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“抱緊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だきし71.4%
いだきし14.3%
だきしめ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わかひと人形にんぎやうはこんであとになりさきになり、天守てんしゆはいつて四階目しかいめのぼつた、ところはしら木像もくざう抱緊だきしめて、んだやうにねむつてる。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
宮は彼の背後うしろより取縋とりすがり、抱緊いだきしめ、撼動ゆりうごかして、をののく声を励せば、励す声は更に戦きぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
かくて、我は、今、汝の抱緊だきしめもとに死なんとす
失楽 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)