三重ってどんなところ?
三重には、日本人であれば一度は参拝したいといわれる「伊勢神宮」や、世界遺産にも登録された巡礼道の「熊野古道」など、日本人のルーツともいえる神社や歴史スポットがたくさんあります。
海と山が近く、海岸線には英虞湾(あごわん)などの入り組んだリアス式海岸も見られ、大自然の絶景が堪能できる場所も数多く点在しています。
「伊勢えび」をはじめとする新鮮な魚介類や「松坂牛」といった高級グルメ、それぞれのエリアで楽しめるご当地グルメなどを、心置きなく堪能することもできます。
各エリアが広く点在していることから、鉄道での旅やバス旅、またレンタカーやマイカーを使ってのドライブ旅行など、旅のバリエーションも豊富です。
三重県の定番観光スポット10選
伊勢神宮
伊勢神宮は、三重県伊勢市に位置する神社で2千年もの歴史をもち、正式名称は「神宮」ですが親しみをこめて「お伊勢さん」などと呼ばれることでも知られています。天照大御神(あまてらすおおみかみ)をお祀りする内宮(皇大神宮)と産業の守り神である豊受大御神(とようけのおおみかみ)をお祀りする外宮(豊受大神宮)の代表的な2つの正宮と、別宮、摂社、末社、所管社の125社を全て含めて、伊勢神宮が成り立ちます。
そんな伊勢神宮は1年間に約800万人が日本全国、世界からも参拝に訪れます。お伊勢参りのならわしでは、外宮から内宮の順に参拝します。外宮から内宮まではバスで約20分と少し距離があるため、どちらも参拝する予定の場合には時間に余裕を持って計画を立てるようにしましょう。
伊勢神宮近くの「おかげ横丁」は、伊勢が最も賑わっていた江戸から明治期の街並みを再現した商店街で、約58店舗の土産物屋、飲食店が立ち並びます。ここでは三重県の文化・伝統・食・人などの様々な要素が凝縮されているため、お伊勢参りにあわせて必ず立ち寄りたい場所です。
ナガシマスパーランド
愛知県の名古屋から車で30分の場所にあるのがアミューズメントパークや温泉宿泊施設、アウトレットモールを揃えた「ナガシマリゾート」です。
その中でも代表的なのが観覧車やローラーコースターがあるのが「ナガシマスパーランド」です。2,479メートルと、走行距離は世界一で最高部の高さと最大落差が日本一というなんとも記録破りのコースター「スチールドラゴン2000」などの絶叫マシンが目白押し。一日中遊び倒せる遊園地となっています。
子供向けアトラクションが30以上も楽しめるキッズタウンエリアは、まだジェットコースターに乗れない子供がいる家族連れにおすすめです。子供向けの乗り物がここまで揃っている遊園地は全国でも有数です。夏季にはジャンボ海水プールがオープンし、スライダーや水上アスレチック、「超激流プール」など刺激的な遊園地らしいプールを楽しむことができます。
リゾート内の「長島温泉 湯あみの島」は、男女合わせて17種類の内湯と露天風呂が楽しめる温泉施設です。漫画や雑誌が読み放題の岩盤浴や温泉グルメを色とりどりの浴衣を着て楽しむことができる日帰り温泉施設です。
なばなの里
「ナガシマリゾート」の一部でもある「なばなの里」は、13,000坪の花ひろばや、330本のしだれ梅が咲き誇る梅苑、ベコニアガーデンなど、各季節によって違う色とりどりの花々を楽しめる花のテーマパークです。
特に花盛りの春には園内一面が花々で彩られ、上からみるとキャラクターや動物に見えるように花が植えられることもあります。「アイランド富士」は、地上45メートルの高さから園内を360度見渡せる展望台です。ユニークな見た目で頂上の展望台部分が回転する仕組みで動き回らなくても園内を一周見渡せます。
冬には美しいイルミネーションが輝きます。花々の開花に合わせて、チューリップまつりやコスモスまつりなどのお祭りイベントも開催されます。
二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)
境内にある「夫婦岩」や「天岩屋」が有名な神社で、伊勢神宮からも車で20分程度の場所に位置しています。この地域は「二見が浦」と呼ばれて、古くから伊勢神宮に参拝するお伊勢参りのルートに加えられていました。伊勢神宮の外宮にたどり着く一歩手前のこの海で身を清める意味があり、現在は海に浸からなくても神社に参拝して社殿で無垢塩祓い(むくしおはらい)を受けることが可能です。
夫婦円満の象徴である「夫婦岩」は、9mと4mの岩が仲良くふたつ鎮座しているのを大しめ縄で結んでおり、男岩の方には小さな鳥居が建っています。青い海に浮かぶ二つの岩の姿はどこか神秘的ですね。夕日どきには季節や眺める角度によっては丁度夫婦の間に日が落ちることも。
