみ
)
、
阿野公誠
(
あのきんみ
)
を正使とし、
滋野井実在
(
しげのいさねあり
)
、
正親町公董
(
おおぎまちきんただ
)
、
姉小路公知
(
あねのこうじきんとも
)
を副使とする公卿たちから
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
三
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
条
常用漢字
小5
部首:⽊
7画
実
常用漢字
小3
部首:⼧
8画
美
常用漢字
小3
部首:⽺
9画
“三条”で始まる語句
三条
三条河原
三条西実隆
三条磧
三条宰相殿
三条小鍛冶
三条小橋縄手