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“帰趨”の読み方と例文
読み方割合
きすう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ですが歌道にいそしむ者が、結局その帰趨きすうと仰ぐものは、和歌の中でも一番古い『万葉集』だということは誰も一致する見方なのです。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
その帰趨きすうはなはだ不明瞭を極めてくるという次第ですが、そういう解釈の如何いかんにかかわらず、その想に驚き、調べに酔わされることは渾心的こんしんてきです
秀吉対勝家の——相互全力を挙げて、天下の帰趨きすうした一戦は、ここに勝敗を明らかにし、ふたたびこの形がくつがえる余地も奇蹟もあり得ない。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)