また、この神社にはご祭神の猿田彦大神の使いの蛙の置物が至るところにあり、水をかけると様々なお願い事を叶えてくれる「満願蛙」の姿もあります。「無事かえる」「お金がカエル」など、カエルならではのご利益を期待することもできます。
鳥羽水族館
鳥羽市海岸沿いに位置する「鳥羽水族館」は日本最大規模の水族館です。1,200種もの海の生き物を飼育しているのは日本でもここだけ。3階建ての建物は観覧順路もなく12のテーマにゾーン分けされており、自由に展示を行き来できる様になっています。
白と黒の混ざった変わった見た目の「イロワケイルカ」や、古代の生き物など珍しい種類の海の生き物たちに出会うことができます。
ジュゴンとアフリカマナティーの2種が同時に展示されていることは非常に珍しく、特にジュゴンは飼育が難しいことから日本で見られるのは鳥羽水族館だけで世界でもほんの数カ所でしか見ることができません。2018年9月にはジュゴンの「セレナ」が人口飼育での世界最長記録である31年を超えました。
館内には、伊勢志摩の郷土料理もいただける和食店や海の生き物の可愛いグッズが買えるショップも充実しています。
ミキモト真珠島
1893年に御木本幸吉(みきもとこうきち)が世界で初めて真珠の養殖に成功したのがこの「ミキモト真珠島」です。真珠島では、博物館や記念館が建てられ、真珠のことについて知り尽くすことができる日本有数の観光スポットです。
日本の十大発明家のひとりとして名を残した御木本幸吉が遺した言葉の数々や、この島の歴史を学ぶことができるのもこの島の魅力です。
真珠の養殖をする海女さんたちの実演を見学することができるのもミキモト真珠島だけになりました。
また、必ず立ち寄りたいのが「パールプラザ」ですね。この真珠島で養殖された真珠のジュエリーやお土産をゲットできるお買い物スポット。真珠島だけのオリジナルグッズも沢山取り揃えられています。
志摩スペイン村
伊勢志摩にあるスペインの文化や雰囲気を詰め込んだテーマパーク施設で、アトラクションや多目的ホール、博物館、日帰り温泉などが揃っています。
屋内を奔走するジェットコースターから、ライド系のシューティングゲームや小さなクルーズ船などが楽しめます。また、氷点下の世界が体験できる氷の城や、ヨーロッパのワインやビールを楽しめる「ワインとビールの欧州紀行」などスペインというテーマに限らず様々なアトラクション施設が充実しており、年齢問わずみんなで楽しめます。
園内では、スペインの踊りや音楽をテーマにしたパレードやショーも行われます。巨大なフロートに乗ったパフォーマーやダンサーたちのエネルギッシュな踊りと歌で一緒に盛りあがりましょう。
隣接する「ひまわりの湯」は天然温泉で、伊雑ノ浦を見下ろす露天風呂や屋内浴場もガラス張りで開放的な雰囲気を楽しめます。スペイン村には宿泊施設もあるため、朝から晩までたっぷり隅々まで遊び尽くすのもおすすめです。
熊野古道(くまのこどう)
世界遺産にも登録されている熊野古道は、熊野三山と言われる「熊野本宮大社」「熊野速玉大社」「熊野那智大社」とその周りの地域を結んでいる古くからある森林や山間部を通る街道のことです。古道は5つに分かれており、三重県エリアを代表するのは「伊勢路」と名付けられた伊勢神宮と熊野三山を結ぶ道のりです。古くから「伊勢や七度、熊野へ三度」と言われ、信仰を深める意味でも多くの人がお伊勢参りの後に伊勢路を通って熊野詣に訪れていたのです。
「伊勢路」のルート上には、石畳の美しい山道や竹林、日本一の棚田、山小屋カフェ、温泉宿、七里御浜海岸など見どころが沢山で、三重県の沿岸部を縦断するようにルートが敷かれています。三重県観光の際には伊勢路を参考にしてみるのもおすすめです。
伊賀上野城
1585年に筒井定次(つついさだつぐ)が築いたのが「伊賀上野城」で、現在ある復興天守閣らは、1935年に再建されました。その姿がとても優雅であることから別名「白鳳城」とも呼ばれ、地域の人らに親しまれています。
本丸の西側につくられた石垣は、高さが30メートルもあり、大阪城と並んで日本一の高さを誇っており、テレビや映画などの撮影ロケ地としても使われることの多い場所として有名です。天守閣の天井には天井絵巻がぎっしりとはめ込まれており、日本画家の横山大観らの絵画や政治家や書家によって寄贈された色紙で彩られています。
太鼓フェスティバルや、武道大会の会場になるなど地域の憩いの場としても賑わう公園です。
高田本山専修寺(たかだほんざんせんじゅじ)
宗祖親鸞聖人によって開山した、全国に600以上ある真宗高田派の総本山です。東京ドームの約2倍の約3万坪もの境内を誇り、2件の国宝の他にも11の重要文化財があるほどの大規模なお寺です。
