食のスペシャリスト&グルメに精通する識者で構成される「FRaU Foodies」が、今イチオシの料理やスイーツなどをお届けします。音楽界のグルメ番長、ホフディランの小宮山雄飛さんが2024年にオープンしたメキシコ料理店をレコメンド。イメージが覆るほどのタコスとは!?
メキシコ出身シェフが自国の伝統と
文化を伝えるメキシカンレストラン
「最近、自分の中で空前のタコスブームがキテます。毎日YouTubeでタコス関連の動画を見たり、タコスのレシピ本を読んだり、タコスへの妄想を膨らませています(笑)。そうやって日々タコスのことをひとりであれこれ調べているうちに知ったのがこちらのお店。2024年3月にオープンしたというメキシコ料理屋さんです」
雄飛さんがオススメするお店は「MIXTEKO TOKYO(ミックステコトーキョー)」。新鮮で上質な食材を使って作る本格的なメキシコ料理がいただけます。
シェフは、メキシコ・オアハカ州出身のカルロス・ソラナさん。オアハカ州は、山々、谷、広大な海岸線からメキシコで最高の食材が得られるため、メキシコイチの「食の都」と呼ばれています。
食環境に恵まれた土地で育ち、渡米。カリフォルニア州のナパバレーでフレンチとイタリアンの料理人として10年、メキシコで3年、そして日本で5年。各地で研鑽を積んできたカルロスさんが、食の世界遺産にも登録されるメキシコ料理の伝統や文化を伝えたいと日本で、パートナーの森永 道さんとメキシカンレストランをオープン。
「MIXTEKO TOKYO」を開くまでに、月1、2回のポップアップレストランやテイクアウト&デリバリー専門のキッチンを展開。お客さんの評価を徐々に高め、機が熟して開店したレストランはロケーションも特徴的です。
「麻布十番の裏通りへ入り、ビルの3階まで外階段を上がっていくという、知らなければ絶対辿り着けなそうな、まさに隠れ家。コース中心で予算1〜3万円くらいの高級店ですが、毎週火曜日はタコスナイトと称して、気軽にタコスやアラカルトを楽しめます」