世田谷文学館(東京都世田谷区)は7月19日(土)から、展覧会「日本SF展・SFの国」を開催します。今では、小説やマンガ、アニメ、ゲームなどで当たり前のように楽しめる“日本のSF”の歩みを紹介。星新一や小松左京など、日本のSFの発展に寄与した作家が、SFで何を伝えようとしたのかを考えます。
▽ 開催中企画展 - 世田谷文学館
世田谷文学館では、同展を「日本SF大学校」に見立てた展示で構成します。「日本SF概論」では、日本のSFの父として後世に大きな影響を与えた海野十三(うんのじゅうざ)の生涯と作品を紹介。「日本SF専門講義」では、星新一、小松左京、手塚治虫、筒井康隆、真鍋博を日本SF第一世代とし、それぞれの貴重な資料を展示します。
ほか、特撮・アニメを紹介する「技術演習」、映画や戦争などと日本SFの関係を考える「日本SF特殊講義」、日本SFを受け継いだ現代の作品を紹介する「日本SF<演習>」といったコーナーが設けられます。
会期は9月28日(日)まで。開館時間は午前10時~午後6時で、入場は午後5時30分までです。休館日は月曜ですが、7月21日(月・祝)と9月15日(月・祝)は開館し、7月22日(火)と9月16日(火)に休館します。入場料は一般が800円、高校・大学生と65歳以上が600円、中学生以下は無料です。