2017年に、建造物として三重県で初めて日本の国宝に指定されたのが御影堂(みえいどう)と如来堂(にょらいどう)の2棟で、荘厳で繊細な内部の造りに魅了されること間違いなしです。
「御影堂」は、お寺の中で最も大きな建物で、現存する江戸時代の寺院建築としては全国でも有数の大きさを誇ります。堂内は780畳もの畳が敷かれ、金色をあしらった柱が建てられているなど荘厳な空間が広がります。広大な境内には美しいハスの花が咲き誇る池もあります。
歴史と伝統文化を楽しむ観光スポット3選
伊賀流忍者博物館
「忍者」は、主に三重県伊賀地方と滋賀県甲府地方で発達し、独自の兵法を身につけたと言われています。諸説あるとされていますが、日本全国には忍者と定義できる人は大勢おり、「忍び」の術を使っている人のことを指していました。
そんな忍者たちがどんな日常を過ごしていたのかを知ることができる忍者屋敷の案内を楽しむことができます。至る所にしかけられた罠やからくり、隠し戸や抜け道などを女性の忍者が実演してくれます。
その他にも、忍者たちが手裏剣や鎖鎌などを実際に使ってパフォーマンスをする忍者ショー、歴史を学べる伝承館など、忍者好きにはたまらないコンテンツでいっぱいの博物館です。
関宿
北部の亀山市の内陸部にあるのが東海道の宿場町として栄えた歴史があるのが「関宿」(かんじゅく)です。今でもその街並みは江戸時代にタイムスリップしたかのような雰囲気が楽しめる小さな町として親しまれています。
江戸から明治の時代に建てられた町屋が現存しており、今も現役の「百五銀行」や「関宿旅籠玉屋歴史資料館」が代表的な歴史的建造物です。
「関地蔵院」は、日本最古の地蔵菩薩が安置されていることでも有名で、本堂を含む境内の3つの建物が国の重要文化財に登録されています。老舗の和菓子店は今も賑わっていますが、近年は新しいカフェなども登場しています。
伊勢安土桃山城下街
安土桃山時代の街並みが再現されたテーマパーク型複合施設で、織田信長がつくった幻の安土城のレプリカを中心に「買い物・和装・遊び・美食・温泉」の5つのゾーンにわかれています。
園内では忍者のパフォーマンスショーや様々なお芝居も合わせて鑑賞できます。役者もそれぞれ当時の服装やメイクを再現しているため、本当にタイムスリップしたかのような感覚になります。マスコットキャラクターの「ニャンまげ」が登場する「ニャンまげ劇場」はファンたちに大人気です。
からくりが仕掛けられた迷路の忍者屋敷や、忍者修行ができる「忍者修行砦」、手裏剣投げの遊戯など憧れの忍者に近づくことができるのもポイントです。各所からのアクセスも抜群で、大阪・名古屋からは車で2時間、伊勢神宮からは車で約15分ほどの距離にあります。お伊勢参りに合わせて立ち寄って、日本の歴史を感じる旅にしましょう。
伊勢志摩アイランドホッピング!おすすめの島3選
答志島
鳥羽市にある鳥羽港から船で30分の距離にある、三重県内で一番大きな離島が「答志島」(とうしじま)です。島民の8割が漁業に従事しているほど島全体で漁業が盛んなことから、海の幸が美味しいことでも有名です。
ワカメ漁や牡蠣漁も盛んで、牡蠣の食べ放題も人気の秘密となっています。島内にいくつかの旅館もあり、温泉と広大な鳥羽湾の絶景を楽しむことができます。夏季になると、数カ所のビーチも海水浴場として開放されて島も賑わいます。
鳥羽市の無形民俗文化財に指定されている「寝屋子制度」は、戸籍上の兄弟ではない人同士が、終生、兄弟以上の付き合いをする制度のこと。答志島ならではの文化であり、今もその文化が受け継がれていることで有名です。
イルカ島(日向島)
鳥羽湾にある無人島で、通称「イルカ島」と呼ばれるのがこの日向島です。その名の通り、イルカのいる島として島内全体が水族館のようにされており、島へは自由に入ることができるため無料でイルカを見ることのできる珍しいスポットです。
イルカやアシカによるショーが楽しめ、イルカにタッチできたり、おやつをあたえたりするイベントも開催されています。
島内の山の上にある展望台からは、真っ青な鳥羽湾が360度見渡せ、遊覧船が海上を走る姿などを眺めることができます。展望台へはリフトが利用できます。
ミキモト真珠島や、答志島と合わせてアイランドホッピングを楽しむのもおすすめです。「鳥羽湾めぐりとイルカ島ツアー」など遊覧船を使った周遊プランも鳥羽マリンターミナルから就航しています。
賢島(かしごじま)
高級リゾート施設が立ち並ぶ賢島は、伊勢志摩国立公園の中にある有人島です。
