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“忌々敷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いま/\しく33.3%
いま/\し11.1%
いまいまし11.1%
いま/\しい11.1%
いめえましい11.1%
えめえがし11.1%
えめえましい11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勘次かんじほどそれがげきしたこゝろ忌々敷いま/\しくくてもれをたしなめてしかつてなんがかりもつてらぬ。三にんたゞだまつてあるいた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
かれ淺猿さもしいこゝろわづかこめむぎあねなるものゝおつたにだましてられたかとおもしてはしばらくのあひだ忌々敷いま/\しさにへなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
此方こっちは百五十か其処辺そこらの金を見付出みつけだしてようや一盃いっぱい飲で帰る所だ。忌々敷いまいましい奴等だ。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
進は一つ頬張り乍ら、やがて一つの焼餅おやきを見せびらかすやうにして、『省吾の馬鹿——やい、やい。』と呼んだ。省吾は忌々敷いま/\しいといふ様子。いきなり駈寄つて、弟の頭を握拳にぎりこぶしで打つ。弟も利かない気。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
そんでもお内儀かみさん、わしや卯平うへいことみじめせてんのが他人ひとのこつても忌々敷いめえましいんでさ、わしや血氣けつきころから卯平うへいたあ棒組ぼうぐみ仕事しごともしたんでがすが
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
かゝあとろつぴ催促せえそくき/\したんだが、くつちやらんねえからつて喧嘩けんくわかけるつちんだからかゝあ忌々敷えめえがしがつてたがさき不法ふはふなんだから駄目だめでさね、それどこぢやねえ
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
そんときにや盲目めくらもわしがとこきついてて、わしもはあ、二十先はたちさきにもつていくらなんだつてだまさつるなんて盲目めくらことも忌々敷えめえましいやうでがしたが
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)