そんな賢島で近年一躍有名となっているのが「志摩観光ホテル」です。2016年のG7伊勢志摩サミットの会場として使われ、現在でも使用されたテーブルセットや、記念撮影が行われた庭園にプレートが残されており、そのときの様子を残すギャラリーも合わせて観光地のひとつとなっています。
このホテルのカフェ&バーである「リアン」で楽しめる人気のアフタヌーンティーセットはクラシックなアフタヌーンティースタンドに色とりどりのスイーツが乗せられており、午後の贅沢なひとときを過ごすことができます。冬季にはいちごフェアも開催され、特に女子に大人気です。
「横山展望台」は、標高140メートルから英虞湾(あごわん)の大小様々な60以上の島を眺めることができる見晴らしスポットです。カフェテラスも併設されており、絶景の中で落ち着いた時間を過ごせます。島内にある「志摩マリンランド」も合わせて楽しめます。
紅葉に注目!三重県の自然散策スポット8選
御在所岳(ございしょだけ)
連なる鈴鹿山脈のひとつであり、ロープウェイと紅葉が美しいことで知られる標高1,212メートルの山が「御在所岳」です。特に、有名なのは山頂へとつながる御在所岳ロープウェイです。ロープウェイの途中では、標高940メートルの場所に支柱となる真っ白な鉄塔がそびえ立ちます。春は色づく花々を、夏は緑とトンボを、秋は紅葉を、冬は雪やスキーを楽しむことができ、四季によって様々な姿を見せてくれます。
奇岩があることでも有名で、ロッククライミングのツアー等も企画されています。様々な楽しみ方ができる山として人気を集め、登山好きがこぞって集まる三重県の代表的レジャースポットとなっています。
湯の山温泉
御在所岳の山麓にある温泉地が「湯の山温泉」です。2018年には開湯1300年を迎えた歴史ある温泉で、恋結びの伝説がある温泉として御在所岳の登山客に親しまれてきました。1959(昭和34)年にロープウェイが開通した後に爆発的な人気を集め、多くの文豪や歌人も通う場所となりました。露天風呂などが楽しめる和風の温泉宿が多く、日帰り温泉でも入浴が可能な施設もあります。
湯の山温泉に伝わる「恋結び折鶴伝説」は、その昔に結ばれない恋を思い詰めた男女ふたりが滝に身投げをしようとしていたときのお話です。そこにひとりの僧兵が「温泉にでもつかれば、気持ちも変わるかもしれない」と言い残し、二人は本当に温泉に入ると気持ちが解けて身投げをとどまりました。僧兵へのお礼にとお寺を尋ねても僧兵が見当たらず、折鶴を奉納したところその鶴が天を舞って行ったとか。その舞台ともなった三岳寺では今も折鶴を奉納する文化が残っています。
赤目四十八滝(あかめしじゅうはちたき)
名張市赤目町の渓谷に連なる滝が「赤目四十八滝」です。「平成の名水百選」「日本の滝100選」「森林浴の森100選」「遊歩100選」など、全国の自然名所スポットにも選出されており、ハイキングや滝の撮影を楽しむ観光客で賑わっています。
中でも、五大見どころの滝は「赤目五瀑」とよばれています。不動滝・千手滝・布曳滝・荷担滝・琵琶滝の5つで、それぞれに滝としての個性がある見応えのある滝です。不動滝は、古くからこの滝にお参りするために渓谷へ来る風習があったという代表的な滝です。
エリア内にある体験型の忍者修行アトラクション「忍者の森」では、子供から大人まで忍者の服を来て丸太渡りやどんでん返しの隠し扉を使う技、吹き矢や手裏剣などの忍者になるための修行を体験することができます。
鬼ヶ城
「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されているエリアの一部であり日本百景でもある美しいリアス式海岸の景勝地で、熊野市に位置しているのが「鬼ヶ城」(おにがじょう)です。この地に伝わる鬼退治伝説は、平安時代にこの周辺の海を荒らし鬼と恐れられていた海賊たちの退治を坂上田村麻呂が征伐したということが言い伝えられています。
約1キロの遊歩道では地盤が隆起したことによる地形変動でできた珍しい姿の岩肌や、まるで彫刻のように自然によって形作られた岩が連なっています。一番の見どころである「千畳敷」は、上下2段構造のようになった岩窟で、鬼たちがここに集まって騒いでいたのではないかという話もあります。
青山高原
室生赤目青山国定公園の中心である「青山高原」は、ゆるやかな丘の連なる高原地帯です。ところどころに丘ポイントがあり、それぞれ群生する花や植物によって名前がついています。春はアセビ・ツツジの群生、秋はススキ、冬の樹氷の美しさが際立ちます。約12kmの高原ドライブを無料道路で楽しめるとして多くのドライブ好きやツーリング好きに親しまれています。
頂上付近には約90基もの風車が設置されており、大規模な風力発電施設としても機能しています。広がる空と大地のもとで悠然と羽をまわす風車がある風景もとても風情があります。高原からは空気の澄んだ日は富士山や伊勢湾を見渡せます。
香落渓(かおちだに)
関西の耶馬渓と呼ばれる渓谷で、三重県屈指の自然景勝地です。約8kmの川に沿って断崖絶壁の岩の断面がみれることが特徴です。紅葉の時期がこの香落渓のハイシーズンで、美しい岩肌と色とりどりの木々たちのコラボレーションは息をのむほど美しいことで知られています。
春には、山吹やツツジなどの花々が咲き誇ります。温泉地としても栄え、展望露天風呂施設では「青蓮寺レークホテル」などに宿泊して存分に景色を楽しむこともできます。赤目四十八滝も近くにあるため、秋の紅葉狩りシーズンは滝と渓谷をダブルで楽しむのもおすすめです。
青蓮寺湖(しょうれんじこ)
奇勝香落渓(かおちだに)の玄関口にあたる場所にあるのが青蓮寺湖です。ダムの建設によってできた人口の湖ですが、周りを山々に囲まれ、真っ青な湖水が美しく四季によって姿を変えるのもポイントです。
周辺にはテニスコートが整備されていたり、青い橋の青蓮寺橋、赤い橋の弁天橋がかかっています。特に赤い橋は湖の青とのコントラストが美しく、撮影スポットにも向いています。
湖畔の「青蓮寺湖観光村」では果樹園が有名で、ぶどう狩りやいちご狩りを楽しめます。ぶどうは7月〜10月、いちごは1月〜5月頃に食べごろを迎えます。この地域は盆地ならではの地形と良質な土壌が特徴で、ぶどうの栽培にも適していると言われています。また、釣り堀センターも観光村内にあり、家族で魚釣り体験を楽しむこともできますよ。
伊勢志摩スカイライン
伊勢志摩スカイラインは、伊勢と志摩を結ぶドライブウェイです。ドライブウェイのハイライトは標高500メートルの「朝熊山」の山頂です。真っ赤で円柱型の「天空のポスト」が有名で、伊勢志摩で一番高い位置にあるポストです。もちろん現役で、大切な手紙や贈り物を投函するのに使われたりするのだとか。
また、展望足湯も大人気で、眼下に広がる伊勢志摩の島々と青い海を眺めながらまったりとした時間を過ごせます。お土産ショップやギャラリー、お食事どころもあり、観光の途中で立ち寄るのには最適です。
家族でも楽しめる!レジャー・アクティビティスポット6選
伊勢シーパラダイス
伊勢の夫婦岩が望める二見興玉神社のすぐ隣にある水族館施設が、「伊勢シーパラダイス」です。「シーパラ」の愛称で親しまれており、1966年に開業しました。
このシーパラでは、「距離感ゼロ」と「握手で触れ合う」をコンセプトに、動物と間近で触れ合える仕掛けがたくさん用意されています。トドやセイウチ、アザラシなどの大海獣動物たちが繰り広げるふれあいイベントが一番の見どころです。トドの大迫力パフォーマンスを見学したり、セイウチの体にタッチしてみたり、一緒に記念撮影ができたりと、動物たちとの距離がとても近いのもポイントですよ。
ツメナシカワウソと握手できるイベント、モルモットとのふれあいコーナーなど、大きな動物が苦手な方も楽しめる小動物とのふれあいイベントも合わせて楽しめます。
その他にも他の水族館にはあまりない個性的なコンテンツで溢れるシーパラの注目ポイントは、「足湯コーナーみそぎフィッシュ」や「海底ごろりんホール」。足湯コーナーではガラ・ルファという3,000匹のお魚たちが足にたまった古い角質を食べてきれいにしてくれます。海底ごろりんホールでは、ソファー式の鑑賞エリアでごろごろしながら深海の生き物たちがいる大きな水槽を眺められる斬新なコンテンツ。それぞれの席には小さなテーブル型水槽もあります。深海の静かな雰囲気でゆったり癒されましょう。
四日市ポートビル
四日市港のすぐそばに建つ四日市ポートビルは、港の開港100周年を記念して建てられました。地上約90メートル14階の展望展示室「うみてらす14」が一番の見どころです。
ここでは、港の歴史や四日市港の役割、働いている人のことなど港に関する情報が学べるほか、四日市のコンビナートの工場夜景が望めます。四日市港のは全国でも指折りの工場夜景とされており、多くの夜景好きや写真好きが訪れるスポットとなっています。展望台以下のフロアは会議室や事務所となっていますが、レストランやカフェなど観光客も利用可能なお店も点在しています。
鈴鹿(すずか)サーキット
鈴鹿市にある日本で初めての本格的な国際レーシングコースの「鈴鹿サーキット」は、観戦はもちろんのこと子供と楽しめる「ゆうえんちモートピア」やホテル、レストランが揃うアミューズメント施設です。
F1の試合はもちろんのこと様々な車のイベントを開催する鈴鹿サーキットでは、自分の愛車でコースを走ることができるイベントや走行会などのレースカーを愛する人たちの聖地となっています。一方では、天然温泉やサーキットらしい内装が楽しいホテル、ボウリング、結婚式場、キャンプサイトなどのパーティー会場まであるハイブリッドな施設です。
「ゆうえんちモートピア」は、子供やファミリー向けの乗り物アトラクションが20近くあります。友達とタイムを競って楽しめるゴーカートや交通ルールを学べるカーライド型のアトラクションなど、サーキットならではのアトラクションにも注目です。夏季はプールの営業もあり、さらに盛り上がりを見せます。
伊勢現代美術館
伊勢現代美術館は、伊勢志摩国立公園内の五ヶ所浦の海沿いにある美術館です。個性的なキュレーションをすることで話題で、新人発掘などを積極的に行なっていることでも知られています。
1階と2階の展示スペースでは常設展と企画展が開かれています。彫刻館「宇空」(うくう)は、屋内と屋外共に展示作品があり、特に屋外は立体的で大きな作品が展示され、海を背景にした壮大なスケール感のもとで作品鑑賞を楽しむことができます。
穏やかな伊勢志摩の海を望むカフェではフォトジェニックなメニューも揃っており、若者も楽しめるような雰囲気の美術館です。
安乗埼灯台(あのりざき)
伊勢志摩の安乗崎の先端に立つ真っ白で四角形の珍しい灯台が「安乗崎灯台」です。この近くの海は難所が多いことから安乗崎、大王崎、鎧崎の三つの岬が、志摩三崎と言われています。伊勢〜熊野間で一番初めに点灯した灯台として知られ、歴史の深いスポットでもあります。灯台からは、真っ青の太平洋と緑豊かな伊勢志摩の風景を上から眺めることができます。
日本の名作映画「喜びも悲しみも幾年月」の舞台にもなりました。近くには安乗埼灯台資料館があり、灯台の歴史や資料などが展示されています。
アクアイグニス
「癒し」と「食」をテーマにした複合温泉リゾート施設として2012年にオープンした「AQUA IGNIS」は、一流の料理人たちによる極上の食事とデザイナーやアートディレクターたちによる洗練された客室を楽しめるラグジュアリーなリゾートです。
食事のバリエーションは、スイーツ・ベーカリー・イタリアン・和食・BBQとどれもこだわりの一品だけを楽しむスタイルのもの。スイーツ部門ではスイーツづくりや料理に活かせるおしゃれアイテムとして親しまれている「コンフィチュール」というフランス流のより果物の美味しさを生かしたジャムを購入することができるなど、体験して持ち帰ることもできる点も魅力です。
温泉施設も「片岡温泉」という天然アルカリ性の温泉で癒しの時間を過ごすことができます。その他にもSPAやお肌の潤いを最大限まで引き出す「ミネラルミスト浴」、湯上がりに楽しめる温泉カフェなどが充実しており、贅沢な時間を楽しめます。
三重への主要エリアからのアクセス・所要時間
三重県には、空港と新幹線の駅がないことから、名古屋または大阪を経由して向かうことになります。
愛知・中部国際空港からは、三重県津市まで津エアポートラインの高速船で向かうか、名古屋鉄道(名鉄)で名古屋駅へ行き、JR在来線・近畿日本鉄道(近鉄)・高速バスに乗り換えて三重各地に向かいます。中部国際空港から名古屋駅までは所要時間28〜35分です。
大阪・大阪国際空港(伊丹空港)から大阪市内の近鉄上本町駅で近鉄に乗り換えて三重に向かう方法もあります。伊丹空港から近鉄上本町駅までは、大阪空港交通の空港リムジンバスで所要時間35分です。
詳細は、各交通機関のホームページにてご確認ください。
中部国際空港HP
大阪国際空港(伊丹空港)HP
名古屋鉄道(名鉄)HP
津エアポートラインHP
JR東海HP
近畿日本鉄道(近鉄)HP
三重交通HP
大阪空港交通HP
飛行機を利用する
各地から中部国際空港までの所要時間
- 新千歳空港から:約1時間50分(ANA、JAL、SKY、エアドゥ、エアアジア、ジェットスター)
- 成田空港から:約1時間15分(ANA、JAL)
- 羽田空港から:約1時間(ANA、JAL)
- 福岡空港から:約1時間25分(ANA、ジェットスター、スターフライヤー、IBEX)
- 那覇空港から:約2時間20分(ANA、JTA、SKY、ジェットスター、ソラシドエア)
各地から大阪国際空港(伊丹空港)までの所要時間
- 新千歳空港から:約1時間55分(ANA、JAL)
- 成田空港から:約1時間25分(ANA、JAL)
- 羽田空港から:約1時間15分(ANA、JAL)
- 福岡空港から:約1時間15分(ANA、JAL、IBEX)
那覇空港から:約2時間5分(ANA、JAL)
新幹線を利用する
各地から名古屋駅までの所要時間
- 東京駅から:約1時間45分(新幹線のぞみ・ひかり)
- 広島駅から:約2時間20分(新幹線のぞみ)
- 博多駅から:約3時間25分(新幹線のぞみ)
中部国際空港・名古屋駅・大阪上本町から三重各地までの所要時間
伊勢市まで
- 中部国際空港から:2時間5分(高速船+三重交通特急バス ※1日2往復)
- 近鉄名古屋駅から:1時間20〜30分(近鉄特急)
- JR名古屋駅から:1時間30〜45分(JR快速「みえ」)
- 大阪・近鉄上本町駅から:1時間40〜45分(近鉄特急)
鳥羽まで
- 中部国際空港から:2時間50分(高速船+三重交通特急バス ※1日2往復)
- 近鉄名古屋駅から:1時間35〜45分(近鉄特急)
- JR名古屋駅から:1時間45分〜2時間5分(JR快速「みえ」)
- 大阪・近鉄上本町駅から:2時間(近鉄特急)
桑名まで
- 近鉄名古屋駅から:20分(近鉄急行)
- JR名古屋駅から:20〜40分(JR関西本線快速・普通)
- 大阪・近鉄上本町駅から:2時間(近鉄特急)
津まで
- 中部国際空港から:55分(高速船45分+路線バス10分)
- 近鉄名古屋駅から:45〜55分(近鉄特急)、1時間〜1時間10分(近鉄急行)
- JR名古屋駅から:50分〜1時間(JR快速「みえ」)
- 大阪・近鉄上本町駅から:1時間20〜30分(近鉄特急)
伊賀上野まで
名古屋駅前名鉄バスセンターから:1時間40〜50分(三重交通高速バス)
熊野まで
- JR名古屋駅から:3時間5〜15分(JR特急「南紀」)
- 名古屋駅前名鉄バスセンターから:3時間24〜34分(三重交通高速バス)
三重観光の移動手段
電車
三重県は各エリアが広範囲で離れていることから、観光はエリアを決めてめぐるのが良いです。各エリアまでの移動は、JRや近鉄の電車が便利です。近鉄の特急「しまかぜ」といった伊勢志摩の「賢島」へ向かう観光列車もあるので、電車での旅を楽しんでください。
タクシー
数人での旅行だったり、駅などエリアの中心地から少し離れた観光スポットまで行きたい場合には、タクシーを利用してもいいです。各タクシー会社で、主要な観光スポットをめぐって案内もしてくれる観光タクシーや、行きたい場所やコースなどの要望を聞いてくれる貸切タクシーなどもあります。
レンタカー
運転ができるのであれば、各エリアの駅前などで、レンタカーをかりて観光するのもいいですね。高速道路などを利用すれば、エリア間の移動もスムーズで広範囲で観光ができます。乗り継ぎの時間なども気にせず、行動できるのも便利です。利用するのであれば、運転免許証を忘れずに携帯して、旅に出かけましょう。
レンタサイクル
レンタサイクルで観光スポットをめぐってもいいですね。三重の主要な観光エリアでは、レンタサイクルショップや観光案内所などでの貸し出しをしているところもあります。事前に予約しておけば、スムーズでしょう。レンタルする際は、身分証明書等が必要になる場合もありますので、準備して出かけてください。
お得なフリーチケット
JR東海「青空フリーパス」
愛知県や岐阜県から三重に向かう際に便利な1日フリーパスです。土日・休日と年末年始(12月30日 〜 1月3日)の期間限定ですが、フリー区間での快速・普通列車の普通車自由席で乗り降り自由となっています。
【料金】
- 大人2,570円
- 子ども1,280円
【利用期間】
土日・休日および年末年始(12月30日 〜 1月3日)
【有効期間】
乗車日当日
※乗車日が翌日にまたがる場合は、0時を過ぎて最初に停車する駅まで有効
【発売場所】
きっぷの出発駅または周辺のJRの主な駅、主な旅行会社の支店・営業所
【公式サイト】
https://railway.jr-central.co.jp/tickets/aozora-free-holiday/
近畿日本鉄道「伊勢神宮参拝きっぷ」
近鉄を利用して伊勢神宮参拝するのに便利なきっぷです。3日間有効で伊勢志摩エリアに泊りがけで出かけるのであれば、お得に楽しめます。オリックスレンタカーの割引など特典もついています。乗車日を指定しての事前購入が必要です。
【料金】
関西発(大阪難波・京都・近鉄奈良などから)
- 大人6,800円(中学生以上)
- 子ども3,400円(小学生)
東海発(近鉄名古屋〜近鉄蟹江から)
- 大人6,100円(中学生以上)
- 子ども3,050円(小学生)
【セット内容】
- 近鉄電車発駅からフリー区間(松阪~賢島間)までの往復乗車券とフリー区間の乗車券
※関西発・東海発それぞれのエリア内であれば、ゆきの発駅とかえりの着駅が異なる場合も利用可能 - 近鉄電車「ゆき」(発駅→松阪~賢島間)と「かえり」(賢島~松阪間→着駅)の特急券引換券
- 近鉄電車フリー区間(松阪~賢島間)用特急券引換券2枚
- 三重交通バスの伊勢・二見・朝熊エリア指定区間3日間乗り放題
- 伊勢神宮内宮と伊勢志摩近鉄リゾート各ホテルを結ぶ「パールシャトル」の片道1回乗車券(事前予約制)
- オリックスレンタカー約30%特別割引
【発売期間】
通年(前売り限定)、乗車開始日の1ヶ月前から販売
※乗車日当日の購入はできませんのでご注意ください。
【有効期間】
発売時に指定した乗車開始日から3日間有効
※ただし、利用開始後は発駅からフリー区間(松阪〜賢島間)までの往復は1回限り有効
※フリー区間外で下車する場合は、旅行が終了したものとしてきっぷは回収されます。
【発売場所】
近鉄の駅窓口、近畿日本ツーリスト・JTB・日本旅行各グループ、農協観光の主要支店・営業所
【公式サイト】
https://www.kintetsu.co.jp/senden/Railway/Ticket/sanpai/#link02
三重の年間イベント情報
2月
お綱かけ神事
熊野市の「花の窟(いわや)」では、毎年2月2日と10月2日には、季節の花々や扇子などを結んだ約170mもの長い「御綱」を、ご神体の岩の上から境内南にある松のご神木に渡す「お綱かけ神事」が行われます。
長い綱は、稲わらを使って、毎回、地元の方たちが大勢参加して作りあげます。年2回の架け替えの際は、前の綱が残っていても自然に落ちるまでそのまま残されます。そのため、2本の綱がかかっていることもあります。
4月
春の神楽祭
伊勢神宮で、神恩に感謝し、国民の平和を祈るために、毎年4月末の「昭和の日」をはさんだ3日間に行われる行事です。祭りの初日には、午前11時と午後2時に、内宮神苑の特設舞台で舞楽が上演されます。この行事は、毎年9月の秋分の日をはさんだ3日間にも開催されます。
6月
丸山千枚田「虫送り」
熊野市の「丸山千枚田」では、毎年6月に「虫送り」が行われます。稲作の害虫駆除と豊作を祈る農耕行事で、1953(昭和28)年までこの地区で行われていました。一度、途絶えていましたが、熊野古道が世界遺産に認定された2004年に復活して、毎年開催されています。
夕方になると棚田に1,300本余りの灯りがともされ、日が暮れるとともに幻想的な風景が広がります。
8月
熊野大花火大会
はじまりは250〜300年前ともいわれる歴史ある花火大会で、毎年8月17日に開催されます。お盆の初精霊供養に簡単な花火を打ち上げて、花火の火の粉で灯籠を焼いたのが、その起源とされています。
花火大会の規模は拡大しても、灯籠焼きの伝統は残されています。大会のフィナーレには、世界遺産「鬼ヶ城」の岩場や洞窟を利用した仕掛け花火も行われます。獅子岩周辺は、花火に浮かぶ獅子岩を写真に収めようと、多くのカメラマンが集まる撮影スポットとなります。
9月
なばなの里「ダリア・コスモスまつり」
桑名市のなばなの里では、秋のダリアやコスモスが咲く時期に合わせてイベントが開催されます。広大な花壇の「花ひろば」には約150万本ものコスモス、そして200種32,000本ものダリアの花が咲きほこります。
この時期には、日没ごろから閉園する21時まで、「花ひろば」ではライトアップも行われ、昼間とはまた違う雰囲気で楽しむことができます。
10月
鈴鹿F1日本グランプリ
鈴鹿サーキットでは、1987年から20年以上、毎年「F1(Formula 1)日本グランプリ」が開催されています。国際自動車連盟(FIA)の定める規定で開催される世界選手権のタイトルレースで、熱戦が繰り広げられます。
11月
氏郷まつり
松坂市では、毎年11月、松坂城を築城した「蒲生氏郷(がもううじさと)」の功績をたたえた「氏郷まつり」が開催されます。氏郷公や奥方の冬姫に扮した二人を中心に、甲冑姿の武士、鉄砲隊など、総勢200名が参加して松坂の城下町をねり歩く「武者行列」は、迫力があります。
広場では、出店が立ち並ぶほか、「松阪しょんがいソーラン」といった踊りが披露されたり、お祭りを盛り上げます。
12月
神宮奉納餅つき
伊勢神宮外宮・内宮では、毎年大みそかの年越しまいりの参拝客にお餅が無料でふるまわれます。「神宮奉納餅つき」ではこのお餅をついて年越しの準備をします。いただいたお餅は、神宮のかがり火で焼いて食べると、無病息災のご利益があるといわれています。